100人に『うまい話がある』と言ったら、どうなるでしょうか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



うまく行っている人は、うまく行っていない人が『知らないことを、知っている』、だから、うまく行くのだと思われています。

では、100人に『うまい話がある』と言ったら、どうなるでしょうか?


あなたが、『うまい話がある』と言われたら、どんな反応をしますか?

いろいろな反応をすると思いますが、大体、次の2つに分かれます。


◆(A)そんなのウソに決まっていると『背を向ける人』

◆(B)へえ~、面白そうと『興味を持つ人』


あなたは、どちらでしょうか?


もし、(A)だとしたら、きっと、『うまい話には、裏がある』とか、『そんなに、うまくいくなら自分だけでやればいいじゃないか?』と、ついつい疑ってしまったかもしれませんね。

このように、うまく行った人しか知らない話は、とても魅力的ですが、素直に受けいれる人ばかりではないのです。


では、なぜ、どんなに魅力的な話であったとしても、興味を示さないのでしょうか?

それは、それをすることで、『得られる成果』は確かに魅力的だけれど、もし、失敗したら『失う損失も大きい』という恐れや不安があるためです。


通常、『失う恐れや不安』は、『得られる成果』の2倍の大きさがあると言われています。

そのために、どんなに魅力的な話であっても、素直に受け入れられず疑ってしまうのです。



そんな(A)の『背を向ける人』がいると思えば、(B)の面白そうと『興味を持つ人』もいます。



仮に、100人が、次のように半々に分かれたとします。

◆(A)の『背を向ける人』が、50人

◆(B)の面白そうと『興味を持つ人』が、50人



(A)の50人は、このままですが、(B)の50人は、この後どうなると思いますか?


(B)の面白そうと『興味を持つ人』った50人は、まず、『うまい話』を聞きに行きます。

そして、その後、大体、次の2つに分かれたとします。


◆(C)の『うまい話』を知ったが、『知っても、行動しない人』、30人

◆(D)の『うまい話』を知ったから、『その通り、真似する人』、20人



(C)の30人は、このままですが、(D)の20人は、この後、次のようにさらに分かれたとします。


◆(E)の真似をしたが、『1度失敗したので、あきらめる人』、16人

◆(F)の真似をして失敗したが、やり方を変えて、『繰り返し、やり続けた人』、4人



あくまでも、それぞれの人数は仮の設定ですが、経験則で大体、こんな感じに近いと思います。


結局、『うまい話がある』と聞いた100人の中で、うまく行く可能性があるのは、(F)の『繰り返し、やり続けた人』の4人だけになると言うことです。


もちろん、この『うまい話』が、本当に『うまくいくやり方』でなければいけません。

しかし、(F)の人が取った行動の中で、『真似をして失敗したが、やり方を変えて、繰り返しやり続けた』とあるように、最初のきっかけとして『うまくいくやり方』は必要ですが、その後は、自分でやり方を変えて、繰り返しやり続けなければ、自分の身に付かないと言うことです。


『なるほど、話は分かった』、でも、『100人で4人しか、うまく行かないのなら、あまり興味が湧かない』と思ったかもしれませんね。


しかし、今までの話を理解してもらった方は、すでに(D)グループに入っています。

◆(D)の『うまい話』を知ったから、『その通り、真似する人』、20人

つまり、『20人で4人』の中に入ったと言うことです。

ちょっとは興味が湧きましたか?

もし興味が湧いたとしたら後は、

◆(F)の真似をして失敗したが、やり方を変えて、『繰り返し、やり続けた人』、4人

を目指せばいいだけなのです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則