「精油の宝石】といわれるジャスミンのご紹介です。
ローズが「精油の女王」ならばジャスミンは「精油の王」とい言われています。
とりわけ女性に好まれる香りですが、その効果は女性特有の症状に
とても有用性があるからなんでしょうね?

私もよくカウンセリングのときに話すのですが、
「その人に必要な香りは、必ずいい香りに感じるものです」

■歴史
クレオパトラが薔薇と同様に愛した香りとして有名です。
敵対する将軍にクレオパトラがこのジャスミンを多様して
クレオパトラを自分のモノにしたい!と欲情させ、悩殺!!
そして国を落としたという逸話もあるんです。

■世界のジャスミン利用法
インドやアラビアでは古くからこのジャスミンを利用してきました。
ジャスミンは「夜に香りが一番増す」といわれており、
催淫特性は「ためらいを取り払い人間の本能を呼び起こし、
人間としての欲求を開放する花」といわれています。
この花を「夜の女王」と呼びこの媚薬効果を存分に利用していました。

■特徴
ミドル~ベースノートのとても甘く官能的なフローラルな香り
※ちなみにジャスミンは精油ではありません。本来精油というのは水蒸気蒸留法という
方法で採取されるものです。ジャスミンはとても繊細な花弁を取り扱うので水蒸気蒸留法では
ジャスミンのデリケートな香りは採取できません。普通はアブソリュート法という豚の油で成分を取る
方法で多くは採取されています。

■ジャスミンで好転すると思われるセクシャルな問題
・内向的で緊張しやすい人
・セックスに対して不安や恐怖を抱えている人
・子宮が未熟で深くペニスを挿入されると痛みを感じる人
・大胆になりたいと思っている人
・セックスに自信が無い人
・心理的インポテンツ

■主な成分
モノテルペン系アルコールのネロール
酢酸リナリル
テルピネオール ジャスモン ゲラニオール
エステル類のアントラニル酸メチルなどを含みます。

■ホルモンとの関係
・酢酸リナリルは脳内のセロトニン(幸福ホルモン)の分泌を促します
・ゲラニオールは女性のフェロモンといわれるエストロゲンの分泌を促します
・エステル系は神経を落ち着かせ、安定した精神を保たせます

■主な働き
1、心への働き:気分を紅葉させながらも、緊張を解きほぐしリラックスさせる
2、体への働き:分娩をスムーズに促進させホルモンバランスを整える。男性の性的コンプレックスにも有用性がある。
3、肌への働き:乾燥肌、敏感肌お整え肌の弾力を高める
4、注意事項:妊娠中は使用しない。使用しすぎると体液の働きを妨害する危険性がある。集中力が必要なときは使用を控える。
5、相性のよい精油:オレンジ、サンダルウッド、ゼラニウム、フランキンセンス、ネロリ、ローズ、パルマローザ、ベルガモット、マンダリン、メリッサ、ローズウッド、ホーリーフ、クレメンタイン

■木綿子の余談
花を利用する精油ののほとんどに催淫作用があるとおもって間違いないです。
花の花弁は人間で言うと性器に当たる部分といわれています。
蜂や虫をおびき寄せ受粉するために香りで引き寄せ、蜜を与える・・・

きゃーなんかいやらしい!!
女性の性器みたいじゃないですかぁー!

注意しなければならないのは
この花を利用する精油のほとんどに
「エストロゲン様作用」といわれる生理を引き起こす可能性の
ある成分が含まれていることです。ジテルペンケイアルコール類や
セキステルペンアルコール類など多くの成分があります。
ですから妊娠初期~中期に関しては禁忌の精油となりますが、
逆に月満ちた臨月に入ると分娩の助けになると欧米では分娩時に
利用されていることでも有名です。

■ワインポイントアドバイス
最近の30~40代の女性の3~4割の人がかかっているといわれる
子宮内膜症や子宮筋腫の原因のひとつは骨盤内の「冷え」だといわれています。
実はこれは現代の日本の生活によって引き起こされた現代病なんですって!
ジャスミンのような子宮の強壮作用のある骨盤内を暖めるといわれている
精油がとても助けになると思われます。
他に子宮を暖める有用性のある精油は:ローズ、ネロリ、クラリセージなどが有名です。