ども。


今年も雪が降る季節が来ましたね~

寒い寒い(><)

でも、その寒さがまたいいのですが(笑)



TICTのアジングロッド「SRAM TCR-84」のインプレですね。

この記事も10日以上前から下書きになってたのであれですが・・・(^^;)


今回もかなり長くなってしまいました。剛さんごめんね~(汗)

それでも出来るだけわかりやすく端折りながら書いてるので1、2回の使用で感じた事全てを書いてるわけではないですが、出来る限り率直に良い点、自分に合わない点などいろいろ書いてますので興味がある方はご覧下さい。


正直モニターとしては如何なものかと思う部分もありますが、思ったことをそのまま書いときますわ・・・(-_-;)汗

不適切な部分などあったらご指摘下さい。



まずはメーカーのデータね(下記データはTICTのHPから抜粋)

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TICT SRAM(スラム)


「遠投力、感度、操作性。すべてがTICT流アジング専用設計」
それぞれ東レ40tカーボン、ティップには30t高弾性ソリッドを使用し アジの吸い込みアタリに対応できる感度を持ち合わせ又バットの粘りで ギガアジやギガメバルの引きに耐える事が出来ます。
仕様的には、グリップに高級コルクを使用し可変式バランサーを標準装備し超軽量ガイドセッティング、 PE対応でトップのガイド手曲げLDB仕様です。


バランス!
今回のロッドコンセプトは"バランス"です。
アジングロッドに必要な物は「感度」、「軽さ」、出来るなら「耐久性」これらだと思います。

今回のSRAMには可変式バランサーを入れる事にしました。

■TCR-84■
Length  8'4"
Section  2pcs.
Weight  102g(+Balancer:132g)
Top Dia  0.7mm
Butt Dia  9.7mm
RigWt  ZERO~7/16oz
Line(MONO)  1~4lb.
Line(PE)  #0.1~#0.4
 東レカーボン100%使用

【希望本体価格】 TCR-84 \47,775-(税込)


もっと知りたい方はTICTのHP をご覧下さい。


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では、私なりの「SRAM TCR-84」のインプレです。


一応前置きをしておきますが、使用回数は1回ですのであくまでも第一印象と使ってみての感想ぐらいなもんしかできません。

※2回目使いましたが、記事内容はほとんど一回目のままです。2回目に感じたことは青字で追加しました。


「Pro4S-611EX」でやったような「「SRAM TCR-84」」検証に関しては、もう少し使ってから写真付きでやりたいと思っていますのでご了承下さい。

※今回「SRAM TCR-84」の比較対照は「Pro4S-611EX」です。次回検証の時は似たようなレングスであるオリムピックのフィネッツァチューブラーの862とも比較できたらと思います。



とりあえず袋から出すところからねw


袋に関しては好みだろうけど、強くてしっかりしていて汚れが目立ちにくい色でいい感じです。その分少し重みがあってティップ側を仕舞う時にちと怖いですが、気をつけましょうね(笑)


とりあえず竿を袋から出してすぐの印象。

・重い。バランサー3個含めて実測131g(メーカー表記132g)はちと重いな。。(^^;)

・長い。8.4ftになるとさすがに長いね!長さと重さに関しては標準的なエギングロッドみたいな感じですね。

・バットとグリップが太い!こりゃ強そうだw

・ティップは確かに細いけど、そこまでないよですよ。細いのは20cmぐらいなもんです(笑)


そのまま継いで、軽く振ってみる。


うむ。重いw(笑)

まぁ、私の今の基準が実測68gだったPro4S-611EXだからそれと比べるとSRAM-84は131g(バランサー3個)で倍の重さだね。

長さは611EXが約2m11cmで、SRAM-84が約2m44cmなのでその差は43cmですね。

43cmを身近なもので例えるなら170cmの私の肘から指先までの長さでしたね(笑)

丁度44cmぐらいでしたw(爆) ン? 身近じゃないって?気にしなさんな(爆)
まぁ、簡単に言うと611EXとSRAM-84を比べた場合指先から肘ぐらいの長さ分が長くなると思ってくださいな。


で、とりあえずロッドだけ振ってみるわな。

ブンブン。。ぶんぶん。 文?

普通のメバルロッドと比べると張りはありますが、611EXと比べると予想していたよりは柔らかいです。

611EXのそれと比べると長くなった分もありますが、パッツンロッドではないです。

しかも、ロッドを振っただけでわかるティップ15cmの曲がりと食い込みの良さ!

細くしなやかですが、その反面感度は!?と思える感じですが、これが感度やアタリの取り方にどれくらい影響するのかはまたあとでね。



リールを付け、ラインを通してみる。


ロッドは振っただけでは決してわからないよね! ラインを通して実際に使ってこそ何ぼでしょ♪

リールを付けて、ラインを通す。レングスが長くなった分ガイドも増えているが、ラインを通して曲げた感じだと手前(グリップ側)から2番目のガイドがちと気になった(何がって?まぁ使用には関係ないから気にするな・・)。

2回目での補足:やはりグリップ側から2個目のガイドが気になった。ひとつはライン収束の部分だがこれはまぁ大丈夫。でも、もいっこは非常に厳しい。このグリップ側から2個目のにあるガイドが継ぎ目に非常に近い位置にあるのだが、やっぱりロッドを継いだり外したりする時に邪魔になった。うーんこの辺はどうなんだろねぇ~難しいね。


ティップの細さとは逆にバットは太い。見ただけで言うなら3号のエギでも問題なさそうだし、アジと言うよりはシーバスやチヌ、真鯛なんかを狙っても十分いけそうなロッドのように力強いバットだと思った。


ただ、グリップがコルクになった為かどうかはわからんが、気持ち膨らみがあり太くなってるようなのと、リールフットよりも前のフロントグリップ部分が少し長く感じたので通常の中指と薬指の間にリールフットを挟みロッドブランクを触るロッド保持法では余りしっくりこず、薬指と小指の間にリールフットを挟むようにした方が私的にはしっくりきましたね。私の場合どうしてもブランクタッチしてどちらかと言うと延べ竿を持つような感じでロッドを保持するのでこうなってしまいました。もちろんこれはロッドのバランスにもよるんだが・・・(^^;)



バランスとバランサー。


今回のTICTのSRAMのロッドコンセプトでもあるロッドバランス!

アジングに必要な「感度、軽さ、耐久性」これを高次元で維持しつつ、使い手の負荷を減し最適なバランスを保って快適に釣りをする為にTICTさんがこだわりに拘ったであろう部分ですね。

リールは「シマノ レアニウムCI4 C2000S」をセットしてみた、このリールは実測で180gだったのだが、ロッドにセットすると・・・・(-_-;)

バランサーが30g付いてましたが、ティップ側が激重いっすw(泣)

とりあえず意味不明にバランサーとってみたりもしまいたが、やはりティップ側がかなり下がります。

レングスが長くなった分これはしょうがないとは思うけど、ここまでリールを選ぶロッドだとは・・・(^^;)

まぁ、もちろん好みでしょうけど当日はこのまま使用しましたが、2時間ほど釣りをして私の釣り方では重量の増加とバランスの悪さで肘が痛くなったので、途中で611EXに変更せざるおえない状況になりました・・。。


それで気になったのでロッドを変える時にリールを「ソアレ30 2500HGS」に変更してみました。ソアレ30は実測で220gだったので、レアニウムより40gも重くなるのですが、バランス的にはこっちの方がかなりいい感じでした。

SRAM-84(バランサー3つ)+ソアレ30で、実測351gですけどね・・・(^^;)

611EX+レアニウムC2000Sで、実測248gなんで103gの差は大きいですね。

とまぁ、気になる点ばかり並べてますが、ずば抜けていいのはこれからです!


2回目での補足:2回目の使用のときは「ソアレ30 2500HGS」を使ってみました。バランサーは3個付けです。

私の場合はそれでもやや先重りでしたが、バランスはかなり良くなりました。強いて言うならこれでダブルハンドルにすれば問題ないかなぁ~ 



飛距離とキャスタビリティ。


Mキャロの使用を前提に作られているのは当然ですが、私のよく使うMキャロS-9.5gをリグってキャストした場合、これがぶったまげます!!軽~くキャストしただけで、そのレングスと反発力で油断してるとどこ行ったかわからんぐらい飛んで行きます(笑)

この飛距離のすごさは、レングスと反発力もさることながら、個人的に思うのは糸抜けの良さとティップの収束の良さが半端なくいいことだと思います♪極小手曲げガイド仕様で、一見するとガイドリングがとても小さいのですが、ガイドセッティングがいいんでしょうね。このレングスのロッドの中ではずば抜けて飛距離が出ますし、飛ばしやすいです!


2回目での補足:気になった点が1つ。ガイドが極小手曲げなのでラインに関してはPEラインしか使っていませんが、ラインが細いのは当然ですが張りのあるコーティングラインよりも柔らかくて滑りの良いPEラインを使用した方が音鳴りも減って操作性も上がり、使いやすいかもしれません。ガイドの数が多いので多少検討する必要があるかもです。


レングスが長い分振りぬけの良さはやや落ちますが、それでも全く力はいらないし、ロッドを振るスピードとキャストの仕方にだけ気をつければ、思い通りの飛距離が出せます。

飛距離は611EXと比べるとその差は歴然! 611EXのそれより10m以上は軽く飛んでいきます!!

これならほんと状況によっては70mと言わず、100m先のボトム(※1)も狙えるかもしれんです!
(※1 キャストで100mじゃないですよw(笑)、Mキャロと潮の流れを使ってを想定してますw)

それぐらい可能性は広がるロッドですね♪


で、肝心のキャストスピードとキャスト法だが、キャストスピードに関しては、高弾性のロッドである為にやや初速を早くしてあげるといいと思います。簡単に言うと振りを一瞬早くする感じですかね(謎)ただ、その時気をつけるのがリグの重さですね。ジグヘッド単体なら気にせずバス投げでもいいですが、Mキャロなどを使用し、且つ6g以上のウエイトをキャストする時はキャスト法も気をつけないとティップの破損につながるでしょうね。キャスト法としてオススメはリグを前にたらして半円を描くように後ろに回して真後ろに来たら、反動を利用してそのまま振りぬくのが一番いいと思う。ただ多少周りにスペースがないと危険なので回りと頭上には気をつけてね♪


SRAM-84に関して、グリップの長さも良く、私的にはキャストしやすいです。

抜群の飛距離と糸抜けの良さで、リールからラインがガンガンでますので、キャスト後はラインの処理をすばやく行い、夜間の釣行ではティップへのライン絡みには特に気をつけましょうね♪極小手曲げガイドなのでほとんどいうか通常使用では全くライントラブルはないですが、横風が強い時などはどうしても気をつけてても絡みやすくなるのでその辺はラインメンディングでうまいことやりましょう。ロッドとしてはラインメンディングがとてもやりやすいです。この辺で釣果に差がでるかもしれんしね~



ロッドの感度と操作性。


一番気になるのはこの辺ですかね。

感度に関してはレングスが8.4ftなんでどうかな?って思う部分がありましたが、商品になるだけあります!

50mぐらいキャストして、ラインが60mぐらい出てる状態でも着底と20cm程の鯵のアタリは十分手元に感じる事が出来ます。もちろん着底はラインでも取れますが、いち早く手元でMキャロがボトムを触ったのを感知できるので根掛かりは減りましたね。

飛距離に関してはラインに自分でマーキングしてるのをみてからなので大体になると思います。でも、沖のボトムを探っている時に鯵がアタっても感度が鈍ることなくきちんと手元に伝わるので釣りをするには十分です♪


それ以上に状況によっては鯵がフックの周りに付いたり、近くを泳いでいる違和感!?が、繊細なティップに出てなんとなくわかるのでこれぐらいあれば十分じゃないでしょうかね。

※私のアタリの取り方は、手元だけじゃなく、ティップやライン、前アワセ?(鯵が居る事前提で、誘いをいれて鯵が反応するであろうタイミングを見越してアタリが出る前にアワセをいれる(謎))でやってるのであしからず(汗)


操作性は、レングスを考慮しても十分とはいえない。

なんだろ?私の使い方が一番なんだろうけど。 うーん、たぶんバランスかな~

あくまでもバランサーの使用を前提に作られてるようで、最適なバランスを取ることを前提に考えれば、ロッドのブレもなくジグヘッド単体でもかなり飛距離が出るし、リーリング主体でも問題なく使えます。
ただ、バランスが上手いこと取れてないと他の同じレングスのロッドに比べると非常に使い勝手が悪く感じました。

2回目の補足:まだ上手くバランスが取れてないのとロッドに慣れてないのが一番の原因だと思うけど、この手のロッドを使ったことがある人なら問題ないでしょうけど、他のメーカーのメバルロッドを主に使っていてTICTやウエダのロッドの購入を考えている人に一言。たぶん1度や2度の釣行では思い通りに使い切れないと思います(私は特に下手糞なのでPro4S-611EXをある程度思い通りに使えるようになるまで2、3ヶ月掛かったと思います(アホ))。特徴としてはそれぐらいメバルロッドなどと比べると張りがあり、個性的で使う目的を明確にして作られているやや気難しいロッドだと私は思っています。


でも、逆に言うときちんと目的にあわせてチョイスすれば、今まで以上の釣果や釣った感が感じられるロッドであるのは言うまでもありません。実際に鯵のアタリを感じて上顎に狙って掛ける。遠投して竿抜けポイントやディープを狙ってデカ鯵を獲る!35cmを超え、40cmUPの鯵のアタリを感じて掛けて、優位にやり取りし、抜き上げが可能である。 など目的をもって・・・w



魚を掛けてからランディング。


15cm~最大25cmまでの鯵を掛けた範囲での感想になりますが、ティップの食い込みが良いので15cmの鯵でも25cmの鯵でもロッドはきちんと曲がってくれます。でも、このサイズの鯵だとベリーからバット部分が強いので簡単に魚を浮かせてしまうのは当然でしょうね。まぁ、基本リーリングしてる途中で浮いてくるようなサイズは全てリリースにしてるのでわかりやすくて非常にいいです(笑)

私の場合はリールのドラグを強めに閉めて釣りをするのですが、この時に釣った25cm前後の鯵でたまにリーリングが止まるような強い走りをしても、ロッドが強すぎずティップからベリー部分にかけて柔軟に対応していなしてくれるので不意の大物や強烈な走りをされても十分対応できるのではないかと思いました。


ランディングに関しては、足場がいい場所なら40cmぐらいでも抜き上げOKじゃないですかね。

25cmぐらいじゃ全然余裕でした。今度500mmのペットをぶら下げて試してみようとは思うけど、かなり強いですよ!もちろんロッドの角度や抜き方に注意は必要ですが、きちんと使えばまず不注意以外では折れないのではないかと思います。



まとめ。


まだまだ不慣れで使っていかないとわからないことが多いのが現状ですが、SRAM-84に関してまとめね。

ロッドとしてはやや重いです。この辺は上手くロッドのバランスを取って快適に使いましょう。

このロッドの売りである。レングスの延長=飛距離の延長!これは素晴らしいです。

70m沖までキャストも可能だと思うし、Mキャロを沖にスライドさせてやればもっと沖のボトムを狙っての釣りも可能です。

そして、それほどの遠投&ボトムでも感度は鈍らず、きちんと魚からの反応を手元で感じることも可能です。

これは製作時に非常に苦労したんじゃないかと思います。それだけに非常に感度はいいです!!


まぁ、正直言うと84に関しては20cm以下のサイズだと面白ないと思います(笑)

遠投が必要で、鯵以外のサバやシーバスやチヌ、根魚や真鯛などいろんな魚種も狙いたいって方には非常に汎用性がありオススメです♪(メーカーは推進してないかもですが・・w)

ロッドの目的を持って使い分けるのがいいでしょうね。


SRAMは「遠投性、感度、操作性」に拘って作られたロッドですからね。ぶっちゃけ遠投が必要なくて、表層でイージーにデカ鯵が釣れるなら多分いらないっすw(笑) 沖のブレイクを狙って遠投し、ラインが50m以上出てる状態でも鯵の吸い込みアタリを感知して上顎に掛ける。そして尺UPと言わず40cmUPのデカ鯵とやり取りしても伸されることなく、主導権をとって取り込む事が可能なロッドですかなね。ジグヘッド単体でしか釣りをしない方や外灯の下ぐらいでしか釣りをしない方には合わないかもしれません。

未開拓のポイントや今まで攻めたこともないような沖のブレイクを狙って釣りを展開してみたい方には是非オススメっす!

まぁ、そんな感じですね。



ぶっちゃけちゃうと、最初の1本なら迷わず「SRAM TCR-68か74」を迷わずオススメします。

個人的にはPro4S-611EXは、すんげぇいいロッドです♪予算が許すならこちらはまじオススメします(笑)

じゃあ84はどうなの?ってことでしょ?

個人的には私が知る範囲で九州北部(福岡・佐賀・長崎・熊本)の釣り場で、主に外灯周りで釣りをするのなら84と言うレングスはいらないです。68や74でも十分に外灯の光が照らす沖の明暗部よりも遠く(50m前後)まで飛ばせます。それに感度や操作性に関しても68と74がずば抜けていいと思われます。触った感じから全然違うです。


じゃあ84をなぜ買ったのか?

主に地磯やサーフでの使用や潮の通る所が遠い場所を遠投で狙いたいからです。

通常の漁港や波止での使用なら私は迷わずオールマイティな74をオススメするし、主となる釣り場が水深10以内で豆鯵やメバルのひきも楽しみたいと言うのであれば68を強くオススメします♪
だって、すんげぇ使いやすいし、飛距離も通常使用する範囲では全く問題ないぐらいぶっ飛びますからね。

他のメーカーの同じレングスなら10mは沖に飛ばせるといっちゃいます(笑)


ってことで、長くなりましたが、これでインプレは終わりっす。

最後まで見てくださってありがとうございました。

ぶっちゃけ初使用しただけなので、たいした事書いてないけどこの感度と飛距離は使ってみないとわからんじゃオrねw(^^)v


正月に長崎に行った時にでもほんとに使ってみたかった場所で使おうと思うので、私としてはこの時にSRAM-84の本領発揮だと思います!

まぁ、いっちょビックリさせたいと思うので期待しててくださいな♪(自分にそんなにハッパ掛けて大丈夫か俺w(爆))



あー68買おうかなぁ~(笑)


おわり。