スペイン・バルセロナ2日目~コインロッカーとミース・ファン・デル・ローエ | 建築旅ブログーあしかとうさぎー

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建築女子の旅記録。不定期更新。
2015年6月13日スペインよりスタートしました。

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ホテルを出てバスに。



こんなホテルでした。
バス停もホテルの目の前で楽ちんでした!



バスの中は人がいっぱい。

途中、偶然にも伊藤さん設計のホテルを発見!!



ってどれかわからないですよね!!Σ(・ω・;|||

夢中でシャッター切ったのですが、バスの窓の隅っこ。。
ちょっとだけ赤い壁が見えている、それです。(~v~;)


伊藤さんのビル以外にもこの道には、面白い建築が沢山ありました!

氷みたいな外壁のビル



同じデザインで沢山立ち並ぶビル



ひとまずカタルーニャ広場にでて、サンツ駅まで向かいます。

途中、黄色い花の並木道♡♡



明るい濃い黄色がスペインっぽくてきれいでした!



サンツ駅での目的は、ここ!



コインロッカーです。
調べたら、他の駅にはロッカーはほとんど置いてないらしく、サンツ駅に預けることにしました。
スペイン広場から歩いて10分くらいです。

先に、空港でやるX線チェックみたいなのに荷物を通してから荷物を預けます。

大きいサイズは5.2ユーロで使えます。
小さい方は確認していませんが、大きい方は60リットルのスーツケースと80リットルのキャリーバックと30リットルのバックパックが入りました!

駅に着いたらコインロッカーの表示に頼れば迷わずつきました!

こんな感じの表示です。


重い荷物からの開放感半端なかったです。笑

そこから再びカタルーニャ広場に向かい


向かった先は。。

念願の。。。。




バルセロナパビリオン!!

そう。バルセロナの美しい建築はガウディだけではないのです。

と言っても、ガウディの建築と比べて迫力は無いのでマニアじゃないと面白くないかも知れませんが。。笑

建築好きにとっては涎ものの建築です(*´﹃`*)


何がすごいのかっていうと
私は大きく2つあると思います。

まず、一つ目はモダニズム建築の先駆けとなる建築であること。

このバルセロナパビリオンは三大モダニズム建築のひとつ。

ヨーロッパの世の中がアールヌーボー中心で
うにゃうにゃ、ぐにゃぐにゃした芸術が好まれている中

こういう幾何学的な、直線を使った建築っていうのはとても新しいことだったんです。

現代社会では、こういう直線的な建物ばっかりですが
その、直線的な建物を生み出したきっかけになる建物なんですよね。

こういう後世にわたって「当たり前」になるくらいまで世界に浸透するような建築を生み出した彼らはすごいと思います。

ちなみに、三大モダニズム建築の残り二つは

一つはフランスにあるル・コルビジェ氏によるサヴォア邸

もう一つはアメリカにあるフランクロイドライト氏による落水荘です。


二つ目は究極にシンプルだということ。

このバルセロナパビリオンの設計者はミース・ファン・デル・ローエ。
建築界では知らない人はいない大巨匠です。

この方の有名な言葉に

Less is more

という言葉があります。

意味は少ないほど、豊かである。


私、この言葉本当に好きです。

もので溢れかえってて、考える事や悩む事が沢山ありすぎる現代で

改めて見つめ直す考え方じゃないかなあって思います。


旅の最中には尚更ひしひしと感じました。

本当に大事なものってすごくシンプルなもの。

だから、旅を重ねるとどんどん荷物も減っていくし

身軽になるとより動きも軽快になりますよね。

物理的な荷物だけでなく。

旅をする事によって自分の周りのいろんな皮が剥がされて

シンプルな自分自身と向き合う機会が増える。

肩書きとか年齢とか国籍とか関係なく

人間と人間で話す。

人間性がめちゃめちゃ出てくる。

やべー、おもしれー。って思いました。

まあ、その話はおいおい(●´ω`●)


で、バルセロナパビリオンの話に戻ります。笑


無駄なものが一切ないシンプルな空間の中に
すぅっと通る、綺麗な直線。
しんと静まり返る空気。

まさにミースファンデルローエの

Less is more

という言葉を表したような建築で、巨匠の力を見せつけられたという感じでした。

そして、このぴりっとしたというか、しんとした静寂の空気は日本っぽい空間だなーと思いました。


なんというか、、ここで坐禅組んでも違和感ないと思いました。笑


ここは、バルセロナ万博での休憩所の役割をしてたそうなので

こういう静寂さとか落ち着く感じを出してたのかなー。

そして、現存する建物自体は1968年に再建されたものなのですが
実際は1929年に建てられたとのこと。
今から85年も前に、このような建物が建てられていたとは。。

柱が十字になっているので、構造強度も持ちつつ、すっきりとした柱に見える印象でした。
きっと、石の壁の重厚感も相まって、余計華奢な柱に見えたのだろうけど。
そして、意匠設計を担当していたので、やはりディテールが気になる(●´ω`●)笑

あと、2箇所にある水盤のバランスがとてもきれい。この浅い水盤がまたいい!!
ここでも、日本の石庭を思い出しました。


以下、バルセロナパビリオンの写真ギャラリーです。

No.001【バルセロナパビリオン】(ミース・ファン・デル・ローエ/1929/バルセロナ)
  

  

  

  

  


もう、ここいくらでも居れる。素敵。

バルセロナチェアに座れなかったのは残念(´・_・`)


バルセロナパビリオンへはカタルーニャ広場からすぐですが

後で詳しい行き方をまた更新しようと思います(●´ω`●)


それにしても、やっと建築の話ができた( ̄▽ ̄;)♡笑


この日はもう1個素敵な建築に出会えました♡

また次の記事で紹介します!


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