27日に財務省「経済情勢報告」で全国及び11の各地方財務局の管轄ごとの経済情勢が発表されました。全国総局については「新型コロナウイルス感染症の影響により、経済活動が抑制されるなか、足下で急速に下押しされており、極めて厳しい状況にある」として、2001年に発表始まって以来初めて「極めて厳しい」という表現が使われました。
https://www.mof.go.jp/about_mof/zaimu/kannai/202001/bo097.pdf
地域ごとでもほとんど(10の地域)で「厳しい」または「極めて厳しい」という表現が使われています。唯一、四国地区だけ「足下で下押しされた状況にある」という表現にとどまっています(サービス業や消費財の生産が発達していないため?)
歴史学者、哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、危機的状況は時代の流れを早めるという趣旨のことを言っていました。
たしかに行動が著しく抑制される生活を克服するために、ネット、オンラインやロボットの導入が加速され、これまで遅々とした議論しか行われてこなかった学校の9月開始が急速にクローズアップされたりと、時代の流れが速まる予感が散見されます。
あるいは社会構造そのものに関しても、コロナウイルス感染者の行動をスマホアプリ等を利用してリアルタイムに監視することを多くの人が是認していると聞き、個人的には恐ろしく感じつつも今の危機意識のなかでは多くの人が受け入れてしまうんだな、と認識しました。こうした風潮が社会のパラダイム変革につながってくるのかもしれません。
http://web.kawade.co.jp/bungei/3473/
5Gが実用化されて間がありませんが、すでに6G(第6世代移動通信システム)の標準化に関する協議、研究が行われ始めています。情報の量とスピードが飛躍的に高まる時代の中で、感染症や自然災害の影響を著しく受ける大都市への集中が、これを転換点に緩まり、いずれ逆行し始める可能性もあります。
今の状況の先に何が出てくるのか、変わるのか、コロナ感染拡大の大きさ・スピード、国内外の経済状況、アメリカの大統領選挙などの大きな出来事を注視していく必要を今まで以上に感じます。
・・・昨日も天気が良く、早朝2時間ほど庭の草むしりをしたは、高松市南郊の由良山へ行ってきました。
山というより丘ですが、平野の中にぽつんと起伏があってたいへん目立つ存在です。
小さな子どもでも歩ける山ということもあり、子どもさんを連れた数家族を見かけました。
ガイドには歩行時間53分とありましたが、40分ほどでぐるっと一周してこれる易しい山ですが、山頂付近からの見晴らしは良好です。山麓にはB級?C級?の見学スポットもある、好もしい山です。