2着を狙うのは勝つより難しい | 馬券力向上クリニック

2着を狙うのは勝つより難しい

連軸として確実だと考える馬が1頭だけ、後はわからない(つまり、2着までには確実だと思っている馬だけがいる場合)に対して予想的に同値な馬券というのは、馬連の総流しぐらいしか無いんです。
1着が確実ならば、単勝、馬単総流し、3着までならば複勝、ワイドや3連複といった選択肢があるのですが、2着までが確実と考える場合には馬連総流しぐらいしかないわけです。

2着までは確実と言うことは言われてみるとあまり無いような気がしますが、実は現実には考えると結構あります。単純に言えば「この馬勝つかもしれないけど、どれかの馬に負けそうな気がする」こういう時です。次に考えられるのが「あるすごい強い馬に対して、もしかしたら狙っているこの馬なら勝てるかも。あのすごい強い馬以外に相手もいないし。」という時です。まさに2番手として意識しているとき。この場合も2着までならある、という考え方になります。複勝圏である3着までが確実というのは、上位には食い込めるという気持ちのあらわれです。3着でも4着でもほぼ予想としては的中と考える時です。

そう考えると、2着までという発想は何かに負けるとか、もしかしたら勝つといった不安感や期待感を表していることであり、ある意味自分の予想の自信の無さでもあるわけです。正にこれは競馬力の無い自分にとってはおあつらえむけの確度の予想になるわけです。馬単ほど自信が無いけど、ワイドじゃもったいない。という感覚ですね。

確度を高く持って予想しようと努力する事は馬券力を向上しようとしていることではありません。確度が低い時もどうやって回収するかを考えるのが馬券力の見せ処というわけです。