安保先生の本を読んで新しい病理の捉え方を得た。

ストレスが長期に加わると、細胞は先祖がえりを起こしてしまうことそれによって、血球から作られた血管が血液に戻ることで起る、くも膜下出血が起ったり、脂肪肝になったり(魚などの肝臓は脂肪で出来ている)、胃内壁が腸の細胞になったり。

交感神経優位の人が顆粒球過剰状態により、化膿性の状態を引き起こす部分などは淋病マヤズムと確実にフィットするアイデアで、副交感神経優位の人はリンパ球過多になり、ストレスへの耐性が著しく落ちて、過敏に反応することでアレルギーを引き起こしたり、透明の分泌物を慢性的に排出したりするのは、ソーラの存在を感じさせる。

淋病マヤズム状態が続くことで、活性酸素が増え、組織破壊が起る、この段階は梅毒マヤズムへの進行を示す。ここら辺はマリオ・ボヤジェフのマヤズム理論にフィットする。

交感神経優位状態は心身の活動過多状態を引き起こす。
身体的な活動へ傾くのが淋病マヤズム。精神世界への活動へ傾くのが結核マヤズム。
淋病マヤズムでは過剰な食事や行動から、破壊の梅毒マヤズムへ、結核マヤズムでは精神世界に傾きすぎて体の存在を忘れ、ケアを忘れて、破壊的な状態が起り、梅毒マヤズム的側面を持つようになる。

安保先生の理論では、なぜ交感神経あるいは副交感神経優位になるのかという部分が説明されていないように思ったが、ここはホメオパシーのマヤズム理論で補えばよいと思う。
医師自らが、病気が治るためには炎症反応が治癒作用であるためそれを抑える現代の医療では病気は治らないと断言している点で新しいものになっていると感じた。
がん患者に起る、炎症と高熱も抑えずに乗り越えると、癌が見事に退縮していくらしい。
私たちは自然が与えてくれた自己治癒力をもっともっと信頼していいと思った。
ホメオパスである自分自身も、まだ不安を残している状態だったので、医師という立場から断定していただけるとホントに安心できる。

他には、盲点だったのが、抗がん剤自体も発がん性があること、安保先生は抗がん剤の使用を疑問視している。癌は自己治癒力で治るし、化学療法などによる体力の消耗はその可能性を著しく落としてしまう。癌を治らない病気にしてしまっているのが抗がん剤に頼る現在の現代医学によるがん治療という指摘だ。

また老化に伴って胸腺や骨髄が退縮するため免疫能が下がるという思い込みも、腸管や肝臓のリンパ球が自己抗体を賛成して代わりを務める。その場合、むしろウイルス性疾患への免疫はより高い。
ホメオパシーでも同様の思い込みから、免疫が下がっていると思われるケースで胸腺のサーコードを使ったりする場合が考えられるが、お年寄りのケースでは免疫をあげるためには肝臓と腸のサポートも意識すべきことがこれで分かった。