脳梗塞や深部静脈血栓症による肺塞栓の予防や治療として摂取されるワルファリンは血液凝固にかかわるプロトロンビンの合成に必須のビタミンKを阻害することによって血栓の発生を予防するというものである。

また医師からもワルファリンを服用する際にはビタミンKを生み出す納豆や青汁などの摂取は禁止される。
納豆には納豆菌が作ったビタミンK2が野菜類の5から10倍含まれるため。

ビタミンKはまた骨を丈夫に保つ働きもある。骨に含まれるたんぱく質の中で最も多いのが、ビタミンCと関係するコラーゲンで、その次に多いのがビタミンKが合成に関わるたんぱく質オステオカルシン。

オステオカルシンはカルシウムが骨に沈着するときに必要な物質で、ビタミンKはその働きを活性化させることでカルシウムの骨への沈着を促す。

これ以外にもビタミンKにはカルシウムが骨から流出するのを抑える働き、骨の石灰化の手助けなどがあり、複合的に骨を丈夫にするために働く。

ビタミンKが不足すると、骨に十分にカルシウムが取り込めなくなり、細くもろい骨になってしまう。

このためビタミンKは骨粗鬆症の予防に有効であり、逆にこの働きを阻害する薬を継続的に取ることは骨粗しょう症の発症を促進することになる。

またカルシウムの取り込みとは逆に、動脈や腎臓などでは、カルシウムの沈着を防ぐ働きがビタミンKにはある。

ワルファリンの長期使用はまた動脈の石灰化を促進するため、血栓による梗塞を防ぐ一方で石灰化した動脈のもろさによる破裂、体内出血を引き起こしうるものでもある。

血栓を予防するという目的のためにこれらのリスクをとるメリットがあるかどうか。医師は血栓が作られる原因を取り除き、徐々に薬を外していくよう指導すべきところだと考えるが実際はそこまで個別の状況を配慮した治療が行われていないのが現状である。

参考&引用サイト:
http://eurheartj.oxfordjournals.org/content/early/2011/07/20/eurheartj.ehr226.abstract

http://vitamine.jp/bita/bitak.html

http://www.toyoshinpo.jp/natto/675

http://health.goo.ne.jp/medicine/search/1990_1/wa/0/indexdetail.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%B3



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