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正月後だらけた雰囲気を一掃。
それがオシラベ
いやいや、学園中が不穏ば空気に包まれます。
たとえば、帰省。
学園のルールでは、連絡先交換、過去話厳禁。
けど、連絡先交換して、帰省中に連絡とって遊んだりする子もいます。
男女交際の禁止。
いろんなルールを破ってしまった子が、誘導尋問に引っかかったりして始まるオシラベ。
数年いると先生達の発する空気で、オシラベがある事がわかってきます。
入所後初のオシラベ。
いつもどおり学校に向かいます。
学校前の整列する場所にいつもどおり整列。
なんだか異様な空気。
そして、行動観察室というデカイ教室にみんな入ります。
あ、今は大教室と名前変わっていますが。
先生達が、『今から、原稿用紙を配る。自分がやった事、周りがやってた事。見た、聞いた。全部書け!!自分が書かなくて、ほかの奴から名前が出てきたら、どうなるかわかっているだろうな!!』
はい。オシラベの始まり。
書き終わったら、先生に渡します。出る出るルール違反。
私語禁止で全員書くのを待ちます。
先生は書き終わった子の内容を確認し、どんどん照らし合わせていきます。
ほかの子から名前が挙がっているのに、書いてなかった子も、そりゃいます。
その場合、隣の部屋に呼び出し。
先生と話したり、殴られたり。
発覚した事がでかい場合は、その場で行動観察室から引きずりだされたり。
いや、怖い。ほんと怖い。
中学生の男の子、女の子が、大人の男の先生に引きずられて、机にガンガンあたりながら。
ここで、いろんな事が発覚します。
関与した生徒はこの後、つらい反省生活に入ります。
私ですが、小学部で冗談で話していた事が、いけない事だったようで、もれなく反省生活に入ります。
もちろん冗談で話していたので、すっかり忘れていて、書いてません。ほかの子から名前が挙がってしまったのです。
正月がくれば、楽しさ倍増。
31日から3日まで、学園でもまったり正月モードです。
この間、帰省があります。
親元に数日かえる事が許されます。
ひとり、ひとりと親が迎えにきて、寮の人数が減っていきます。
帰省できるかできないかは伝えてもらえません。当日の朝わかります。
寮では、親が来るのかこないのか、不安な気持ちの皆。
笑顔で、帰省していく子。
いやな空気。
各寮で、4名くらいは帰省できず、寮で過ごします。
親が来てくれないことを愚痴る子もいます。
私は、絶対帰省したくない派でした。
30日か31日に、帰省できなかった学園全体の生徒で富士急にいきます。
毎年これが楽しみでした。
2日か3日には、寮の子で映画に行き、外食をして帰ってきます。
31日は0時まで起きてテレビを見させてもらえます。
もうぜんぜん楽しい!!
3日の夕方に帰省組が帰ってきて、正月は終わりです。
4日の朝6:20起床。ラジオ体操、ランニングの始まり。
すぱっと切り替わります。
ほんとスパッと笑