ある香港人オーナーさんのこと。
共通でしってる香港人デザイナーと話題に上がりました。
そのオーナーさん、雰囲気も見た目も香港○クザみたいな感じです。
年齢は70くらいか。
一代で相当な財産を築いた方。
いつもたくさんの取り巻きを連れていらっしゃいます。
香港人友達と話していたのはそのオーナーさんの様な
香港の60~70年代にしこたま働いて財を築いた香港オーナーのこと。
共通してることは
裸一貫、クーリエで(荷物運びの一番きつい仕事、リーカーシンもこれ)働いて、
小さな事業を始めて、何度も事業に失敗して丸裸になって、
騙され、大金を失い、何もかも失い、それでもあきらめず
何度も何度も財を築き直し、香港ビジネス界に龍のごとく登っていく。
これは、香港の昔ながらのオーナーたちの姿らしい。
実は他のある飲食大集団のオーナーもこれです。
若いころ、荷物運んでたらしい・・・・。ビックリします。
誰が信じるのか?って思います。
でも、みんな日焼けしてる。指なんかまっすぐじゃないし、
若いころの重労働の苦労の跡だと思います。
聴いてる音楽も昔の歌。歌謡曲みたいな廣東語の歌。
実は、その香港○クザみたいな大オーナーさんからある日突然、
白酒の特別なもの??を頂きました。
実際、ものすごい美味しい白酒でした。(48度!!!)
『おまえに、この酒をやる。旨いんだ。俺の好きな酒なんだ。飲め。』
って言われボトルごと頂きましたが...
なぜくれたのか?話をしたのは初めてでした。
不思議。ひょっとして何か通じた??
今の香港にハングリー精神はないのかな?と思うけど、
いえいえ、ある!
香港は苦労してのし上がって来る人には絶対的に間口の広い街。
この仕事をしていると、店舗なりを所有してる香港人のオーナーさんに
会わせて頂ける事が殆どで、
設計に関しての会話も沢山出来るのでとても嬉しく思います。
でも、内心こっそり、、、、、、すごーーーーーーーく緊張します。
今日も香港に感謝です。