815日終戦記念日に34回目の放射線。2月の初回入院に始まる予定されていた抗ガン剤と放射線の全ての治療が終了した。

でその結果は? 831日の耳鼻科外来でCTを撮影、結果を聞く。「原発巣、転移巣共に異常は見られない」とのこと。治療が終盤になるにつれ、口には出さねど結果が常に気に懸かっていたので、本当にホッとした。思わず笑みがこぼれそうになったが、主治医はニコリともせず「CT画像上では」と淡々と説明する。

そう分かっています。相手はガン、画像上見えていなくてもしぶといのが残っていて、いつ再発や転移があるか分からない。決してガンとの戦いが終戦となった訳ではなく、来月のPET検査を皮切りに、これから暫く(5年?)定期検査が続きその度にドキドキするのだろう。が次の検査までの間、病気のことは忘れていよう。以前のように旅行もしなければ。

私が受けた放射線治療は、IMRTを更に進化させたVMATというものだった。勿論専門的な説明などできないが、とにかく凄いらしいし、実際に結果を出しているので確かに凄いと思う。

放射線治療が始まる時、

・耳鼻科のDrから、うちの放射線は世界一の機械てす。二番目ではないですからね。

・放射線科のDrからは、私達は治す積もりでやります。結構自信もありますから。

と言ってもらい心強く感じた。診断を受けた最初の病院のDrが、特に転移部の病巣・・消せるかな、と患者の前で自信無げに首を捻っていたのを思い出すと、病院を変えて大正解だったと思う。これも告知を受けてから、多くの患者ブログを読み漁っていく中でIMRT放射線治療を知ったお陰だった。

ということもあり、少しでも他の方のお役に立てればと始めたこの「治療」ブログだったが、治療が一段落したのに合わせ取り敢えず休止とさせていただきます。今までお読み頂きありがとうございました。