春分後のはじめての満月の運命の数字は、『９』がやってきました！
次回の新月はその年明けはじめてのサイクルとなることを考えると、あるユニットの最後の総まとめをあらわす『９』という数は、今回の満月にふさわしい数字といえるでしょう。
おりしも満月から後は欠けていく月のサイクルに入るので、必要のないものを手放していくのにぴったりの時期になります。
今回の新月は特に、「自分の内なる世界と繋がる」というエネルギーから始まりましたので、じっくり自分の内なる声と、外側から絶えずやってくる他者の声とを区別するような時間を持っていただけたらと思います。
そしてもしも、あなたが疑問も持たずにとりこんできたある「ささやき」や、「ルール」、「無意識の習慣」に気づいたのであれば、それらを吟味し、書き換え、手放す絶好のチャンスです。
今のあなたにたどりつくまでにとるべき必要なステップとして、それらの習慣はあなたの役に立ってきたのですが、ここから先は、「新しい時間」です。もう身につけるべきものは身につけているはずですので、そのエッセンスだけをあなたの心にそっとしまって、習慣そのものはもう水に流してしまってよいのではないでしょうか？
学んできたすべては「あなた自身」に結晶しており、大切なことはその自分自身を信頼することです。その自分に対する信頼が揺らいでしまう時、あなたは外側の「形」を追い求め始めます。
「形」は「精神」が必要なプロセスを経て、結晶化したものです。その「精神」に触れるために「形」は存在してるのであり、「形」そのものが崇拝の対象になってしまうとしたら、もうすでにその「精神」は失われてしまっているに等しいのです。そのような「形」は崩してしまったほうがよいのです。そうすれば、その「精神」はまったく新しい形をとって私たちの前に姿を顕すことができるからです。
「形」は「形」でしかなく、いつか砂の城のように崩れ去るものです。でもその「形」をもたらした「精神」は永遠です。この永遠の力が、あなたの内側に存在し、あなたという形をとっているのだと知ってください。
永遠のあなたと繋がるための「形」を、創りだしていく・・・そのような新しい始まりに向けて、何かを終わらせていくために、この欠けていく月のサイクルを上手に使っていただきたいと思います。
古いものを水に流すのは、マーメイドたちの得意技です。彼女たちとともに、いらなくなってしまった形も精神も、大きな海に向かって流していきましょう。ゆったりとキャンドルをともして、アロマオイルのよい香りとともにお風呂に浸かると、リラックスして自然に新しい気持ちになっていけそうです。
