(ちょっと柵がうるさいですが、出雲大社駅のデハニ52)
行ってきました 神の国出雲へ。
出雲大社の式年遷宮
縁結び パワースポットとして注目されていることもあり 熱いです。出雲。
特に女性に人気があるみたいで、ガイドブックを持ったグループをちらほらと見かけます。
そして 鉄道ファンとしては 一畑電車にたくさんお客さんが乗っているのが 何と言っても喜ばしいなと思います。
ゆえに。
今彼の地へ行こうとすると、宿、飛行機とも場合によっては希望に添えないこともあるかもしれません。
かくいう私も今回は希望としては出雲空港を利用したかったのですが 希望便が満席・・
米子空港を利用しました。
米子は松江ともだいたい時間くらい、そして魚のおいしい境港にも近いので いいですよ~
前置きはさておき、一畑のデハニの話でしたね・・
そもそも一畑電車って何?という方もおられると思いますが
簡単に言うと島根県の東部
宍道湖の北岸 県都松江と出雲大社 JR出雲市を結ぶ私鉄です。
一畑グループは鉄道バスをはじめとして 地域の暮らしに密着しているいわばこの地域の地元企業です。
成り立ちは古く、開業から100年を経ています。
グループの社紋は「双葉」オレンジをバックに白い双葉の模様
最近では映画「RAILWAYS」(よく三丁目の夕日と間違えらえるけどあっちはALWAYSね)
中井貴一さんが主演の 大手企業に勤めていた49歳の男性が地元でもう一度電車の運転手を目指すというお話(いや・・もっと内容は厚いのですが)
その舞台となったのがこの一畑電車
そしてオレンジの古い電車デハニ50
デハニ50とは一畑電車の前身の会社が北松江(今の松江しんじ湖温泉)開業時に発注した生え抜きの電車。ちなみに昭和3年製造のデハニ52と4年製造の53が保存されており、前者は出雲大社の駅構内に(見学可能)後者は雲州平田の車庫の一角で動態で運転体験できる状態にあります。
さらーっと
今の話をしたのですが
昭和4年(1929)ですよ 今年で84歳
その車が生え抜きで今の世の中に残っていたこと自体 全国的にも珍しいことなのに
その車を自らの手で動かすことができる・・
中井貴一もカッパとかタヌキとびっくりしてる場合じゃないよって(ネタはかつてのDCカードのCMね)
もっと鉄道ファン的な視点からいくと
古い電車 今の電車はギンギラですが この電車は内装は木の香りがする 床は板張り
ちょっと前にはこういう電車あったよなあとか、昔のバスは板張りだったよなとか また話は脱線しがちですが
扉は手動扉
そしてモーターの唸りが官能的な 釣りかけ車 グオ~ンって唸る古い電車。
釣りかけ大好きな僕はそれだけでもうっとりです。
それを定期的に(基本毎週末 金土日)希望すれば動かせる機会があるんですから 行かないわけにはいきませんよ。(ええ飛行機で行ってますとも)
それと「デハニ」ってなんだ?
ということですが
デハとモハは違うらしい。
とにかくデハもデキも 「デ」ってついているのは自分だけで動ける車(と、上信だったかな?聞いたことあります)
電車なんですが(ディーゼルカーは電車じゃないぞ~ バイあまちゃん大吉駅長)
簡単にいえば
電気で動いて お客さんを乗せて走れる車ですかね
じゃあハニってなに?おーいハニ丸かよ?
いえ
ハはイロハのハです。今はお金払って少しいい椅子に座るグリーン車と、普通に乗る普通車が一般的です。
グリーン車は「ロ」普通車は「ハ」なんですね
昔はその上の一等車「イ」がありました。(ややこしいけど話題のななつ星は「イ」だぜ)
つまり 普通車
じゃあ最後の「ニ」はなんだ?
荷物の「ニ」です
つまり、電車で普通車、荷物室もついているよ~って車です。
長くなりましたね。続きはまた。