ども。

Pro4S-611EX インプレ1
の続きです。


感度。

この辺で気になるのが感度でしょうかね。
611EXの感度はどうなん?って思ってる人も多いかと思います。

私なりの表現で言うなら、「鯵がそこに居れば十分狙って獲れます。」とでも言いましょうかね。

よく言われる鯵のコツン!という振り向いた時のアタリはもちろん、フッ!と抜けるような吸い込みアタリが取れるかどうかという事であれば使用するフックやリグのウエイト、アタリの取り方にもよりますが、ちゃんとラインテンションさえとっていればある程度はとれます。

鯵はアングラーが思っている以上に餌を吸ったり吐いたりしているので、実際に何回目の吸い込みか?なんて事はわかりませんが、PEラインとMキャロを使用して、ラインテンションを保ちつつアタリを取れば、50mぐらいキャストした水深8mぐらいである程度潮が動いてるようなポイントでもアタリが取れ、上顎にフッキングできましたのでそれぐらいのキャストや水深であれば十分アタリがわかる感度はあると思います。それ以上のキャストポイントや水深に関しては今後経験した時にでも報告します。

ちなみに70mぐらいキャストしてのMキャロの着底や潮の動きなんかは普通にわかるますよ。

先日の立ってるのがちと辛いぐらいの爆風時でもきちんとラインがまっすぐになりラインテンションが保たれれば、吸い込みアタリや抜けるようなアタリを拾うことは可能でしたし、それがわからないとあの風の強さの中、向かい風の状況で魚を取ることは難しかったと思います。

(注記:私は夜間でも月明かり程度の明かりがあれば無意識に手元だけでなく、ティップやラインでもアタリをとっているようなので全てのアタリが手元まで来てるかは申し訳ないですがわかりません。それら全ての違和感をアタリと認識してアワセていると思います。)

一番皆さんが気になるであろう感度に関しては、曖昧ではありますし、使用者のスキルや釣り方、ロッドの持ち方やアタリの取り方でも変わってくると思うので私なりの表現しか出来ません。

感度に関しての評価としてはいくつかあげるなら下記の通りです。

○1g未満のジグヘッド単体使用した場合に関しては、ロッドの張りのせいもあり正直思い通りには動かせないし、アタリに関しても微妙です。611EXはMキャロを用いて尺鯵以上のギガアジと言われてる大物の鯵を獲る為に作られたロッドだと言うことを前提にして下さいね。もちろん1g未満のジグヘッド単体でも鯵は釣れますし、15cmぐらいの鯵でもロッドはそれなりに曲がってくれますが、そういう釣りをするのであれば、他にももっと適したロッドはたくさんあると思います。

○Mキャロを使用したときの扱いやすさとアタリを手元に伝える感度は、十分にあります。
ただ、この時にPEラインやフロロラインの使い分けやロッドの操作法、アタリの取り方やロッドの角度などで手元に伝わるアタリの大きさやアタリの感じ方がだいぶ変わります。開発者のTICTの家邊さんが紹介されている動画などを見てもらうと良くわかるかと思いますが、ロッド裁きなどで如何にラインテンションをコントロールするかがとても重要だと私は思っています。

○感度に関しては使用するリールやラインでも変わるし、中でもロッドバランスも大きく関与してくると思っています。夜間暗闇でエギングなどをされたことがある方なら良くわかるかもですね。その辺は次で「ロッドバランス」についてで書いていきます。



ロッドバランス。

私的には感度やウエイトなどよりも気になるのがこのロッドバランスでしょうか。
自作でエギングロッドなどを数本作っていますが、一番重要で難しいのがこのバランスなですよね。
このロッドバランスが自分の好みかどうかで感度や疲労感っていうのが大きく変わってくると思っています。

その辺を踏まえて簡単な写真と共に考えてみようと思います。

釣りにいこい♪-ロッドバランス1
1つめ、リールなしでロッドの中心がどこにあるのかをチェックしてみました。
フロントグリップからティップ側へ約17cmのところでバランスがとれました。
支店を支えてるのは鉛筆ですw 鉛筆の上にロッドを載せています。


釣りにいこい♪-ロッドバランス2
2つめ、今611EXのメインリールにしてるレアニウムCI4 C2000S(メーカー表記:175g、ラインを巻いて測ったら実測180gでした)をつけてみました。
レアニウムCI4が180gなのですが、写真の通りフロントグリップの一番太くなっている部分(これ覚えててね最後まで重要ですからw)でバランスがとれました。

私のロッド保持方は、①中指と薬指の間でリールフットを挟み人差し指をブランクに乗せる場合(リーリングやロッドをサビく時)と②薬指と小指の間でリールフットを挟み人差し指をブランクに乗せる場合(主に中指にロッドを乗せてフォールメインの時)と二通りの方法をよく使っています。
レアニウムCI4の場合は、どちらの保持方でもティップ側にウエイトがきてしまうので、どうしても私の場合は違和感を感じてしまうのと長時間の釣りでは手首が痛くなってしまいます。これが課題ですね。


釣りにいこい♪-ロッドバランス
3つめ、レアニウムCI4よりも40g重い、ソアレ30 2500HGS(実測220g)の場合。
レアニウムCI4よりも手前(右)に約8mmほどよりました。
これでも私の保持方ではややティップ寄りですが、振った感じは明らかに違います。
全体的にはやや重くなりますが、バランスはまぁまぁでしょうか。


釣りにいこい♪-ロッドバランス3
4つめ、家にある一番重いリールである98!?アルテグラ2500DH(実測273g)を付けてみる(昔は主力でしたが・・・w)。
レアニウムCI4と比べると一気に23mmも手前(右)に中心が寄りました(すごいw)
この位置になると確実にグリップエンド側にウエイトがきて、ティップがとても軽く感じられます。
実際には相当ウエイトUPしていますが、振ってみると明らかに上記2つのリールよりもバランスが良く、扱いやすいです。

でも、正直重いねw
レアニウムCI4とアルテグラ2500DHを比べると実に93gも差がありますからね。
611EXロッド1本より重いですw(笑)


それなら611EXにバランサーを仕込むか?とか思いましたが、実は簡単に調整が出来ないものかと考えてちと実験してみました。

用意するものはこれ↓
釣りにいこい♪-ロッドバランス4
板鉛6g(いたなまりorいたおもり)。家にある釣具をあさったら出てきたw
主にヘラブナ釣りやハヤ釣りの時に浮きの浮力調整で使っていたやつの残りですね(10年以上前のw)。

残りものなので中途半端な重さしかないがこれで十分結果がでるのです!
こいつをつかって簡単な実験をしましょう。手元に板鉛がない方は、エギングの時にエギチューンする糸錘(いとおもり)でも出来ますよーん♪
ではやりますよー!


釣りにいこい♪
実験1 板鉛をグリップエンドに巻きつけます。
はぃ。これだけです。板鉛がない人は糸錘を2、3回巻いてみてちょ!


釣りにいこい♪-ロッドバランス6
実験2 リールはレアニウムCI4をつけます。
そして、先ほどバランスがとれていたフロントグリップの一番太い部分を鉛筆のところに起きます。
板鉛をつける前にはバランスが取れていた(2つめの写真参照)のですが、たった6gの板鉛をつけただけで写真のようにグリップエンドが重くなりティップ側が浮きます。
このままでは、バランスがとれないのでロッドを動かして調整してみます。
調整したのが↓の写真です。


釣りにいこい♪-ロッドバランス7
実験3 リールはレアニウムCI4でグリップエンドに6gの板鉛を巻いただけのやつをバランスがとれるように調整しました。
すると写真のようにフロントグリップの一番太い部分よりも8mmほど手前(右)に中心が移動します。

この時点でピン!と来た人は鋭いですねぇ~♪
そうあれですよw 
フロントグリップの一番太い部分よりも8mmほど手前(右)に重心が移動したと言う事は、レアニウムCI4より40g重いソアレ30をロッドに装着した時と全く同じ位置に重心がきたということになりますね。

リールの重さでロッドのバランスを調整することも出来れば、グリップエンドにウエイトを乗せる事でバランスを調整することも出来ます。この辺の考え方からきてるかは知りませんが、今度のTICTの新製品であるTICT流アジング専用ロッドSRAM(スラム)にははじめからバランサーが付いてますよね♪

ちなみに今回の実験は板鉛をたった6gグリップエンドに巻いただけですが、リールが軽いのにロッドの重心がグリップエンド側に少し移動したことで、かなり操作性は増しました。キャストが段違いにやりやすく、感度も上がった気がします♪

この方法だとロッドを傷つけたりいじったりすることなく、手軽にウエイトを調整して自分のロッド保持法とロッドバランスが合っているかを試すことが出来るので、家にいて暇な時にでもお試しくだされ♪案外大きな発見がるかもしれませんし、メバルロッドやアジングロッド、エギングロッドなどのロッドバランスの大切さや自分に合ったバランスが見つかるかも知れませんよ~ん(・ω・)ノ

って事で、ちょいとインプレと言うよりは話がずれてしまいましたがこんなもんで簡便して下さいw(汗)


総括。
Pro4S-611EXとMキャロを使って、この半年ちょい釣りを楽しんできましたが、最初は繊細で細く棒のようなロッドで扱い方がわからずだいぶ苦戦しましたが、このロッドの特徴や良さを理解して、シチュエーションに合わせて上手いこと使いこなせればかなりの武器になると思いますし、これからのギガアジシーズンでは、このロッドじゃないと対応できない時もあるかもしれませんね。

これまで鯵やメバルはもちろん、チヌやサバや烏賊、フグにキス、コチにヒトデ、タコやハゼなど外道もいろいろ釣りましたが、面白いロッドですしMキャロやスプリットなどのある程度重量のあるリグをメインに使うロッドとしては一番じゃないかと思います。

も少し値段が安ければね~w(笑)


以上。
最後まで見てくださってありがとうございます。

これ書くのに4日ほど費やしましたよ・・・w(アホだ)
もちろん仕事と子どもの面倒はきちんとやってますよw

あー釣り行きてぇなぁ~♪

※がーーーってある意味勢いで書いたので誤字脱字、表現が曖昧なところや間違っているところもあるかもですが、そのうち時間があるときに読み直して訂正しますので、ご了承ください。。