毎日のように感動の話をテレビなどで聴かされている。

その中でも大切な思い出に関することは多い。

今回原発事故の警戒区域の方の一時帰宅はとりわけ胸が痛む出来事だ。
そうした中で取りに帰る貴重品のうちアルバムはやはり重要な一つだったようだ。

写真屋としては特に銀塩写真での仕上げの強みはしっかりこれからお知らせしなくてはならないと感じている。
現像処理している銀塩写真は、水で洗っても乾かせば元の状態にすることが出来る。
そして写真にしてアルバムなどで思い出をこまめに整理しておかないと残るものも残せない状況になってしまう。

写真屋の使命は、思い出を形にして遺す楽しみ方を提案すること。
アルバムに整理すること、額に入れて飾ること、写真を友人や親戚に贈る事。
もう一つ富士フイルムが進めている、10000人の写真展 などの展示会に参加して人に見てもらうこと。
このことで感動の共有などの新たな喜びが生まれる可能性がある。

そのような楽しみをもっと提案していく必要がある。

また災害があるたびに思い出の大切さがクローズアップされるので、『写真にすることを通じて大切な思い出を遺すことの啓蒙』を忘れないために、東北大震災をはじめとしてこの後も継続して売上の一部を災害に対する義援金として贈ることを今回の店長会議で決定した。

                               がんこおやじ