きおくのーと -2ページ目

きおくのーと

カラーセラピスト取得。
外で食べたお店や日々の記録に。

患者さんが不安がっていたらネガティヴな言葉を掛けるのでは無くて、大丈夫だよって言って下さい。
と、看護婦さんは言うけれど、そういって大丈夫だよって言い続けた家族に父は不信感を抱きました。
医者でも看護師でもない家族がいう大丈夫に、信用出来ない。

それよりも、ツライね苦しいね、頑張ってるねって言った方が父は安心しました。
うちの父は、共感してほしい、分かって欲しいというタイプ。

それを伝えても、貴方を否定してる訳じゃ無いんですよ、ただ安心出来るように、楽しい話を周りで家族でしてあげたり〜、とか。
それも言われてましたが、父がもう少し元気な頃、周りは楽しそうで自分が辛くても気がつかないんだろうねって言われた事があります。

一般論はとてもよく分かります。実践もしました。
だけどうちはそれが当てはまらない。あの看護師さんには分かって貰えないのかな…と思うとツライです…。
担当の看護師さんは良い人でとても気配して下さるのでそれが救いです。
厳しい、厳しいと言われながら朝を迎えました。
相変わらず、ほぼ寝ません。
たまにウトウトしますが15〜20分くらいで、悶え始めます(身の置き場が無い、という症状でしょう)
「死ぬ…」と口に出した言葉。
このままじゃ死んじゃう…という感情なのか。
薬が入っても寝ないのは、寝たら死んでしまう、だから寝たく無い、まだ苦しくても生きたいって事なのでしょうか?

セデーションをする事で穏やかに息をひきとる方も多いけど、反面とても苦しいまま亡くなる方も多い肺がん。

ガンの進行よりも表に出てこなかった症状、厳しいと言われながら朝を迎えた父。
とても頑張っているのでしょう…。
穏やかに、穏やかに。
そんな日々を過ごし、梅雨明けを迎えました。
3〜4日前から呼吸が乱れる事があり、何分〜何時間で落ち着いていましたが、今日はずっと苦しい、と言っています。
肺の外に水が溜まって圧迫されているのもあるんだと思います。
先生とお話しして、モルヒネのレスキューと不安を取るお薬(セネレース、アタラックス)を持続注で入れてもらう事になりました。
こんなに苦しくても決して諦めていない。
でも、苦しいのは嫌だと言っていた。
この葛藤に答えは出ないでしょう…。

父は目を開けたままですが、ちゃんと寝れているのでしょうか?

少し前から緩和ケアに入りました。
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穏やかに過ごしています。
一般病棟で出来るのはすでに栄養剤の点滴くらいだったので、緩和ケアに行かないのであれば、近くの病院で診てもらえない物かと思い、支援センターに相談し、近くの大きい病院へ急遽転院が決まりました。
今までで最短だったらしく、みなさん驚いていました。
父が半年お世話になった病院。
設備も良く清潔感があり、先生も看護婦さんも優しい。自分も何かあればここでお世話になりたい位です。
近かったらほんとここが理想的でした。ただ、遠くて…毎日通うには往復2時間は遠い…
(早く帰れれば別なんですけど)
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山口宇部医療センター様、ありがとうございました。



と言うことで、今度は母が自転車で12分くらいで来れる病院。ここはココで大きい。なのですが…
病室にトイレが無いのが不安みたい
環境も変わったので、馴染むまで心細いみたいです。
とりあえず、ここなら緩和の方が良さげなので申し込みしたのですが待ちが多く、入れるのはいつになるやらです