多分、だまされた人、の話
その人は
インターネットでアフリカの某国にある油の取れる植物を売っているサイトを見つけました。
その人は
油の取れる植物で商売しようと思っていたところでした。
メールで問い合わせしたところ、ドラム缶で4本の在庫がある、コンテナで出荷できる、自分は直営農場を持ち、政府からも認可されているとのこと。
その人は今は退職しているのですが、貿易関係の会社で働いていたこともあり、英語も堪能で、海千山千の修羅場を潜って来た自負もありました。
相手先の信用調査と値段交渉に入りました。
相手先にそれらを要求すると
政府認可の書類一式と、農場の写真、会社と社長の写真、そして直の電話まで入りました。
相手側の言い分としては
30万円程度でサンプル出荷できるので送金して欲しいとのこと、他からも注文が入っており、今を逃すと来年まで待たなければならない、とのことでした。
自分は日本が好きです。いろいろ世話になったこともあり、出来たら日本と事業関係を持ちたい。今回は出血覚悟で取り引きしますと言い添えて来ました。
その人はまあこの程度の金額ならば良いか、と思い、送金しました。
相手から、自分の国は貧しいので、大いに助かりますとの感謝の言葉が、貿易書類などと一緒に添えられて来ました。
そして、商品を農場から港まで運ぶ際の苦労話、コンテナで出荷する際の難しさを書いてきました。
その人は、まあアフリカなら仕方ないかと、思い、コンテナが届くのを心待ちするようになって来ました。
その人は知りませんが
ここから、いろいろな問題が持ち上がります。
ー続くー
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