震える牛/相場 英雄
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アマゾンによると、


警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、
発生から二年が経ち未解決となっている
「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。

初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。
田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、
犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。

ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。
偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、
仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。

田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、
それに伴う地元商店街の苦境など、
日本の構造変化が事件に大きく関連していることに気付く。

 これは、本当にフィクションなのか?
 「地方」の現状を描くことであぶり出させる、日本の病巣!
 衝撃のミステリーエンターテイメント大作!


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2時間ドラマを見ている感じ。

久しぶりに、ちゃんとした、と言うか、
正統派と言うか、
私好みの推理小説を読んだ感じです。

しっかりした長編で、縦横の糸がちゃ~んと絡まっていて、
良い感じで物語が進んでいって、
盛り上がりが有って、
単なる推理小説でなくて、
社会的な問題も提起してあった、
動機も、強引や不自然でない。

筋に無理も無い。

良いですね~。
やっぱりこうでなくっちゃって感じ

長いけど、
一気に読ませますねぇ~ 

最近は、軽い小説や短編などが多いので、
しっかりした正統派の長編推理小説を読みたい人には、
お勧めの一冊だと思います。





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