「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク
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アジアで何があったの? みて・きいて! お話しと「慰安婦」展

アジアで何があったの? みて・きいて! お話しと「慰安婦」展


日時:2009年8月1日(土)13:00~21:30
場所:東京
詳細:―夏休み・親子で平和を考える―


◎中学生から大人まで誰にもわかりやすい「慰安婦」パネル展
(wam-女たちの戦争と平和資料館提供)


8月1日(土)午後1:00~9:30
8月2日(日)午前10:00~午後9:30
8月3日(月)午前10:00~午後5:00

会場:三鷹市市民協働センター 第一会議室


◎お話 


8月1日(土)午後1:30~

「慰安婦」問題 - 世界と日本の今
:渡辺美奈氏(wam-女たちの戦争と平和資料館事務局長)

三鷹市議会「意見書」採択をめぐって
:三鷹市市議会議員、ロラネットより


◆資料代:500円
◆会場:三鷹市市民協働センター 第一会議室 (三鷹市下連雀4-17-23)
◆主催:フィリピン元「慰安婦」支援ネット・三多摩(略称「ロラネット」)


毎年8月、「戦争を考える」さまざまな特集がTVや新聞で報道されますが、
年々、その企画も減り、戦争体験を伝える当事者も大半が80代を超えました。
アジアで「慰安婦」とされたおばあさんたちも例外ではありません。平和の大切さを身を以て伝える人びとが亡くなったり、高齢になるのを待っているかのような、この間の日本政府の対応に、アメリカ、ヨーロッパ、国連などが再三にわたり、公式の「謝罪、賠償、歴史教育を」と勧告しています。

そんな中、地元の三鷹市議会で、政府に誠実な対応を求める意見書が6月23日に採択されました。(7月末現在、全国で合計8市議会が採択)過去の戦争責任、戦後補償に向き合わず、軍事や経済で大国の仲間入りをもくろむ品格に欠ける恥ずかしい日本、そんな日本を許しているのは私たち市民でもあります。ぜひみなさまでお出かけ下さい。


◆主催・連絡先:フィリピン元「慰安婦」支援ネット・三多摩(ロラネット)
〒181-0014 三鷹市野崎3-22-16 ピナット気付
TEL:0422-34-5498  FAX:0422-32-9372
E-mail:hachinoko[at]ba2.so-net.ne.jp 

*[at]を@に変えて、メールして下さい。


【関 連 企 画】

◎8月2日(日)親子で平和を考えるシリーズ(1)
おはなしサロン「戦争体験と私」

-私が女学生だったとき、私が中学生だったとき-

◆時間:開会 午後2:00~
◆会場:三鷹市市民協働センター 第一会議室
◆資料代:500円
◆お話し:関 千枝子さん、谷島 光治さん
◆主催:ピナット TEL:0422-34-5498  FAX:0422-32-9372


◎8月3日(月) 親子で平和を考えるシリーズ(2)
各地の「慰安婦」の声-ビデオ上映  

◆時間:午前10:00~午後3:00
◆会場:三鷹市市民協働センター 第一会議室
◆主催:アンポをつぶせちょうちんデモの会 TEL:0422-44-0364


※三鷹市市民協働センターへのアクセス

◆中央線三鷹駅より:
徒歩・・・約15分
小田急バス・・・7番のりば(仙川・晃華学園東・杏林大学病院行き)

3番のりば(調布駅(西野経由)・国際基督教大学・武蔵小金井駅行き/八幡前下車/徒歩3分)

◆京王線調布駅より:
小田急バス・・・11番のりば(三鷹駅(西野経由)行き/八幡前下車/徒歩約3分)




東京書籍への中学歴史教科書に「慰安婦」記述の復活を求める要望書

2009.6.29


東京書籍株式会社 代表 河内義勝 様             

歴史執筆者様


中学歴史教科書に「慰安婦」記述の復活を求める要望書


来年は、2012年度版中学教科書の検定が行われる年であり、貴社におかれましては、よりよい教科書編集作業でご多忙のことと存じます。私たちは、あらゆる知恵と力を結集して「慰安婦」問題の解決を目指して活動している組織です。貴社の2012年度版中学歴史教科書に、「慰安婦」問題の記述を復活してくださいますよう、強く要望いたします。


■貴社におきましては、1997年度版中学歴史教科書に、以下のような「慰安婦」に関する記述がありました。


「慰安婦として意思に反して戦地に送りだされた若い女性も多数いた」(「戦争の長期化と中国・朝鮮」)


ところが、「慰安婦」記述に対する攻撃が激化するなか、残念ながら、その後の貴社の中学歴史教科書から「慰安婦」に関する記述が消えてしまいました。


■私たちは、以下のような理由で、貴社の教科書に「慰安婦」の記述の復活を求めます。


(1)、ご存じのように、「河野談話」は、慰安所の設置・管理、移送における 日本軍の直接・間接関与、甘言・強圧によるなど意思に反した募集、更に官憲等の加担、慰安所での強制性を、膨大な資料に基づいて認め、「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である」との認識の下で「このような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する」と、歴史教育を行う決意を明確に表明しています。
この「談話」を歴代内閣が踏襲すると公言しているのですから、教科書に記述することは日本政府が国民に、また全世界に示した公約といえます。


(2)、 さらに、日本の裁判所に提訴された「慰安婦」裁判10件のうち8件の判決で日本軍関与等の加害や、原告の被害の事実認定が確定しています。つまり、日本の司法によって明確に「慰安婦」制度の歴史事実が認定されているのです。にもかかわらず、政府閣僚からさえ「慰安婦」は商行為だった、等々の妄言も多く、それが野放しにされ、マスコミは報道を自主規制し、教科書からは消え、国民には何が真実か、が曖昧にされています。日本の若い人々が日本の過去を知らないとアジアでよく言われますが、その責任の一端は、教科書にあります。


(3)、「慰安婦」の授業を受けた中学3年のある生徒の感想文をご覧下さい。「慰安婦」問題を中学生に教えるのは早すぎるという声は一部の大人のもので、彼ら自身は日本人として、自分の問題として、過去の「ほんとうのこと」を知りたいと望んでいます。


男子生徒「こんな壮絶な話を聞いて、すごい気分が悪くなった、今の人たちは昔を知らなすぎる、と痛感た。昔にしでかしたことをどんな形でもいいから知りたいと思った。絶対に忘れられない、忘れてはいけない、昔にした罪を誰かが許しても、決して忘れず、正面から向きあうことが、今の人たちが出来る償いだと思った。政治家たちも都合よく隠そうとしないで欲しい。こういった問題をもっと知って考えていきたい。」(一部略)


女子生徒「今日の授業を受けてただひたすらに怖いと思う。レイプされる時、15歳の少女は、私とおない年の子は何を思ったか? こんな事がなかったら幸せな人生だったかも知れないのに。この授業は止めないで欲しい。辛いけれど、怖いけれど、私たちと同じ年頃の人に、一体何が起きたのか、知らなきゃいけない、絶対に。嫌なところを目隠しするように教育を受けて国を愛することに意味があるのか? 私たちには(昔の話で)関係ないと思うこともあったけど、やっぱり違うな、日本人として日本がしたことは認めなければ。国同士が友好的になるといいと本当に思う。」(一部略)


ご存知のように、現在の教育現場は、教科書に書いてないことを教わることは困難なのです。この感想文に示された、彼らの感性や人権感覚は、教わることによってこそ育つものではないでしょうか。


(4)、教科書記述は、この問題が知られて18年が過ぎ、今、次々に亡くなられている被害女性たちの強い要求でもあります。 昨年、日本でアジア連帯会議が開催されましたが、その時、来日した被害者たちは、自分たちの闘いは、次世代に同じ苦しみを味わわせたくないためでもあると涙ながらに訴えました。アジア・欧米の支援団体も教科書への記載、教育を要求しています。この問題を教育することは、被害者が望む被害の回復措置の一環であり、「慰安婦」問題を知ることを通して、次世代に現在の問題、つまり世界的な女性への性暴力の根絶や、戦争・人権とは何か、を考えさせる重要な契機となります。


(5)、ご存知のように、米下院、オランダ、カナダ、EU、韓国、台湾議会の決議が採択され、教科書への記述を含め、この問題の解決を、国際社会から強く求められています。
さらに、国連機関からは多くの勧告が出されており、最近の例では自由権規約委員会が、公的な謝罪・補償と共に、教科書に記述し、教育を行うよう勧告しました。一方、国内においても、宝塚、清瀬、札幌、福岡、最近では、箕面、三鷹、小金井、京田辺市の市議会で、相次いで日本政府の誠実な対応を求める意見書が採択され、そこでも、教育や記憶の継承が求められています。何故ならば「過去に目をつぶる者は未来に盲目になる」との言葉のように、過ちを二度と繰り返さないためには過去を正しく教えることが必須だからです。私たちの未来が、教科書にかかっています。


(6)、なお、麻生首相は谷岡郁子議員への答弁書(09年1月)のなかで、「慰安婦の問題を含め、教科用図書で具体的にどのような事象を取り上げ、それをどのように記述するかは、教科用図書検定基準に沿ったものである限り、当該図書の著作権者等の判断にゆだねられている 」と言明しています。今年3月に改定された上記検定基準には「 近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」いわゆる「近隣諸国条項」が継承されています。改訂教育基本法の「教育の目標」が新しく入りましたが、その中にも「他国の尊重」「国際社会の平和と発展への寄与」が謳われています。この意味でも、「慰安婦」問題の記述は、著作権者の皆さまにゆだねられているといえます。


■私たちは以上の理由から、貴社が教科書出版の社会的責任にかけて、2012年度版中学歴史教科書に、必ず「慰安婦」の記述を復活され、さらに、 これまでの調査・研究の成果を踏まえて、より充実させて記述されることを強く要望いたします。


「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク     


㈱日本書籍新社へ中学歴史教科書に「慰安婦」記述の充実を求める要望書

日本書籍新社は現在、唯一、本文に、この問題の記述がある出版社です。注として記述がある帝国書院への要請書も同様な内容です。一方、東京書籍、教育出版、日本文教出版、清水書院は記述がなく、代表として東京書籍への要請書を挙げます。各社には、要請書と資料(オール連帯主催の「被害者証言、院内集会」のDVD等々)を持参して訪問し、直接依頼し、また話も伺いたいと思います。

(事務局長・坪川)



--

2009.7.2


株式会社日本書籍新社 代表取締役 伊藤嘉教様           
歴史分野 執筆者様


中学歴史教科書に 「慰安婦」記述の充実を求める要望書
 
「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク


来年は、2012年度版中学教科書の検定が行われる年であり、貴社におかれましても、よりよい教科書編集作業でご多忙のことと存じます。私たちは、あらゆる知恵と力を結集して「慰安婦」問題の解決を目指して活動している組織です。貴社の2012年度版中学歴史教科書に、より一層、充実した「慰安婦」問題を記述してくださいますよう、強く要望いたします。


■貴社におかれましては、中学歴史教科書の1997年度版本文、2002年度版本文、2006年度版本文に、「慰安婦」に関して記述がなされています。2006年度版で、本文に記述があるのは貴社だけでした。

また、軍の要請によって、日本軍兵士のために朝鮮などアジアの各地から若い女性が集められ、戦場に送られました。(2006版 コラム「まぼろしの大東亜共栄圏」本文)

1997年度版には全社にあった「慰安婦」記述が、記述に対する攻撃が激化するなか、多くの教科書から消えていきましたが、そんななか、貴社が毅然と良心的な姿勢を保ち、記述を続けられたことに、心から敬意を表します。


■私たちは、以下のような理由で、「慰安婦」問題の記述の継続・より一層の充実を求めます。


(1)、ご存じのように、「河野談話」は、慰安所の設置・管理、移送における 日本軍の直接・間接関与、甘言・強圧によるなど意思に反した募集、更に官憲等の加担、慰安所での強制性を、膨大な資料に基づいて認め、「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である」との認識の下で「このような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する」と、歴史教育を行う決意を明確に表明しています。
この「談話」を歴代内閣が踏襲すると公言しているのですから、教科書に記述することは日本政府が国民に、また全世界に示した公約といえます。


(2)、 さらに、日本の裁判所に提訴された「慰安婦」裁判10件のうち8件の判決で日本軍関与等の加害や、原告の被害の事実認定が確定しています。つまり、日本の司法によって明確に「慰安婦」制度の歴史事実が認定されているのです。にもかかわらず、政府閣僚からさえ「慰安婦」は商行為だった、等々の妄言も多く、それが野放しにされ、マスコミは報道を自主規制し、教科書からは消え、国民には何が真実か、が曖昧にされています。日本の若い人々が日本の過去を知らないとアジアでよく言われますが、その責任の一端は、教科書にあります。


(3)、「慰安婦」の授業を受けた中学3年のある生徒の感想文をご覧下さい。
「慰安婦」問題を中学生に教えるのは早すぎるという声は一部の大人のもので、彼ら自身は日本人として、自分の問題として、過去の「ほんとうのこと」を知りたいと望んでいます。


男子生徒「こんな壮絶な話を聞いて、すごい気分が悪くなった、今の人たちは昔を知らなすぎる、と痛感した。昔にしでかしたことをどんな形でもいいから知りたいと思った。絶対に忘れられない、忘れてはいけない、昔にした罪を誰かが許しても、決して忘れず、正面から向きあうことが、今の人たちが出来る償いだと思った。政治家たちも都合よく隠そうとしないで欲しい。こういった問題をもっと知って考えていきたい。」(一部略)



女子生徒「今日の授業を受けてただひたすらに怖いと思う。レイプされる時、15歳の少女は、私とおない年の子は何を思ったか? こんな事がなかったら幸せな人生だったかも知れないのに。この授業は止めないで欲しい。辛いけれど、怖いけれど、私たちと同じ年頃の人に、一体何が起きたのか、知らなきゃいけない、絶対に。嫌なところを目隠しするように教育を受けて国を愛することに意味があるのか? 私たちには(昔の話で)関係ないと思うこともあったけど、やっぱり違うな、日本人として日本がしたことは認めなければ。国同士が友好的になるといいと本当に思う。」(一部略)

   

ご存知のように、現在の教育現場は、教科書に書いてないことを教わることは困難なのです。この感想文に示された、彼らの感性や人権感覚は、教わることによってこそ育つものではないでしょうか。


(4)、教科書記述は、この問題が知られて18年が過ぎ、今、次々に亡くなられている被害女性たちの強い要求でもあります。 昨年、日本でアジア連帯会議が開催されましたが、その時、来日した被害者たちは、自分たちの闘いは、次世代に同じ苦しみを味わわせたくないためでもあると涙ながらに訴えました。アジア・欧米の支援団体も教科書への記載、教育を要求しています。この問題を教育することは、被害者が望む被害の回復措置の一環であり、「慰安婦」問題を知ることを通して、次世代に現在の問題、つまり世界的な女性への性暴力の根絶や、戦争・人権とは何か、を考えさせる重要な契機となります。


(5)、ご存知のように、米下院、オランダ、カナダ、EU、韓国、台湾議会の決議が採択され、教科書への記述を含め、この問題の解決を、国際社会から強く求められています。
さらに、国連機関からは多くの勧告が出されており、最近の例では自由権規約委員会が、公的な謝罪・補償と共に、教科書に記述し、教育を行うよう勧告しました。一方、国内においても、宝塚、清瀬、札幌、福岡、最近では、箕面、三鷹、小金井、京田辺市の市議会で、相次いで日本政府の誠実な対応を求める意見書が採択され、そこでも、教育や記憶の継承が求められています。何故ならば「過去に目をつぶる者は未来に盲目になる」との言葉のように、過ちを二度と繰り返さないためには過去を正しく教えることが必須だからです。私たちの未来が、教科書にかかっています。


(6)、 なお、麻生首相は谷岡郁子議員への答弁書(09年1月)のなかで、「慰安婦の問題を含め、教科用図書で具体的にどのような事象を取り上げ、それをどのように記述するかは、教科用図書検定基準に沿ったものである限り、当該図書の著作権者等の判断にゆだねられている 」と言明しています。今年3月に改定された上記検定基準には「 近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」いわゆる「近隣諸国条項」が継承されています。改訂教育基本法の「教育の目標」が新しく入りましたが、その中にも「他国の尊重」「国際社会の平和と発展への寄与」が謳われています。この意味でも、「慰安婦」問題の記述は、著作権者の皆さまにゆだねられているといえます。


■ 私たちは以上の理由から、貴社が教科書出版の社会的責任にかけて、2012年度版中学歴史教科書に、必ず「慰安婦」の記述を継続され、さらに、 これまでの調査・研究の成果を踏まえて、より充実させて記述されることを強く要望いたします。


「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク     


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