愛は言葉の壁を越えるのか
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4月の雪

まだ雪が多くて

道ではないところを散歩すると

膝の上まで沈んじゃうけど

空が明るいので気持ちがいい

 

 

風があって少し吹雪いていると

余計に気持ちがよくて

学生の頃に読んだ村上春樹さんの

「風の歌を聞け」という本のことを思い出す

 

少し首を傾げて耳を澄ませると

(ニット帽の耳の部分を少し持ち上げて)

風の歌はなかなかいいもので

わりといつまででも聞いていられるから不思議です

 

上空でサークルを描いているワシとか

少し下ったところで木をかじっているシカとかも

同じ風の音を聞いているのかと思うと

思わずフフフと笑ってしまったりして

 

ああ、なんて贅沢な暮らし

人からは不便ねと気の毒がられたりするけれど

この豊かさに比べたら便利さなんて

ちっともいらないと思ってしまいます

 

雲の色

ここは空がとても広いせいか

雲の存在感にはいつも圧倒されます

 

山が近いので雲も近くて

谷から湧き上がる霧と空を流れる雲との境目がわかりません

 

 

ここで雲を見ているとよく思い出すのが

映画「真珠の耳飾りの少女」で

スカーレット・ヨハンソンが雲の色について画家に尋ねられ

 

"Yellow, blue and gray..."

 

と答える場面

 

ほんとうに

雲の色は複雑で綺麗で見飽きません

 

 

いろいろと腹の立つことも思い通りにいかないこともあるけれど

こんな自然の中で暮らせることは

なにものにも替えがたく恵まれていると

表現できない色に光る雲を見るたび思います

 

こどもの数は

夏の間

家の周辺は放牧中の羊がたくさんいます

 

お父さん羊たちは別の場所にいて

母羊と子羊だけの群れ

 

ほとんどのお母さん羊は二頭の子羊を連れていますが

中には一頭や三頭の子羊を持つお母さんもいて

ひとりっ子で育った子羊は目に見えて体格がいいし

三兄弟では優劣がついて一頭だけとても小さかったりします

 

羊のおっぱいはふたつだから

二頭がちょうどいいのね、きっと、と

二頭同時授乳を見ながらぼんやり思っていたら

ふと疑問が

 

おっぱいがふたつあるのに

一度に一人産むのが一般的な人間は

ミルクの生産性が羊よりも低いということ?

それとも立って歩けるようになるのに一年かかるせいで

二本の腕で抱っこできる数が基準になっているの?

 

動物を見ていると

いろいろと考えさせられることがあります

 

 

こどもが三頭もいるのに

よその子が混じってきても動じないお母さん羊

すごいわ。。

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