ミラノの雰囲気や空気にもやっと馴染んできたというのに、

明日にはここをあとにしなくてはなりません。

ショッピングを満喫し、ふと思い残した事はと考えた時、

脳裏をよぎったもの。

本場のイタリアンをまだ食べていない!!!

個人旅行の難しさの中のひとつに、レストラン選びが

あるかと思います。ある程度ガイドブックの情報を

頼りにしながら、あとは実際の雰囲気や勘を頼りに

入店するのですが...

今回の旅の中でもここはと思うレストランに何度か

がっかりさせられていたので、最終日には本当に

美味しい食事がしたいなぁと思ったのです。

がっかりといっても、イタリア=食事が美味しい

という期待が大きすぎたということも

あるのかもしれません。

本当に美味しいレストランを見つける方法は、

現地の人々で賑わっているお店を探すこと

その原点に立ち返り、見つけたのが

Pizzeria da Rosy e Gabriele という大衆的なお店

店先には新鮮な魚介類が並べられ、ウエイターのおじさんは動きっぱなし、

広い店内にもかかわらず満席状態で活気があります。

間違いなくここは美味しいと確信し入店すると、

運良くすぐに席に案内してもらうことができました。

周りの殆どのテーブルでオーダーされていたのが、

ボンゴレとマルゲリータ

$寝ヅヲイトウ。

これは看板メニューに違いないと迷わず注文

これらの他に、オマール海老のパスタやサラダなどもいただきましたが、

本当にどれも美味しかったです。

お会計もリーズナブルで、コストパフォーマンスの高いお店として

おすすめできます。

最寄りの駅は地下鉄porta venezia、ミラノに行かれた際には是非。

これぞイタリアンと思えるお店にやっと出会えた大満足の、最終日の晩餐でした。



最後に総括として、何気ない風景のなかから感じたことをご紹介します。

サローネ会場の中の芝生でゴロンと寝そべるイタリア人たち

どんなときも休息、心のゆとりを大事にしているのかもしれないなぁ

日本人にはない、イタリア人のいいところを

ここに見つけたように思いました。

寝ヅヲイトウ。

寝ヅヲイトウ。

今回の旅の中で得たものは、多くのデザインを目にすることができたこと

は勿論ですが、今後デザインとどう向き合うのかを改めて思い直すことが

できたことです。

これからも、もっといいデザインを生み出していけるよう、心にゆとりを

もって日々真摯に取り組んでいけたらと思います。

4月から約半年に渡ってのミラノ旅行記、長い間のご精読ありがとうございましたw

nezu(18)







ミラノ滞在最終日 

サローネの全ての展示を見る事は最初から不可能と思っていましたが、

それでも可能なかぎり多くの展示を見ておきたいとの思いから

この日も朝から本会場へ。

寝ヅヲイトウ。

注目すべきは、サテリテと呼ばれる新進気鋭のデザイナーたちのブース

自分のデザインを理解してもらおうと、デザイナーの多くは

積極的に英語で説明していました。

アイデアを形にすることの難しさ、またそれをビジネスに変えることの

難しさを彼らは今感じているのかなぁと。

サテリテにはそういうエネルギーに溢れていて、本会場にはない活気

があったように思います。

寝ヅヲイトウ。

寝ヅヲイトウ。

寝ヅヲイトウ。

サローネの締めくくりとして、今回一番印象に残ったチェコ製の照明を

紹介します。

空間の主役になるインパクトがあり、引き込まれるような美しさ

首が痛くなるほど、随分長い間見上げていました。

東京のシャングリラホテルにも既にあるとのことですので、

興味がある方は見に行ってみてください。

寝ヅヲイトウ。

寝ヅヲイトウ。


大満足でサローネ会場を後にした僕たち

ミラノでまだやり残していること、

それはショッピングでした。

そこで向かったのは、有名ブランドが軒を連ねるモンテナポレオーネ通り

道幅も狭く、各店舗もこじんまりとした作りのお店が多く、

イメージしていた目抜き通りとは異なった印象を受けました。

歩きながらふと気になったのは、何気なくウインドーショッピング

をしている人々が多いことでした。

そこにあるディスプレーにトレンドを感じながら、純粋に眺め楽しんでいる様子は、

ウインドーショッピングの本来の意味を教えてくれたような気がしました。

美意識やゆとり、日本人にはないものをこの国の人々は生まれながらに

持っているのかもしれません。

次に向かったのは、トリノ通り

この通りは、ファストファッションといわれるブランドのショップも多く

若者も多く見られました。

寝ヅヲイトウ。

この通りで手に入れたのは、ノーブランドの2足の革靴

有名ブランドのラベルが貼られていたら、おそらく何万円もするもの

かと思われましたが、

1足30ユーロ!

いい買い物ができました。

ミラノ最終日最後の夜に続く...


nezu(17)




こんにちは

前回の続き

お皿を抱えたまま向かったのは、センピオーネ公園

この公園の中にあるトリエンナーレ美術館もサローネフォリの会場のひとつ。

なかでも日本のデザインブースが盛り上がっていると聞き、

日本人として是非見ておきたいと思ったのです。

美術館の中に入り、まず目に留まったのはおしゃれなカフェ

オープンキッチンで開放感があり、席と席の間隔も

ゆったりとしていて、よりリラックスできるようにつくられています。

寝ヅヲイトウ。

寝ヅヲイトウ。
勿論、ランチビールをオーダー

あまりの旨さに、少しだけどうでもよくなってきます。

リフレッシュできたところで、日本デザインブースへ行ってみました。

どこのブースと比べてもひと際人でごった返していて、その盛り上がりは

思った以上でした。

改めて、日本のデザインや技術力が世界でも注目されていることを肌で

感じる事ができました。

寝ヅヲイトウ。

寝ヅヲイトウ。


時刻はもう夕方を回っていたと思いますが、日の長いイタリアではなんだか

まだまだお昼すぎくらいの感覚。既にスタミナは殆ど残っていなかったのですが、

本日最後の見所トルトーナ地区へ電車で移動しました。

寝ヅヲイトウ。
 
最寄りの駅に降り立つと、街全体がお祭りのように盛り上がっています。

寝ヅヲイトウ。

サローネフォリの会場のなかでも、近年一番の盛り上がりを見せているとだけあって

各ブースの展示も興味深いものが多かったように思います。

この辺りは倉庫街を改築して作られた建物が多く、独特の雰囲気があり、

デザイン展示をするのに相応しい場所だと思いました。

サローネ本会場が商業ベースなのに対して、フォリはデザインを心から

楽しんでいるという気風が感じられ、見ているこちらも楽しめたという

印象です。

寝ヅヲイトウ。

寝ヅヲイトウ。
 
精力的に見て回りたいという気持ちはあったものの、体力はそろそろ限界...

夕食をとることにしました。

ここトルトーナ地区は運河沿いにあり、その辺りに雰囲気の良い
 
レストランが密集しています。

寝ヅヲイトウ。

ふらっと入ったレストランで食べたこの料理。

寝ヅヲイトウ。

スライスしたジャガイモの上にタコのスライスとルッコラが
  
のっているだけのシンプルな料理。味付けはオリーブオイルと塩・胡椒のみで、

まさに素材の味だけで食するとはこのこと。
 
建築、サッカー、デザイン、絵画、食などこの国に根付いている様々な文化を

余す所なく味わった大満足の1日の終わりでした。

何事も百聞は一見にしかず、本物を見る事ができて良かった!

ミラノ最終日へ続く......
 
:nezu(16)