年々膨張する社会保障費をいかに抑制するか。
非常に興味があり、現場の人間として関わっていかなければならないところだと感じています。

そんななか、来年度から「薬価」が下がることが決まりました。



??? 
頭の中は?だらけになりました。

薬価が下がることで、直感的に社会保障費は逆に増えるんじゃないかと感じたからです。


こういうことです。

たとえば、新聞の折り込みにスーパーのチラシが入っていました。
特売日です。
食料品の大安売りをやっています。
その日、スーパーはどうなるでしょう。

当然、お客さんで大賑わい。
あんまり買わなくてもいいものを買ったりなんかして、
その日のスーパーの売り上げは、普段の1.5倍でした。

みたいな。


つまり、単価を下げても、顧客数がふえたら意味がありません。

新聞にはこう書いてありました。


「薬価が下がります。
薬剤師の技術料も下がるかもです。
そうすると、窓口での患者さんの支払いが減ります!」



そっか、じゃあもっと気軽に病院にいけるわ。

って思いませんか?

しかも、医療機関の場合、患者数が増えることによって増えるのは薬剤費だけではありません。

初診料や再診料も都度かかるし、
療養費も加算されたり、
ついでに検査もでたりして、

総額は薬価削減の割合を大きく上回りますね。


どう考えても、社会保障費抑制に逆行するんじゃないかと思います。

あくまで私の直感なので、なにか間違っていたらご教授くださいませ。