「水」が要因のプレートテクトニクス誕生論 | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

この1年間、断続的に地球科学の講義を受講しています。プレートテクトニクスは地球ならではの現象らしい。なぜなら水が豊富にあるからだそうです。

講師の八木下先生によれば、

(1)重力の法則により、地球が46億年前に誕生してしばらく時間が経つと、比重の重いニッケルや鉄が地球の中心部に集まり、25億年前ぐらいに内核と外核とマントルの分化が起きます。

(2)中でも外核だけは液体でこの液体の運動(日速10m)により熱せられたマントルが、プレートを起動させ、地表に大洋プレート(玄武岩)が形成されます。

*玄武岩


(3)どんどんマントルから大洋プレートが出来上がってくるので、大洋プレートは地表(と言っても海底)を動き、やがて冷えて重くなってマントル内に沈み込みます。海底を動く間に海の水を含んだ大洋プレートが沈み込みによって水が排出され、水を含んだ岩石=花崗岩が形成されます。黒雲母と呼ばれる黒い部分に水が含まれているそうです。

*花崗岩
 

(4)花崗岩は比重が玄武岩よりも軽いため、そのまま大洋プレートから浮いた状態となり、大陸プレートを形成します。

(5)大陸プレートは軽く、大洋プレートは重いので大洋プレートは大陸プレートの下に沈み込もうとします。この時の摩擦によって断層が動いたり、大陸プレートが歪んでプレートそのものが跳ね上がったりという現象=地震が起きるという理屈です。

同じ個体状の惑星である金星や火星の場合は水がないので花崗岩が形成されない=大陸プレートが形成されないそうです。

水があるからこその大陸プレートの誕生、そして地震の発生につながるという事でしょうか?

以上、自分の復習も含めて、まとめてみました。