5/2  6日目





Nippon connectionも祭りのあとなドイツ最後の日。


会場に集まった面子でドイツ料理のランチへ。

大学は今日から通常に授業が行われ雰囲気もガラッと変わる。


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近くの通りをだらだら歩いてようやく店を見つける。

この学生街と住宅街も石造り。

オープンテラスの店で食べるホワイトアスパラとビール。おいしい。



向かいの席のマリアはベルリンの大学に通っていて

修士論文を書いているのだが、テーマはなんと阿部和重だという。

他にもムラカミはハルキよりリュウが好きという話の合う日本文学好きがいたり、

気づいたらなぜか中原昌也がいかに凄いかという話で皆盛り上がっていた。

ロンドンから来たジュリアンはVertigoという映画雑誌をやっているのだが、彼は音楽も

好きで僕と趣味がもろ被り(昔monoを呼んだそうだ)で、初めて聞く中原昌也の人と作品に大いに興味を示していた。日本文化すごいですねぇ。みなよく日本に来ているようだ。





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そのあとは街の中心街へ流れて

昨晩朝まで片づけをしていたメインスタッフたちと合流してお茶をする。

時間が来て一人々々帰ってゆく。


マリオンやぺトラ、デニスらメインスタッフらと挨拶を交わしお別れ。





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飛行機が一緒の便になった井口監督と明日帰るポールとの3人でお土産の買い物に。

案内で付き合ってくれたエミさんは普段航空会社に務めているのだが、

機内食は本当にレンジでチンしていると教えてくれた。一つ謎が解けた。


空港まで送ってもらい名残惜しさを感じつつ帰路へ。



フランクフルト市は今年の11月に横浜との提携を記念してジャパン・ウィークを開催する予定で、Nippon Connectionも、そこでまた日本映画の特集上映をするという。

日本が未曾有の状況に陥った中での映画祭開催の決断、

そしてフランクで丁寧なもてなし、

映画好きとして本当に皆が楽しく作りあげていた雰囲気が

嬉しかったドイツでの6日間だった。