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*命*2

*命*1


こども遺族の会*小さないのち*  の坂下裕子さん。

この会の代表をされていてご自身も1歳のあゆみちゃんをインフルエンザ脳症(インフルエンザによる合併症)で亡くされたと言っていました。

『一人でいい。同じように子どもを亡くし、深い悲しみに落ち苦しみ、悩みながら暮らしている人と出会いたい。支え合って、その人といっしょに立ち上がっていきたい』

そうゆう思いで同じように子どもを亡くされたお母さんと出逢いこの自助グループを立ち上げられました。
主に病気や不慮の事故でお子さんを亡くされた遺族をサポートされています。

子どもの遺族の話には、子どもの年齢や死因を越えて異口同音に語られる話(思い)があると…

例えば…

◎我が子への変わらぬ愛
◎私のせいで…(と自分を責める)
◎病院でしたこと・してもらったこと
◎弟、妹が出来た時にまた失うのではないかという不安に襲われる
◎亡くなった子を忘れないで欲しい
◎心のケアが必要
◎共通体験に支えられる

NICUで最後を迎えた赤ちゃんにとって病院はそこで暮らし、育ち、人と出会い、触れ合い、生涯を全うした場所。
親にとっても抱っこをし、お乳をあげ共に過ごした『唯一』の特別な場所であること。

他にもいくつかあったと思うけど(思い出せなくてごめんなさい。)

私はNICUでお世話になった事はないけど、
お話を聞きながら『うんうん、そうそう』と思う事ばかりでした。

やはり自分にとっても亡くなった週数や年齢、原因が違っても子どもを亡くした天使ママとの出会いは本当に心救われたし、大きな支えになっているのは間違えのない事実です。

こんな風にネットも無い時代に子どもを亡くされたお母さん、ご家族はどうやって心の傷を癒して来たのでしょう。
それを考えると自分はとても恵まれた環境にいるんだなと思いました。


●体験者としてお話して下さった村上さん。

→息子のタカヒト君は大阪市内の総合病院にて仮死状態で生まれてきました。
病名はペナシッカー症候群(多発性関節硬縮症)
ドクターからは『この病気で就学まで生きられた前例はなく、タカヒト君の場合は3ヶ月ほどの命だろう』と宣告を受けました。
お父さん、お母さんは悲しみに明け暮れタカヒト君がなぜこのような状態で生まれてきたのかと言う意味を見いだせないでいました。その頃一冊の本『生きがいの創造』に出会い、そこには『子どもは親を選んで生まれて来てくれるという内容。障害を持って生まれて来る子にも意味がある』と書かれていたそうです。

前向きに生き、出来ない事を嘆くよりも出来る事を探して行動して行こう!と家族3人で精一杯頑張ってこられました。NICUを出ての自宅暮らし、一つでも多くの経験をさせてやりたいと色んな所に連れ出し、沢山の人との出会いに支えられ1歳のお誕生日も迎えられました。
育児と介護で心も身体もボロボロになった時期もありました。入退院も繰り返しました。
そして、妹が生まれタカヒト君をお兄ちゃんにしてあげる夢も叶いました。
気づけばタカヒト君は9年もの月日を生きていたのです!
どんな危機も乗り越えてきた、これからも家族4人の時間がまだまだ続くのではないかと思っていた矢先…
タカヒト君は突然逝ってしまいました。
朝、いつも通り起きたお母さんがタカヒト君の異変に気づいた頃にはタカヒト君は既に亡くなっており、身体も冷たくなっていたそうです。

お母さんはどれだけ自分を責めた事でしょう。
我が子の急変にも気づいてやることが出来ず、しかも最後を看取ってあげる事が出来なかった事を。

それまで楽しそうにタカヒト君との時間をお話してくれてたお母さんはその部分だけは涙ながらに震える声でお話しておられました。
会場からもすすり泣く声が沢山聞こえてきました。

でも最後にお母さんはこう言います。
『タカヒトがなぜこのように生まれて来たのかを考えさせられ、タカヒトと共に楽しみ、成長する事の大切さを知りました。今はタカヒトから学んだ事を生かして私達家族は、より人生を楽しんでいます。』と…

そこには揺るぎない夫婦の絆、家族の絆が見えました。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


私なりに思い出せる範囲、私なりの言葉でセミナーの内容を書かせて頂きました。

紹介させて頂いたお話はセミナーの中のほんの一部です。

こちらのセミナーは年1回開催されており、来年は10月23日に開催予定。

日時は ←こちらのHPにていずれ詳細がUPされると思います。

来年もさらに沢山の医療従事者、学生さんが参加される事を願います。

そして、天使ママも勇気がいると思いますが、興味のある方は行ってみて下さい。




レポを書いてる最中も思い出すのが苦痛になり、セミナーの内容より我が子を出産した時の光景、お別れの光景が鮮明によみがえり涙がこぼれPCの前に座れなくなってしまいました。

でも『伝えなきゃ』という思いがあったので、少し休憩を取らせて頂き心を落ち着かせ、何とか最後まで書けました。

心配してメッセくれた皆さんありがとう。

言葉足らずだったり、読みにくい文章があったと思いますがお許し下さい。



自分にとって今回の参加は正直、ギリギリまで迷いもありましたが

お友達のkanaeちゃんやぶぅちゃんがいてくれた事がとても心強かったです。

初めてお会いした天使ママはなチャンとも出逢えました♪



kanae氏に至っては、私の誘いにまるでランチでも行くかのように二つ返事で『行く!』と言ってくれたけど…

夕チャンを亡くして数ヶ月、やっぱ想像以上にキツかったね。ごめんね。

帰りも二人で電車の中で色々話しました。


セミナーの感想

今の自分

これからの自分


答えは…


『出なかった。』

それが答え。




けど日が経って、冷静になって見えて来たものもあります。


自分には子供を亡くした事実があり

それはどんなに月日が経っても、苦しみや悲しみは消えない

もちろん忘れたいわけでもない

時とともに少しずつ癒され、形は変わっていくかもしれないけれど

事実を受け止め、生きていく。

それしかないんだという事。



前に進むと言う事がなにをもって前に進んだ事になるのか?


友達に会えたら?社会に出れたら?妊娠出来たら?出産出来たら?


進んだと思っても、日常の中でどん底に引き戻される瞬間は山ほどある。


だから、こう思う事にした。


『生きてるだけで前に進んでる。


その中で少しずつ見えて来るもの、自分の進むべき方向が見えてくる』と。



ある日突然、変わってしまった自分の人生。


それまで知らなかった沢山のことを学び、素敵な出会いが沢山あり、支えて頂きました。

でも決してこれが世の中の全てではない。

自分の知らない世界、もっともっと辛い思い、苦しい思いを抱えて生きてる人は沢山いる。


体験者が語らなければ分からない、世に出ない事、事実が沢山ある。


だからこうしてブログに書き残していく事も大事な事だと思っています。

人の心を動かすのは体験者から語られる言葉。

『体験に勝るものはない』 ホントにその通りだと思います。


子供を亡くしたばかりで絶望の中、私のブログに辿り着きメッセージを下さる方もいます。

私の体験や思いが誰かの力になれたように、私も沢山の天使ママから勇気や感動、生きる力をもらいました。


生きるってめちゃくちゃパワーがいる。

それを今実感出来ない人は生かされているだけ。

自分もそうだった。


苦しみもがきながら一生懸命生きているから、今ある時間が、当たり前の日常が幸せなんだと思う事が出来る。


命の尊さの本当の意味を知らなかった自分はただ生かされてただけで、生きてる意味なんて考えた事なんてなかった。

今が楽しければいい、自分さえよければいいと思っていた。


そんな学校の先生や親が教えてくれない事を自らの命をかけて教えに来てくれた息子に心から感謝します。


きっとこれからも色んな困難があり、生きている限りそれを受け入れ乗り越えなくてはならない。


未来を変えられるのも、創るのも自分。

壊すのも自分。


戦うのは(比べるのは)他人ではない。

自分との戦い、自分に勝つ事。



息子に大きな使命があったように

自分にしか出来ない自分の使命があるはず。

それを探し、見つけて、生きて行く事がこれからの自分の人生なんだと思います。


これが今の私の気持ちかな。


私達夫婦を選んでくれた二人の天使に心から『ありがとう』を言います。


☆☆天まで届け☆☆

miiさんが作ってくれた天使天使ママ天使マークがあちこちのブログで紹介されていたり、沢山の天使ママからの反響があって改めて感じたのはみんな普段の生活の中ではなかなか子どもを亡くした事言えないよね…私もそう。

そんな自分がイヤだったり、寂しかったり、お空の我が子に申し訳ないって気持ちで過ごしてる。

実際、知り合って間もない人に『お子さんは?』と聞かれたら心の中では(お空に可愛い息子がいます!!)と叫びながら『いません。まだです。』と答えてしまう自分が情けなく思う事多々あります。

だからこのマークを見た時、すっごい感動したし、嬉しくなった。

胸にこのマークをつけて歩きたいくらい!!!

そんな気持ちでみんなブログに貼ってるんだと思います。

天使ママとして堂々と胸を張って生きていきたいよね。

心の中でもいい。

みんなの娘ちゃん、息子くんがこの世に生まれてきてくれたこと誇りに思って生きていこうね。

み~んな素敵なママだってこと私は知ってるからね!!!




何かまとまったようなまとまってないような…文章になってしまいましたが。

最後ま読んで下さってありがとうございました。



☆ako☆



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