またまたずいぶんのご無沙汰お許しください。
帰国して、実家に転がり込んでいる母娘ですが、
うちの両親は、日本の高度成長期に産業を支えてきた人たちで
しかも子育てに対して今ほど恵まれていなかった時代だったもので、
母なぞは、わたしの時も妹のときも、産後1ヵ月半ほどで職場復帰したとのことで、
なので当然わたしにも厳しく(時代錯誤だよ!と叫びたい気持ちもありましたが
そしたら「出てきなさい」と言われてしまうのが目に見えていますので・・・)
家でベビーの世話だけしているということが大変居心地が悪く、
まあ、黙っていても毎月やってくる
クレジットカードのお支払いや、香港のアパートの家賃のことなんかも有りましたので、
ぼちぼちと仕事探しなどしておりました。
まずは、コンビニやファミレスで気軽に手に入る
フリーの求人情報誌をゲットし、
一発では到底決まらないと思って、
練習で面接受けてみようかなぁ~、と思って
気軽に面接に行った会社で、
運のいいことに即採用していただいてしまいました。
そんなこんなでその会社にお世話になって早3ヶ月。
その間、産後のひだち・・・なのか何なのか、
2,3度倒れてしまうし、
ベビーもかぜが長引いてしまったり、
ベビーの夜中中のお世話で寝不足のまま会社へ行ったり、
そうして身も心も疲れ果ててしまい、
このままだとベビーのお世話もろくろくできず、
きっと何年か後、後悔をすることになるのかもしれない・・・
と思ったとき、会社を辞めて、ベビーとの時間を大事にしようと意を決し、
社長(オーストラリアのイギリス人)に相談してみました。
そうすると、意外にもすんなりと・・・
自宅勤務を認めてもらえました。
この時は本当に本当にうれしかったです。
自宅勤務を初めて1ヶ月。
通勤にかかる往復約1時間半がない分、
体が本当に楽。
ベビーが家にいるとやはり仕事ができないので
保育園には引き続き行ってもらっているのですが、
夜中に何回かグズグズしても、
少し余裕を残して授乳なり、抱っこなりしてあげられるようになったのが
本当にぜんぜん通勤勤務とは違うと思いました。
もし、あのまま香港で仕事をしていたら、
香港の産休は10週間のみで、出産日をはさんで、
2週+8週か、3週+7週か、4週+6週のどれかのパターンで産休を取るしかなく、
マキシマムでも産後9週目には職場復帰をしなければならなかったはずです。
わたしの場合、産後一人でいろいろとし、
生後1ヶ月のベビーを連れて日本まで帰ってきたり、と、
産後があわただしく、あまり休息をしていなかったので
ほかの普通に旦那さんがサポートしてくださっている方と
産後の基礎体力みたいなものが違っていたかもしれませんが、
それにしても、
今の私といえば、産後2ヵ月半(約10週ぐらい)の復帰で、
しかも半日のパートタイム勤務なのにもかかわらず、
こんなに体がガタガタいっていたぐらいなので、
きっと香港で産後、普通にバリバリとフルタイムで職場復帰していたら、
もっとボロボロだったかもしれません・・・。
そう考えると、香港でキャリアを積みながら
産後頑張ってらっしゃる方々を本当に本当に尊敬してしまいます。
と、そんなこんなで、
今は自宅勤務で少しだけ体力を温存しながら、
来るべき日に備えているわけなのですが・・・
来るべき日・・・
とうとう旦那さん、
日本へ参ります!
どうなっちゃうんでしょうね、わたしたち一家。
期待と不安と(ほとんど不安、って話もあるんですけどね)入り混じった気持ち。
もうすぐ新しい生活が始まる予感です。
- *** ちょっと長い、おまけ(笑; ***
妊娠中、「ダウン症ポジティブ」が言い渡され、
目の前を真っ暗にした経験があるわたし。
そんな時に出会ったブログがありました。
そのブログは、
「たとえわが子が障害を持って産まれてきたとして、
たとえその子が地球上で誰にも迎えられなかったとしても、
わたしが、母が、たった一人になっても、愛することができる!」
と確信するに至る下準備をさせてくれました。
陣痛の36時間。
分娩台に乗っていた22時間あまり。
不安がひとつもなかったとは言えません。
が、しかし、
出産と言うのは、安全な事態ばかりではなく、予期せぬことも起こりうるのだ。
安全は当たり前でなく、五体満足も当たり前ではないのだ。
我が子が障害を負って生を受ける確率などは
押並べて平等にある可能性なのだから。
・・・という心構えで望みました。
ですから、
帝王切開の麻酔から目覚めかかったとき、
元気な子が生まれたことを耳打ちされ、
緊張と不安の糸が切れた瞬間と言うか・・・
なぜか涙がこぼれたことを覚えています。
この本は、これから出産を控えたママとパパにぜひ読んでいただきたい本です。
この本の帯に書いてある言葉、
「全国のママさん、パパさん必読です。我が子がいっそういとおしくなるはずです。」
そのとおりですから!
- ほのさんのいのちを知って
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※モバイル非対応
このブログの主「かあさん」は本当に素敵な人!
音楽のセンスもいいし、可愛い雑貨のセンスもいい!
本当に普通に街を歩いていたらいらっしゃるような
普通の普通の方。
そんな「かあさん」の、
ところどころ小出しにされる「センス」のようなものも、
「障害児の家族は特別なもの」という先入観を
あっけらかんと排除してくださいます。
わたしもできることならば、
お手伝いさせていただきたいことがたくさんあります。。。