ブログ綴ることで冷静になれる。
仕事を終え自宅に上がると
ユウタロウの異変にきづく。
40度越えての高熱。
ボーっとして横でいてと甘える。
次第に意識朦朧。
初の熱性痙攣、失禁、意識なし。
こういう状況のとき
落ち着け落ち着けと自分に
言いきかしながら事をなす。
救急車より車が早いと
電話でやり取りしながら救急病院。
諸々の処置を終え点滴にて様子見。
電話してから病院着くまでが
どれ程長かったか。
運転するヤスくんも
ユウタロウを抱く私も
互いに動揺しないよう冷静を保つ。
硬直し無反応なユウタロウに
なすすべも無く
看護師さんたちに託す。
待機中の待合室。
ユウタロウの泣き声が聴こえて
一安心と共に流れてくる涙。
今回フラッシュバックが起きたのは
ヤスくんだったみたい。
いろんな人が過った…
オトコは弱いわ…
なにもできへん…
これがハナだったらムリやな…
ユウジさん(私の父)はスゴイわ…
ってもらす言葉。
ヤスくんの言葉に
ユウタロウを想いながら
溢れてくるのは両親のこと。
それを感じるだけで震えてる私がいる。
私は呼吸がないまま誕生し
生後まもなく手術になり
助かるか分からないと先生に告げられた時
「自分の生命と引き換えにしてもいいから
私を助けて欲しい」と神様に誓った父。
母は私が重病で誕生したことを知らされず
父ひとりがその役目を担った。
夜中誕生にも関わらず
奇跡的にもオペをできる先生が
近隣の病院にいたり
多くの方が輸血に走ってくれたり
すべての方々の祈りが
私の生命力に繋がった。
いままでどんなに苦労かけても
どんなに迷惑かけても
どんなに偉そうな口聞いても
私を見捨てなかった父。
父には私が救われたときに
肚が坐ったんだろう。
愛する人を想うって
嬉しさや喜びもあれば
苦しさや悲しさも同じようにある。
でもこの感情はすべて
愛から生まれでるもの。
親になって、親を学ぶ。
親になって、親を理解する。
自分が愛されてきたように
子を愛してあげられる。
一番密接だった親は一番のお手本。
我が子への愛が止め処なく溢れるのは
私が自分を愛してる以上に
両親から愛されてた存在ってこと。
ユウタロウを通して
過去の私がまた息を吹き返した。
私から生まれた分身は
並大抵の事では凹たれない。
チビ分身は小ちゃな身体張って
私にいつも学びや気づきをくれる。
己の生命より大切なものに出逢えると
それ以外の出来事やものが
ちっぽけに思えることを知らされた。
自分のことのように
愛する相手に出逢えると
生命すら惜しくないことを
初めてユウタロウに魅せられた。
親は偉大だよ。
子どもはもっと偉大。
すべて順繰りだね。
自宅で様子見になったユウタロウ。
迎えに来てくれたヤスくんは
真っ赤なお目目で大分泣いた様子。
ヤスくんの想い。
たった一瞬だがすごく長い間のような満たされた時間だった。 エネルギー使いきったことを
見据えてるかのように
私たちの背中をトントン叩いてくれてた。
今日の勇者はスマイル満点のハナ。
ありがとね。

