お久しぶりです…。

この『妻の本音。』を8月に完結させてから4ヶ月が過ぎました。

あたしは変わらずそのままなあたしです(笑)



この四ヶ月…
まったく更新してないにも関わらず、覗きにきて下さる方がいてくれること…
ありがたい限りで何かのヒントになれてるだろうか?と気になるところでもあります。




あの家を飛び出した日
あたしが妻を棄てた日…
そんな日からもう一年です。


どうもこの12月という月はあたしのなかで否定されているようで
心の中の動揺やら葛藤やらいろんなものが襲ってきたりする日々を送ってしまうようです…。

あの日のすべての感覚が鮮明に心の中にあって
それが色褪せるにはもうしばらく時間がかかりそうです。


でもね、
明けない夜はないし
癒えない傷もないと信じてるから…



そんなあたしのこの一年…

ほんとにいろんなことがあったなぁ。

あのままの居場所で暮らしてたら
きっと味わえなかった楽しみもたくさんあったし…

それとは正反対の気持ちもたくさん感じることになったし…


自分の大切な人たちを大切だなぁって心底感じることもできた。



あの居場所にいたあたしより
いろんな意味で少しは成長できていればなぁと思う日々です…

でも、これって自分ではなかなか認識できないもんでね(笑)



一年過ぎたからといって
あの日の答えは見つかってなんかいないんです…

そうだなぁ…
この一年はあたし自身をただフラットにするように心がけたくらいなんです。


まだたった一年…
いや、されど一年なのかな(笑)


妻であった頃と何ひとつ暮らしは変えてないんですよね…まだ。

がむしゃらに突っ走ろうなんて思ってたりしたんですが
息切れしちゃうし
羽がボロボロになっちゃう…
ふとそれが怖くなったりしたんだよね…。

人にはそれぞれのペースがあって
それに無理がかかると失速して壊れちゃうような気がして…。

あたしはあたしらしくいるって決めたんだから…
ちゃんと自分と向き合いながら自分の奥底のものを感じ取らなきゃダメだなって。



夢はあいかわらず
おばあちゃんになった時に大切な人とお茶なんか飲みながら「いま幸せだな。」って思えること…。


そこを目指して歩き続けるだけ…



最近ね、
ちいさな目標をみつけました。

ようやく先のことを思うようになれました…。


あたしの夢にむかって歩いてくために
その通過点であるちいさな目標…


二年目はそれをカタチにしていけるように
少しでも近づけるように
ゆっくり歩いていけばいい…。


誰に何に追われることなく
あたしはあたしの歩幅で歩いていけばいい。


そして
大事な人たちにありがとうを忘れずに生きていたい…

すべては必然で必要なことだと信じていたいな…。





またココで書くかもしれないし
もう書くことはないかもしれない…

何か大切なことが見つかったら
あの日の答えが見つけられたら
ちゃんと書ければいいな。。。




acKie。



なんで結婚したんだろ…?

こんな疑問に気づきはじめて2年と少し…

あの頃こんな結末になるなんて思ってもなかった。


あたしはただ
ありきたりな結婚生活でよかったのに…

そんなことすら
あたしには叶わなかった



あたしがこの結婚に多くを求めすぎたからなのか…

自分の大切な居場所や
結婚生活の意味を
重ねすぎたからなのか…



「ただ居場所が欲しかったから結婚したんだ」

こんなふうに言えてしまうあたしは
やっぱりどこかはじめから間違っていたのかもしれない。


それでも
そんな中でも
ただありきたりでよかったんだ…


けれどそれは
いつしか限界にたどり着いてしまって

自分の愚かさを思い知る…。


それと同時に
このままこの場所で
息を潜めて暮らせばラクだとも気づく…。



でもそれは
あたし自身を否定することなんじゃないかとも気づく。

妥協や惰性だけで終わらせたくはない…。


こんなふうに思えたから
あたしは今ひとりでまた歩き出したんだ…




きっと
あたしたち夫婦の間に子供を授かることができてたなら…

あたしはその子を
なりふり構わず守れただろう。

そう
こんなふうに
ありきたりな結婚が叶っていれば…



こんな夢物語を嘆いたところで仕方のないこと。




だったらあたしは
きちんと前だけを見て
あたしらしく生きたい。


あたしの離婚には
いろんな出来事や疑問
そのすべての先のものであって
そのどれもが偶然ではなく必然なものだったと感じてるから…


この11年間の結婚生活は
決して無駄だとは思いたくはない…


偶然なんて信じない

すべては必然で必要なことだと信じていたい…



そしていつか
あたしが守りたいと思えるものに出会えたときに

ありきたりなことを何よりも大切に感じていられるように…。




acKie。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『妻(おんな)の本音。』
初版、再編長らくお付き合いいただき
本当にありがとうございました☆


正直、この『最後の本音。』が1番書くことに時間かかったのかも…(;・∀・)


何かを伝えるということは
とても難しいことで
それを言葉や文字にすることも難しい…


自分の思いを上手に伝えるのが下手で不器用なあたしだから

どれだけのことが伝えられたかはわからないけれど

誰かの心の奥の疑問に
ほんの少しでも触れることができていたらいいな…。



離婚に関しては
どうしてもマイナスな部分ばかりが浮き彫りになるけど
あたしはそればかりじゃないと感じています。


実際ねあたし自身離婚して
この事実を人に伝えた時
ほとんどが二通りの意見です…。


ここで綴ったように
あたしのこの先の新しい人生を心から願ってくれること…

そしてその正反対の
女性が離婚なんてこの先の人生を台なしにして馬鹿な事をした…

この意見も実際にいただいたものです。



どちらも間違いな意見ではないと思っています…。


正直、離婚して女性が自立していくことは安易なことではありません。


金銭面が離婚理由ではない方たちはとくにそう感じるかもしれません…

金銭面が理由のあたしですら痛感していることですから…。


それでも
自分自身がだした結論に後悔なんかはありません。



これからあたしは
自分の幸せを自分で見つけて決めていくんです…。


そのなかでやはり
いろんな壁にぶち当たって傷も増えてくでしょう…

それでも立ち止まってなんかはいられないし
歩き続けるしかない…。



ひとはひとりなんかじゃ生きていけない…
たくさんのひとに支えてもらってる。

そう感じ続けながら
あたしはこの先を
あきるほど描く。

あきるほどにいろんなこと描いていきたいな…



本当に
『妻(おんな)の本音。』を読んでいただいた皆様

あたしを支えてくれた皆様

本当にありがとう。



明けない夜はきっとないです…

皆様にも綺麗な光りが降り注ぎますように…。




この『その後…』も
気づけば22話も書いてしまったね…。

途中あたし自身の気持ちがついていかなくなり、短編化してしまったから…

そんな『その後…』も今日で終わりを向かえます。



……本編。…



いつもと変わらない
ありふれた夏のある日…

それは
あたしが妻では失くなった日。


自分の思い描いていた通り
誕生日までのリセットがちゃんと出来たあたし…



元夫には
提出したあとすぐにメールで伝えました…。


彼からの返信はすぐにはなく
その日の深夜
あたしが伝えたことには触れず他愛のない内容のメールが届きました。



あたしの現状を知る友人たちにもメールでお知らせ…
多くの方からは
「離婚おめでとう…ackieらしく前向いて行こう!」
こんな感じでした…。

その返信にあたしは何だか気持ちが落ち着いたのが本音です…。




そしてね
元夫とお姑さんのこと…


お姑さんは退院し自宅で療養中です。

まだ不安定なままで
家事などは一人ではこなせないそうです…
一緒には出来るそうなんですが…。

高齢ですし、あと少しの回復は見込めそうですが、元の状態には戻るのは難しいかと思われます…


元夫は
この現状に対処するのに頑張っています。

彼自身が間違いだったと言った職を辞めて
新しく踏み出そうとしています…。


年老いた両親の全てが
彼ひとりの肩にあります…

それを彼は受け止めようと必死に頑張っています。


今ひとりになって
現実を突き付けられた彼はたしかに強いひとだと思えます…

ゆえに
もう少し早くに彼が気づいてくれていたら…と。

どちらにしても
もうどうしようもないことなんですがね…




あたしは
その現実をただ放棄しただけの酷い妻であり嫁なのかもしれません…

それは今でもそう思えて止まない事実です。



あまりにありふれた
そんなある夏の日…

それはあたしが
妻では失くなった日。



この日のためにあたしは
この重い紙切れを受け取る際にも言われたように
(参照:本音 49 )
何度も役所に電話で問い合わせをしました(笑)

だって一度できちんと済ませたいじゃない(;´∀`)


まずは夜間休日の受理について…
これ婚姻届同様に離婚届もできます。

夜間休日窓口の守衛のおじ様に手渡しします。

じつは元旦入籍したあたしは
婚姻届も守衛のおじ様に手渡しました(笑)


それから
戸籍の異動について…

あたしの場合は
全て新しく作り直しました。

旧姓に戻しましたし
子供もいないのでもっとサクッといけるのかと思っていましたが…
役所の書類関係の手続きは難解ですね(笑)


今、実母と一緒に暮らしています…。

住民票はその実家にあたる実母の家に移すことになります。


ただここにも難題ひとつ。
実母の世帯に入るかどうかです…

これによってあたし自身の税額が変わってきます。

世帯の総収入で算出される税金…
んなことしたら、あたしかなり税金払わないといけないじゃん(;°Д°)


だから、あたし世帯主の一人の世帯にしました。


あと、あたしの本籍どこにするかですが…

離婚すれば当然この本籍も移さなければいけません。
主には
結婚する以前の本籍に戻すというのがあると思います…


ただあたしの場合は
両親があたしの結婚後に離婚しています。

その場合、父親の本籍のほうに戻るそうです。

あたしはどうしてもそれが嫌でした…

母親のほうには出来ないのかという問いの答えは
役所では出来ないそうです。

家庭裁判所に行き
その申し立てをし事務手続きをしなければならないそうです…(;・∀・)

んなことしてられない…。

どうしたらいいのか分からなくなり、役所の方に聞きました…

そしたら何とも簡単な答えが…(笑)

あたし一人で戸籍作ればいいそうです。


本籍地はある意味どこに置いても問題ないとのこと…
えっ( ̄□ ̄; )
そんな簡単なことなの?本籍って…(笑)


今現在住んでる住所も考えましたが
ここも元々新婚生活をしていた場所なんで何だか嫌でした…(笑)

その結果
あの実母と共同名義であるマイホーム…
そこにそのまま残しました。

いや、これも筆頭主はあたしですよ…。

あの家、三人の筆頭主がいますよ…(笑)



そんなこんなを三回に渡り電話で確認して、完成させた重い紙切れ…。



友人たちの協力で完成できたその重い紙切れを手に
あたしはそのありふれた楽しい時間を過ごした帰りに
友人と共に守衛のおじ様のもとへ向かい受理されました…。



それはほんとにいつもと何ら変わりない一日で
あたしの2日早い誕生日祝いをした日…。


そんな夏の日が
あたしは11年間やりこなしてきた妻であること…
その妻では失くなった日でした。



重い紙切れの完成の日は
目前に迫っていました…。

あたしは何だかよくわからない気持ちが溢れていました…



結婚生活は11年…12年目に入っていた夏のある日。


それはあたしの誕生日の2日前でもある日…


あたしは漠然とこの日にすべて片付けようと
そんなふうに思ってた…。


もともとね
あたしが旦那に結婚生活の再構築をお願いしたリミットは
ちょうど二年前のあたしの誕生日だったから…
(参照:本音 41 )


それから様々な出来事が
あたしたち夫婦の間を駆け抜けて
それでもやっぱり
あたしの気持ちは決意は変わらなかった…。



だったらやっぱりこの日までにリセットして
新しいあたしでリスタートしたい…
この気持ちは決して揺るぎない確かなものだったから…。




奇しくも…?幸い…?

重い紙切れが完成できる日も
そんな普段と変わらない日だったから
この日に決めたんだ。



それはあまりにありふれてる一日のなかで

友人たちと楽しい時間のなかでサラリと行われたセレモニーのようなもの…



頼んだふたりの友人にサインをしてもらい
その場にいたもう一人の友人にハンコをついてもらう…
訂正印が多くて、みんなで笑いながらのセレモニー。


それがあまりにありふれた日常のひとコマに思えたから…


あたしは帰りにそのまま提出しようと決めたんだ…。