ギンギラギンな経営者を増やす!名古屋を元気にする税理士ブログ -4ページ目

研究機関のシーズを基にした「事業化の基本ステップ」

科学技術コーディネータとして『事業化ステップ』を見直してみた。

少々基本的であるかもしれないが、自分自身の見直し・おさらいのためにも

内容をまとめてみました。


【事業化の基本ステップ】

ステップ1『“事業化の志”を固める』
 心構え・やる気はもちろんのこと、新事業開発の方針と目標を決める(その前に現状把握もニコニコ必要ですね)
  ダウン  

ステップ2『新事業アイデアの抽出』
 事業アイデアを探す/顧客ニーズを収集する/技術の応用先を考える
         (↑まさしくここが我々科学技術コーディネータの一番の出番!!

  ダウン  

ステップ3『新事業アイデアの練り上げ』
 狙い目を考える/他社との差別化・コンセプトを考える/市場性を確認する
  ダウン  

ステップ4『ビジネスプランの作成』
 儲ける仕組みを考える/勝てる参入戦略を策定する/事業化計画・開発計画を立案する/事業性を検証する
  ダウン  

ステップ5『事業立ち上げ』
 事業家に向けて準備する/顧客開拓に邁進する/製品開発に取り組む

いかがでしょうか?

技術の事業化は、技術エゴになりがちで市場調査に欠けているケースが多いので、
シーズを基にした「マーケティング」の要素に注意することが重要です。


【今日のまとめ】

『顧客は技術が欲しいのではない!技術の持つ機能や価値を必要としている』


妻の父親と

昨日、最近結婚したばかりの妻と妻の父親との食事会のため豊橋へ。



ランチを予約し、緊張をやわらげるべく、ビールを飲みつつ2時間半。




・・・・・・・・・・・・・・・・




お酒のおかげか話も弾み(笑)、楽しい時間をすごすことができました。










と思っていたら夜、妻にお父さんから電話が・・・・





なんだ!なんだ!と思っていたら








『しっかりしていて、いい男だから捨てられないようにしろよ!』


ってな、お言葉を改めていただいたそう(=⌒▽⌒=)




かなり嬉しいニコニコ


妻も心なしかいつもより私に優しく、愛情が多くなった。



その言葉にさらに応えられる男にならなければ!!!!!

事業化を念頭においた技術開発

昨日、産総研主催の技術セミナーに行ってきた。

前にも書いたように産総研は『研究のための研究』をやっているのではなく、

『事業化を念頭においた研究』をやっている研究所である。


そのセミナーで“事業化”という視点で述べていたことを記載してみる。



①「低炭素時代におけるバイオマス由来プラスチックの戦略性」

・マテリアルのリサイクル性の確立、よりも収集・モノを貯蓄しておく、などの仕組み造りがリサイクルでは重要(マテリアルリサイクル自体は10年以上前から確立されていた・・・)

・代替品の値段高低を見ながら、先を見て・予測してリスクヘッジ

・(番外)人類の数の増大は、農業革命を起こした『ハーバーボッシュ(ノーベル賞受賞)によるアンモニア合成(あー懐かしい響き!)』により支えられている(一般的には石油・石炭による産業革命といわれているが)


②「非鉄金属リサイクルの状況と有機物評価のための分析技術」

・リサイクルできた!だけではだめ。標準化まで持っていかないと市場は受け入れてくれない



③「セルロースナノファイバー複合材料の特徴と評価技術」

・複合材を構成するナノファイバーは一度凝集すると分散させるのは難しい

・標準化を担保するものとして、複合材のISO規格あり。

・複合材が普及していく上での課題:ファイバーが分散しているか

・強度高めるための課題:界面の接着性/ファイバーの分散性



(まとめ)

リサイクルによってできたモノ、は均一化されていないことが多い。よって、標準化が大事。


事業化を考える際、
『品質が求められる日本では、品質を保証できるようにする』ことが重要!