こんにちは。事務局のＲです。

春の日差しが心地よい季節となりましたね

街の至るところで色鮮やかに咲く花々を見ていると、なんだか気分が明るくなります

さて、以前にも浅草散策について書きましたが、今回もまた浅草散策をしてきたので、書きたいと思います。
年中、観光客で賑わっている浅草ですが、お花見シーズンは更に多くの観光客で混雑しており、浅草寺周辺では前へ進むのも一苦労です

カメラを構える人たちの数が尋常ではありません

境内を散歩していると、一本の大きな木が見えてきました。

この大きな大木は、なんと樹齢800年以上のいちょうの木で、源頼朝公が浅草を参拝した際に、挿した枝から発芽したと言われているんです。
しかも、関東大震災や東京大空襲をくぐり抜けた御神木として、今も多くの人に親しまれています。

幹の中心部が空洞になっているのは、焼夷弾が直撃して焼けこげてしまった跡だそうです。
こうして今も、立派にたくましく生きている姿を見て感動すると同時に、戦争の悲惨さを忘れてはいけないと考えさせられました。

先へ進むと、本堂を右手に五重塔を左手に、浅草寺の本坊である伝法院が見えてきます。

伝法院は普段は門が閉ざされいて中へ入る事が出来ないのですが、この日はちょうど東日本大震災支援として、期間限定で「伝法院庭園拝観と大絵馬寺宝展」が一般公開されておりました。こんな機会を逃してはいけない

と思い、迷わずチケットを購入。

入口を入ると、展示会があり浅草寺が所蔵する貴重な大絵馬や寺宝を見る事ができます。
(※展示会は撮影禁止)

伝法院庭園から眺める五重塔とスカイツリーはとても新鮮で、思わずシャッターを切りたくなります。

花壇には白や黄色の水仙が綺麗に咲いていました。

まさかこんなにも広い池泉があったとは驚きです

約1万平方メートルもある庭園は、敷地の大半を占めるそうです。
美しい眺めと、浅草の喧騒を全く感じさせない静かな空間は癒されますね。
樹齢300年のしだれ桜やヤマザクラの木があるのですが、この時はまた開花しておらず、写真におさめられなかったのが非常に残念

こちらの写真は、後日、義母が拝観した時のものを送ってもらいました。

江戸時代後期、天明年間に建てられた茶室｢天祐庵｣
都の有形文化財に指定されています。

近年、若い方を中心に着物レンタルがブームのようで、浅草界隈では着物姿の若い女性や観光客の方をよく目にします。
やっぱり浅草の街には着物姿が映えますね。私も着て歩きたいなぁ～

こちらは五重塔をバックに夜桜見物。絵になりますね～

江戸の街並みを再現した伝法院通りと散りゆく桜は、風情があっていいものです

そして、こちらは以前から気にっていたお店の一つで、｢和えん亭　吉幸｣
津軽三味線を聴ける会席のお店です

個室を予約したのですが、食事の頃合いをみて、私達のいる部屋へ演奏をしに来て下さいました。
美味しいお料理をいただきながらの生演奏とは贅沢です。
全身に響き渡る力強い音色と奏者の掛け声にはしびれましたね～。あまりの感動に、思わず目頭が熱くなりました

上の写真の方は、｢吉幸｣店主の福居幸大さん。歌手の吉幾三さんのバックで28年も津軽三味線を演奏している方なんです。
お店の｢吉幸｣という名前は、吉幾三さんの吉と店主の福居幸大さんの幸をとって、吉幾三さんが名付けたそうです。

そして、こちらの若いお兄さんは先ほどまでお料理やお酒を運んでたと思ったら、実は彼も三味線奏者でした。これにはびっくり

指さばきやバチさばきがとても速く、釘付けになってしまいました。

光が反射して少し見づらいですが、部屋には吉幾三さんの書｢道｣が飾られていました。
歌だけでなく、芸術にも長けていらっしゃるんですね～。

帰り際、お店の前で写真を一枚お願いしたところ、快く応じていただきました。
素晴らしい演奏と美味しい食事に、皆すっかりご満悦の様子で私も大満足でした

接待や記念日などでもよく利用されるそうなので、皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。喜ばれる事間違いなしです

浅草散策2