フィロティモ弦楽四重奏団のコンサートを聴いてきました。

フィロティモSQの演奏を聴くのは前回の3rdコンサートに続いて2度目。

前回の演奏がすごく良かったので、今日もとても楽しみに聴きに行ってきたのだけど、今回も期待どおり素晴らしい演奏会だった。

プログラムは

①ヴォーン・ウィリアムズ 弦楽四重奏曲第1番

②シベリウス 弦楽四重奏曲

 

と、決してメジャーとは言えない渋い選曲。

どちらの今日、初めて聴いたけど、静と動、緊張と緩和が交錯する魅力的な弦楽四重奏曲だ。

今になって、このような魅力的な室内楽曲と出会えるとは幸せなことだ。

 

フィロティモSQの演奏は息もぴったりのアンサンブルが素晴らしく、じっくりと聴き入ってしまう。

アンコールはシベリウスのアンダンテ・フェスティーヴォ とての美しい演奏だった。

 

常設のストリング・カルテットで、定期的に演奏会を行ってくれているフィロティモSQ。

松山のような地方都市ではとてもありがたい音楽機会だ。

次回はショスタコーヴィッチのピアノ・クインテットを演奏するとのこと。

今後もフィロティモSQのコンサートが楽しみだ♪

 

現代ピアニストの最高峰 マウリツィオ・ポリーニさんが亡くなった。

近年、急速に衰えが見えてたので心配していたが、ついにこの時が来てしまった。


ポリーニ氏といえば強靭なタッチと完璧なテクニックで知られるが、1980年代から僕がもっとも好きなピアニストだった。


ベートーヴェンのピアノ・ソナタやピアノ協奏曲、ブラームスのピアノ協奏曲、シューベルトのピアノ・ソナタ、ショパンのピアノ曲の数々などなど、愛聴盤を挙げたらきりが無い。


そんな中で僕の決定盤はといえば、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番と第31番。

高校生の時に初めて聴いて以来、ベスト愛聴盤として聴き続けている。


今夜は第31番の嘆きの歌を聴きながら、ポリーニ氏を追悼した。




愛媛大学交響楽団の第79回定期演奏会を聴きに行ってきました。
いつもながら愛大響の演奏は素晴らしく、感動に包まれた午後のひと時となりました🎵



会場は今回も松山コミュニティセンター。
開演時間も15時と少し早い時間。
日曜日の午後の演奏会も、これはこれでいいものだ。

一年ぶりの定期演奏会ということで、会場内は多くの聴衆でいっぱいに。
素晴らしい演奏が聴けることに期待が高まる。


プログラムは
①ボロディン 中央アジアの草原にて
②ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」
③チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調Op.64
という充実した内容。
指揮は服部洋樹さん。


一曲目、中央アジアの草原にて、好きな曲だけど生演奏で聞くのは今日が初めて。
楽しみにしていたのだけど、中央アジアの大平原を吹き抜ける風を感じるような爽やかで美しい演奏だった。
特にフルートのソロはすごく美しかった。

二曲目、仮面舞踏会。
動と静のコントラストが際立ったいい演奏だった。

そして、本日のメインプロ、チャイコフスキーの交響曲第5番。
愛大響の第5番はこれまでに何度か聴いてことがあるけど、どれも完全燃焼の素晴らしい演奏ばかり。
今日も、期待が高まるばかり。

素晴らしい演奏だった🎶
特に第2楽章の美しさは出色の演奏だった。
ホルンのソロはどこまでも美しく、弦楽パートの美音にはただただうっとりするばかり。
そしてそして圧巻の終楽章。
学生オケならではのパッションとエネルギーが弾けた最高の演奏だった。
コーダの盛り上がりには感動しっぱなし。
この終楽章の素晴らしい演奏の立役者はキレのいいティンパニーの演奏だったと僕は思います。

感動的な演奏会を聴いて、早くも来年の愛大響定期演奏会が楽しみなのだ。

フィロティモ弦楽四重奏団の演奏会を聴きに行ってきました。

意欲的で充実したプログラムで、息の合った素晴らしい演奏を聴かせてもらい、大満足の日曜日の午後になりました🎵


2024年1月14日(日) 14:00〜

愛媛県美術館講堂

①ラフマニノフ 弦楽四重奏曲第1番

②ハイドン 弦楽四重奏曲第77番「皇帝」

③ドビュッシー 弦楽四重奏曲

アンコール 坂本龍一 Aqua



フィロティモ四重奏団の演奏を聞くのは今日が初めて。

とても楽しみにしていたのだけれど、素晴らしいアンサンブルでとてもいい演奏だった。


ラフマニノフのカルテットは初めて聞いたけど、芳醇なロマンティシズムに満ちたいい曲だ。

フィロティモ四重奏団の演奏は実に繊細で美しかった。


ハイドンの皇帝は、息がピッタリと合った演奏で弦楽四重奏の醍醐味を味わえた。


そしてそして、最大のお楽しみはドビュッシーの弦楽四重奏曲🎵

大好きな曲だけどライブ演奏で聞くのは初めて。

この曲を聞くために今日の演奏会にやって来たと言っても過言じゃないけど、曲が有している緊張感と美が見事に融合した素晴らしい演奏だった。

特に第四楽章の盛り上がりは圧巻だった。


アンコールは坂本龍一のAqua

弦楽四重奏で聴くと感動的だった。



松山のような地方都市ではなかなか室内楽の演奏会を聞く機会が無い。

そういう意味でもフィロティモ四重奏団には頑張って演奏会を続けていただきたい。

そして、なかなか聞くことのないマイナーな四重奏曲にも意欲的に取り組んでもらいたい。

次回の演奏会も楽しみだ😊

ウィーンフィルの2023年来日公演。

10月にチケットの追加販売があることを知った。

愛媛から聴きに行くとなると、チケット代に加えて交通費や宿泊費もかかり結構な出費になるのだけれど、ウィーンフィルの演奏を聴けるチャンスなんてそうそうあるもんじゃない。

思い切ってチケットをゲット✨

一生に一度の思いで聴きに行ってきました。


2023年11月18日(土)16:00から。

指揮はトゥガン・ソヒエフ。

プログラムは、

①ベートーヴェン交響曲第4番

②ブラームス交響曲第1番

ウィーンフィルで聴くにはまさに最高のプログラムだ。


ソヒエフ指揮のウィーンフィルの演奏、とにかく素晴らしかった。

ベートーヴェンの4番から、すでに大興奮の熱演が繰り広げられ、会場の雰囲気は大盛り上がり。


続いてのブラームスの1番は最初から最後まで陶酔しっぱなしの名演だった。

フィナーレの圧倒的な感動といったらまさに一生ものだ。


ウィーンフィルの音はとにかく柔らかくて豊潤で本当に美しい✨

うっとりと聴き入ってしまう♫


そして、ソヒエフの指揮ははつらつとしていて、音が躍動していた。

今回の来日公演は急きょの代役ということだったが、そう思えないような素晴らしい指揮ぶりだった。


そしてそして、アンコールはヨハン・シュトラウスのワルツが2曲。

ウィーンフィルの演奏でシュトラウスのワルツが聴けるなんてサイコーだった。


あまりにも素晴らしい演奏に、演奏が終わっても会場の拍手が鳴り止まない。

ウィーンフィルのメンバーが退出し、誰もいなくなったステージに再びソヒエフ氏が登場し挨拶。


忘れることのできない素晴らしいコンサートだった!



↑ カラヤン広場の表示。ウィーン風。


↑ サントリーホール前にはたくさんの人、ホール入口のオルゴールの演奏が始まった♫


↑ みなさんワクワクしてるんでしょうね。


↑ カラヤン広場はクリスマス仕様に


↑ いよいよサントリーホールへ入場です。


↑ 賑やかなロビー


↑ サントリーホール1階席


↑ 本日の座席からはステージがこんなにも近い


↑ ソヒエフ指揮のウィーンフィルの演奏、サイコーでした♬