天城荘泊の翌日は趣を変えて、東府やResort & Spaにステイです。1人ではハードルの高い宿ですが、4月の平日、一部屋しかないシングルならば、天城荘と3000円しか違わなかったのです。修善寺からバスで吉奈温泉口まで行けば、1分で迎えに来てくれます。

この日は平日と言うのにこちらはセレブっぽいカップル、ファミリーでかなり混み合っていました。

 選べるのは色浴衣だけではありません。帯の種類もこんなに!

ここはかつて黒船の時代に唐人お吉が湯治した温泉旅館だそうですが、赤倉リゾートが経営を引き継いだ今や老舗温泉の面影は全くありません。
 
従業員の方は皆、親切でしたが、天城荘の素朴さに馴染んでいたので、最初はちょっと浮いた感じでした。
 
でも、時間限定ながらもドリンク無料のラウンジやら、足湯しながら食事できるカフェなど、ゆったり休める空間がふんだんにあるので、だんだんと心地よくなってきます。スパも利用できます。

夕食と朝食は完全なる和食。朝、焼き海苔が備長炭で炙られて出てきたのには驚嘆しました。食後のコーヒーは食事処の外のテラスでいただく事も可能。

 

敷地内には片道40分の小高い山があり、本格ウォーキングもできます。天気が良ければ富士山が見えるそうでか、その名も富士見平と言いますが宿泊日には富士山は見えませんでした。
 

お風呂は、前日の天城荘があまりにすごかったので、普通に感じましたがタオルやアメニティは風呂場に備え付けで快適に間違いありません。しかし、何故かここでも誰にも遭遇せずに、ここでも貸切状態でした。団体ツアー客意外はガツガツ温泉に入らないものなんですかね。お湯は透明、弱アルカリ単純泉。循環ですが優しい系です。

 チェックインから12時のチェックアウトまでのんびりして、さらに足湯カフェでランチして帰りました。足湯カフェの上には藤棚。初夏にはホタルが見えるそうでいつか季節を変えてリピートしてみたいお宿です。
 
滝見の露天風呂は、空の色が刻々と変わる早朝がオススメだと伺い、早起きして出かけてみると、やはり独り占めすることができました。

ちなみに夜もライトアップの消える21:00までに宿に帰るのを条件に入れます。
どんな感じか見に行きましたが、立ち寄りの男性グループの先客ありでした。
そこに入って行くのもなんたかなぁ、だし、かと言って独りで入るのもかなり怖い感じでしたので、夜はパスでした。
 
2日目は別のお宿へ移動する予定ですが、天城荘のチェックアウトは少しのんびりの11時。
天気もまずまず…なので、河津七滝(ななだる)を回ることに。
 
時間と体力が無ければ、片道、路線バス利用することが出来ます。
1番上のバス停は「水垂」で、下のバス停は天城荘のある「大滝入口」。

でも大滝の遊歩道は数年前の大雨以来、閉鎖されているので、天城荘のお風呂からアクセスするしかない状況です。
 当方、大滝はかなり堪能したため、それ以外の六つの滝めぐりに出かけたいと思います。
天城荘を10:30に出てぶらぶらと散策開始。
道は登りにはなりますがそれほど大変ではなく、誰でも楽しく散策できるレベルです。



新緑が目に眩しいこと!

大滝の次の滝は出合い滝。

2本の水流が1本に交わっているところからついたネーミングですが、非常に清々しさを感じる場所でした。
かに滝の次は初景滝、

蛇滝

えび滝。そして釜滝

その後、のんびりウォーキングで五つの滝を巡り、更に猿田淵まで足を伸ばしました。

帰りもバスは使わずゆっくり戻り、天城荘の近くで苺スイーツをいただきました。

これもれっきとしたご当地ものです。私は朝食でお腹いっぱいでしたが、ランチが食べたければ、ワサビ丼なるものも名物のようでした。
 
宿に戻って、いただいた日帰り入浴券を使い、内湯にドブン!露天も使えますが、もう充分に堪能してますので。
逆に内湯で正解だったのは、こちらの宿では夜と朝の男女入替ではないので、連泊しないと違う内湯は体験できないのです。日帰りでは既に男女が入れ替わっていたので、また違う雰囲気のお風呂を楽しむことができました。

ゆっくりお湯でウォーキングの汗を流して、宿の目の前のバス停より吉奈温泉に向かいます。 

本日のお宿は「大滝温泉天城荘」。河津駅からは時間限定の送迎があり。
時間が合わなければ、路線バスのバス停(大滝入口)が宿の目の前。
河津駅、もしくは修善寺方面からアクセス可能。
 
こちらはかのテルマエロマエのパート1でロケ地に選ばれた温泉です。
映画の中では、露天風呂に浸かりながら、初めてルシウスが温泉卵を食べるシーン等で使われておりました。ロビーにはルシウスの衣装やら、伊豆の踊り子の衣装があってコスプレする事も出来ます。さすがに1人ではやりませんけどね~。
 
お宿は「チェックイン後はお邪魔しません」のお布団自分敷き湯治スタイル。チェックインの際に、数多くの温泉の説明を聞いて、後は決められた時間に食堂に行く以外、完全なフリースタイル。
 
いつもは取材やら、団体さんやらで賑やかしいこちらの宿も、何故かこの日の宿泊客は3組オンリー。日帰り客もいなさそうなので、バスローブをレンタルして、早速、徒歩五分の距離の露天風呂に出かけました。

例の滝見の温泉は水着着用の混浴ですが、なんと昼も夜も独り占めでした。
イイんですか~、本当に!

 

 滝見の温泉の奥には、スチーム効果のある「穴風呂」がありました。
男女入口別ですが、中で一つになりますよ。
 
 お湯は透明、単純温泉。
あっさりしてますがちゃんと源泉掛け流しでお湯の中からぷくぷく湧いてきます。
 
とにかく滝の近さはハンパない。しかも河津七滝の一つ、大滝ですから、自然が好きなワイルド派にはこたえられない温泉ですね。

 
部屋にいてもこの季節、ウグイス始め、小鳥の声がBGMで癒やされます。
 
内湯にも沢山浴槽があり、多少混んでいてもゆったり入れそうです。ここでは、夜と朝は、男湯、女湯の交代はないので、もし、両方入りたければ、チェックアウト後に利用できる日帰り入浴券(宿泊客は無料でもらえます)を使えば前の日とは違う内湯に入れます。
 
ちなみに、翌日は河津七滝をのんびりウォーキング後に再びお風呂をいただいたので、違う内湯を体験できました。


長らくお休みしてしまいましたが・・・またまた日記を再開します。
旅を休んでいた訳ではないので、アウトプットをがんばりたいと思います。

4月はほぼ1ヶ月仕事をお休み。普段は動けない平日利用でお出かけする事ができました。
 
それなら土日はお一人様ではイマイチ、敷居が高い場所に行ってみよう。
 
まずは鈍行に乗り、今井浜海岸へ。駅から徒歩五分程で今井浜東急リゾートに到着。
どうやらここのパンケーキがスゴイらしいっていうのを電車の広告で眺めてたら立ち寄りたくなりまして。



 海の見えるティーラウンジで、食べる限定20食のAlii (アリィ)パンケーキ!

土日は混みそうなこのラウンジも、平日はガラガラ。外のテラス席にいると、なんだかハワイにでもいるようです。
波の音を聞きながら、のんびりボリューミイなパンケーキをいただきました。

ちなみに、ウズ高い生クリームの山。甘みも抑え目でなかなか美味しかったけど、やはりカロリーが気になり、完食はできませんでした。友人とシェア、ならイケるかもしれませんね。
 
今井浜海岸から河津までは一駅。歩いても行けそうでしたが、今回は荷物もあるので、再び鈍行でお宿の送迎のある河津に向かったのでした。
2回目の屋久島、最終日は飛行機の出る時間までパワースポットめぐりに案内してもらいました。

益救(やく)神社。宮之浦にある、正式参拝もできる立派な神社です。
ご祭神はウミサチ、ヤマサチの山幸彦様、その他、大山祇命、コノハナサクヤヒメ、トヨタマヒメ、タマヨリヒメなど、山の神様と竜宮ファミリー勢揃いです。

今回は最終日になってしまったけど、本当は山や森に入る前にご挨拶すべきところかもしれません。

牛床詣所(うしどこもいしょ)。山岳信仰が根づいている屋久島。女人禁制で岳参りに出向けない女子供が、詣所と呼ばれる場所でご馳走などをふるまったという場所です。
とにかく神秘的で屋久島にとって大切な場所です。

自然の素晴らしさを通じてパワーを与えてくれる屋久島。
だからこそ、まずは屋久島の原点ともいえるこういう場所に出かけて、自然やら目に見えないものに対する畏敬の念を抱くことが必要なのかもしれません。

3泊4日の旅の締めくくりは、空港前の温泉で。
疲れは手放し、屋久島の気を温泉から最後まで存分にいただきました。