本ブログは、ポルシェ993カレラ4SについてのHP
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推薦図書その他 をまとめました。
ついにトライアスロン本番(バイク)
(続き物ですので、「トライアスロンをなめてはいけません」「ついにトライアスロン本番(スイム)」からお読みになってください)
ほうほうの体で1.5kmのスイムを終えると、次は40kmのバイク。
バイクは死ぬ気で頑張れ、一番時間が掛かるので時間の稼ぎどころ、とよく言われる。
スイムの遅れを取り戻さなくては。
スイムを終えた時点で9時を大きく過ぎている。
自分のウェーブが何時スタートだったか記憶になく、1時間以上泳いでいたのかな、と思っていた。
(本当は8時22分スタートで、公式記録は52分強。)
海から上がってウエットスーツの上半身部分を走りながら脱ぎ、トランジションエリアへ。
スイムが遅かったので、トランジションエリアはがらんとしている。
ウェットスーツの下がなかなか脱げない。
ウェットスーツがようやく脱げた後、今度はトライアスロンウェアの上がなかなか着られない。
無駄に時間を食って焦る。
本当はトライアスロンウェアの上はスイムの時にウェットスーツの中に着込むべきものなのだが、濡れたウェアでバイクで時速30kmとか走るとゲリラーの私としては腹が冷えて大変な事故になってしまう可能性もあって、スイム終了後に着用。
バイクのコースは前日レンタカーで下見済み。
ものすごくアップダウンのあるコースで、下見中から嫌気がさすぐらい。
空に向かって一直線に伸びる坂道、とか。
アップダウンを繰り返しながら丘に延びる道、とか。
位置エネルギー無駄遣いしすぎだろ、と突っ込みたくなる。
軽めのギアを使いながら、回転数を一定に保つのがセオリーと聞いていて。
踏んでいくというよりはペダルを回転させるイメージで、とのこと。
バイクで頑張りすぎてランで足つっても仕方ないので。
少し軽めのギアを選んで、回転数勝負。
スイムが遅かったせいか、なかなか他の人に出会わない。
どの位のペースで踏んでいけばランに脚が残るのか分からず、慎重に走る。
今回のトライアスロンでは、ドラフティング禁止。
ドラフティングとは、前走者を風よけにして走ること。
追い抜く際は、右側に大きくはみ出て一気に追い越さなければならない。
スピードが乗っている追い越しの際は危険防止のため「右から抜きます!」と大声で宣言。
しかしバイクは平地や下り坂で抜かすよりも、上り坂で抜かすのが気持ちいい。
スイムで出遅れた分、バイクではなかなか人に抜かれないよう頑張った。
でも途中からずっと普通のスポーツサイクルの人と競り合いに。
私のバイクはスキーとスキーブーツのようにシューズがペダルに固定されていて、脚を引き上げる力も推進力としているのだが。
競り合ってくる人は、通常のフラットペダル。
こんな人に負けるわけにはいかない、と思うのだがなかなかちぎれない。
結局その人はバイクの最後まで抜きつ抜かれつで、ランになってぶっちぎりました。
バイクに乗りながら補給食をとる。
これがなかなか難しい。
粘性の高いエネルギードリンクは、のどが渇いているときは飲みにくくて。何度にも分けて飲もうとして背中のポケットにしまったが、上手くしまえなくて落ちてしまう。
仕方がないのでエネルギーグミを食べようとするのだが、これも口の水分が少ないと飲み込めない。
ボトルにはVAAM2本分を薄めた水が入っていて、それを飲みながらもぐもぐするのだが、なかなかタイヘン。
ドロップハンドルだけではなくて、エアロバーというカブトムシの角みたいなバーを握りしめて腹筋と腸の周りの筋肉を使いながらペダルを回す。
後半になると数秒に一度前を見るだけで、地面を見ながら走る。
体力が落ちてきてふらつくと路上に置いてあるコーンにぶつかる危険もあって、何度かひやひやする。
ものすごい上り坂の丘をひーこらいって登り切ると、遠くに海が見えた。
海を見ながら1km以上の直線の下り坂。
サイクルメーターつけてないので速度は分からないが、多分時速50km超。
路面が荒れていてバイクが暴れる。しっかりハンドル握っていないと転べば相当な怪我のはず。
そこから旧空港から島の外周を回ってまたトランジットエリアへ。
今度はランで取り戻さなきゃ。
バイクでは圧倒的に抜かれた人より抜かした人が多かった。
バイクを降りて、トランジットエリアに押して行くときに、ついヘルメットのストラップを外してしまって審判の人に怒られる。
バイクの後のランは調子が狂うのだが、さて。
続く。
ほうほうの体で1.5kmのスイムを終えると、次は40kmのバイク。
バイクは死ぬ気で頑張れ、一番時間が掛かるので時間の稼ぎどころ、とよく言われる。
スイムの遅れを取り戻さなくては。
スイムを終えた時点で9時を大きく過ぎている。
自分のウェーブが何時スタートだったか記憶になく、1時間以上泳いでいたのかな、と思っていた。
(本当は8時22分スタートで、公式記録は52分強。)
海から上がってウエットスーツの上半身部分を走りながら脱ぎ、トランジションエリアへ。
スイムが遅かったので、トランジションエリアはがらんとしている。
ウェットスーツの下がなかなか脱げない。
ウェットスーツがようやく脱げた後、今度はトライアスロンウェアの上がなかなか着られない。
無駄に時間を食って焦る。
本当はトライアスロンウェアの上はスイムの時にウェットスーツの中に着込むべきものなのだが、濡れたウェアでバイクで時速30kmとか走るとゲリラーの私としては腹が冷えて大変な事故になってしまう可能性もあって、スイム終了後に着用。
バイクのコースは前日レンタカーで下見済み。
ものすごくアップダウンのあるコースで、下見中から嫌気がさすぐらい。
空に向かって一直線に伸びる坂道、とか。
アップダウンを繰り返しながら丘に延びる道、とか。
位置エネルギー無駄遣いしすぎだろ、と突っ込みたくなる。
軽めのギアを使いながら、回転数を一定に保つのがセオリーと聞いていて。
踏んでいくというよりはペダルを回転させるイメージで、とのこと。
バイクで頑張りすぎてランで足つっても仕方ないので。
少し軽めのギアを選んで、回転数勝負。
スイムが遅かったせいか、なかなか他の人に出会わない。
どの位のペースで踏んでいけばランに脚が残るのか分からず、慎重に走る。
今回のトライアスロンでは、ドラフティング禁止。
ドラフティングとは、前走者を風よけにして走ること。
追い抜く際は、右側に大きくはみ出て一気に追い越さなければならない。
スピードが乗っている追い越しの際は危険防止のため「右から抜きます!」と大声で宣言。
しかしバイクは平地や下り坂で抜かすよりも、上り坂で抜かすのが気持ちいい。
スイムで出遅れた分、バイクではなかなか人に抜かれないよう頑張った。
でも途中からずっと普通のスポーツサイクルの人と競り合いに。
私のバイクはスキーとスキーブーツのようにシューズがペダルに固定されていて、脚を引き上げる力も推進力としているのだが。
競り合ってくる人は、通常のフラットペダル。
こんな人に負けるわけにはいかない、と思うのだがなかなかちぎれない。
結局その人はバイクの最後まで抜きつ抜かれつで、ランになってぶっちぎりました。
バイクに乗りながら補給食をとる。
これがなかなか難しい。
粘性の高いエネルギードリンクは、のどが渇いているときは飲みにくくて。何度にも分けて飲もうとして背中のポケットにしまったが、上手くしまえなくて落ちてしまう。
仕方がないのでエネルギーグミを食べようとするのだが、これも口の水分が少ないと飲み込めない。
ボトルにはVAAM2本分を薄めた水が入っていて、それを飲みながらもぐもぐするのだが、なかなかタイヘン。
ドロップハンドルだけではなくて、エアロバーというカブトムシの角みたいなバーを握りしめて腹筋と腸の周りの筋肉を使いながらペダルを回す。
後半になると数秒に一度前を見るだけで、地面を見ながら走る。
体力が落ちてきてふらつくと路上に置いてあるコーンにぶつかる危険もあって、何度かひやひやする。
ものすごい上り坂の丘をひーこらいって登り切ると、遠くに海が見えた。
海を見ながら1km以上の直線の下り坂。
サイクルメーターつけてないので速度は分からないが、多分時速50km超。
路面が荒れていてバイクが暴れる。しっかりハンドル握っていないと転べば相当な怪我のはず。
そこから旧空港から島の外周を回ってまたトランジットエリアへ。
今度はランで取り戻さなきゃ。
バイクでは圧倒的に抜かれた人より抜かした人が多かった。
バイクを降りて、トランジットエリアに押して行くときに、ついヘルメットのストラップを外してしまって審判の人に怒られる。
バイクの後のランは調子が狂うのだが、さて。
続く。
ついにトライアスロン本番(スイム)
(続き物なので「トライアスロンをなめてはいけません」からご覧ください)
前の晩は泡盛の力を借りて早く寝付いたが、夜中の2時に目が覚める。
睡眠不足じゃハードな運動できない、と思って一生懸命寝付こうとしたが、緊張で目が冴える。
やっぱりスイムでびびってます。
深呼吸を繰り返して何とか寝つき、薄ぼんやりと5時に目を覚ます。
天気予報は9時から雨。ちなみにレースは8時から。
トランジションエリアが開くのは6時から。
トライアスロンはスイムからバイク、バイクからランへとトランジットするため、その用意をするのがトランジションエリア。
無駄なく次の競技に移行するためにはちゃんとイロイロ準備しとかなければいけない。
初参加のワタシにはやはり慣れない行為なのでこれまた緊張する。
足に計測用のバンドをつけてもらい、腕に10xxとマジックでゼッケン番号を黒々と書いてもらうと、徐々に自分がトライアスロンに出る、ということが現実に感じられるように。
ワタシは第9ウェーブ。8時から第1ウェーブスタート。140人ごとに時差をつけてスイム開始。
自分のスタートは8時22分。
いや、第1ウェーブの選手見てると泳ぎが速いの何の。自分があのペースで泳げるとはまったく思えない。
第9ウェーブともなると初心者がたくさんいるので、周りも緊張した顔つきの人が多い。
こっちはとにかくリラックス、スイムに関してはタイムにこだわらず、泳ぎ切るのを最優先に、と心を切り替える。
気合いを入れすぎるとカラダが固まってしまう自分をよく知っているので。
トライアスロンのスイムは、上からのしかかられたり、腕で殴られたりして格闘技のようだ、と聞いていて。
ゴーグル蹴られて顔から外れてなくしたりしたら多分パニック間違いなし。
だからみんなよりも少し遅れてスタート。
1周750mのコースを2周回。
コースロープ沿いにそろそろと泳ぎ始める。
コースは左回りなので(以下コース図参照)、自分の左側にロープが見えるように泳げば最短距離で泳げる。
しかし問題が。私は右側で息継ぎをするので、顔は右側に曲げるばかりで左側のコースロープが見えにくいのだ。
しょうがないので周りの人がどっちに泳いでいるのか見ながら泳ぐ。が、これも難しい。
第9ウェーブともなると初心者も多いのか、色んな人が色んな方向に泳いでいたりする。
まっすぐ20mぐらい進んだかな、と思って水面から顔を出してみてみると、コースの右端に近いところに自分がいることに気づく。左端からスタートしたのに。
コース幅は30mぐらいあるので、かなりのタイムロスと体力消耗。
また、プールでは人にぶつかることなどほとんどないけれど。
トライアスロンだと、前を泳いでいた人が急に立ち泳ぎを始めて立ちはだかったり。
クロールで泳いでいた人がいきなり平泳ぎを始めて頭を蹴られたり。
勝手が違うことこの上ない。
ようやく最初のコーナーをクリアして少し泳ぐと、今度は急に前に進まなくなる。
???と思っていると、左へ左へと流されていって、コースロープに引っかかる。
そこに他の人たちも沢山集まってきていて、身動きが取れない。
どうやら、下の図のように前方2時の方向からの潮の流れがきつく、泳いでも前に進まない上に、斜め左後ろにコースの端まで流されてしまっているのだ。
そんな人たちが大量発生。
おしくらまんじゅう状態。
その集団に飲み込まれると周りが人だらけで泳げないので、潮の流れに逆らって人のいないところに出て行くのが不可能。
みんなコースロープにつかまってしのいでいるのだが、それやられるとコースロープが水中に沈むので他の人がどこがコースか分からなくなって減速して泳がざるを得なくなる。
そうすると潮の流れに負けて流されておしくらまんじゅうに参加する人が増える、という無間地獄状態。
まるで追い込み漁で追い込まれるサカナの群れ、みたい。笑。というか笑えない。
まともに泳いで脱出することが出来ないので、コースロープ持って状況が良くなるのを待っていたのだが。
いつまでも待てないので、コースロープを伝って人が少ないところまで移動して、再び泳ぎ始める。
結果的にこの判断が良かったのだと思う。
そうでなければ、強い潮の流れに逆らって人混みをかき分けて泳いで、体力を大きく消耗していたはずだから。
しかしそもそもまっすぐ泳ぐのが難しいのに、強い海流で右往左往。
超水中方向音痴状態。ブラウン運動ランダムウォーク状態。
伊藤のレンマもびっくり(業界ネタなので分からない人はスルーしてください~)。
腕には時計つけていたのだが、スタートの時にストップウォッチを動かすことを忘れていてタイムが分からない。恐ろしく時間が掛かっていることは分かる。
1周回を何とか終わる。どんだけ遠回りして泳いでいるんだオレ、と思う。
後から聞いた話だが、クロールではなくて平泳ぎの方が結果的に速かった、なんていう笑えない例もあるらしい。平泳ぎだとずっと方向確認しながら泳げるからね。
でも大事なことは、1周回を終わって陸地に上がったときに心が折れていなかったことだ。
頑張れるじゃんオレ。頑張れオレ。
ということで2周回目に突入。
私の後には第10ウェーブしかいなかった上に、1周回目が遅かったので人がまばらになってきた。泳ぎやすくていいのだが、人がいないと不安になるのよ、オープンウォータースイムは。
2周目も強い潮の流れは変わってはいなかったが、人が少ないせいで泳ぎやすい。
右から左に流される、という頭があったので、右側に向かって泳げばまっすぐになるじゃん、と思って全力で泳ぐ。
すると、救護のダイバーに「左に向かって泳げ」とハンドサインを送られ、自分がコースの右端にいることに気づいてヘコむ。
そんなこんなで、何とかパニックになることもなくスイムを終了。
救急車が来ていたことに気づいたが、何かあったのか分からないままとりあえず次のバイクに向かってトランジションエリアへ急ぐ。
地面に足が着いていることのありがたさを改めて実感。笑。
後日、スイムを終えたときの自分の写真を見たのだが。
チアノーゼか、っていうぐらい顔色が悪くて笑えた。やっぱり大変だったのね。
続く。
前の晩は泡盛の力を借りて早く寝付いたが、夜中の2時に目が覚める。
睡眠不足じゃハードな運動できない、と思って一生懸命寝付こうとしたが、緊張で目が冴える。
やっぱりスイムでびびってます。
深呼吸を繰り返して何とか寝つき、薄ぼんやりと5時に目を覚ます。
天気予報は9時から雨。ちなみにレースは8時から。
トランジションエリアが開くのは6時から。
トライアスロンはスイムからバイク、バイクからランへとトランジットするため、その用意をするのがトランジションエリア。
無駄なく次の競技に移行するためにはちゃんとイロイロ準備しとかなければいけない。
初参加のワタシにはやはり慣れない行為なのでこれまた緊張する。
足に計測用のバンドをつけてもらい、腕に10xxとマジックでゼッケン番号を黒々と書いてもらうと、徐々に自分がトライアスロンに出る、ということが現実に感じられるように。
ワタシは第9ウェーブ。8時から第1ウェーブスタート。140人ごとに時差をつけてスイム開始。
自分のスタートは8時22分。
いや、第1ウェーブの選手見てると泳ぎが速いの何の。自分があのペースで泳げるとはまったく思えない。
第9ウェーブともなると初心者がたくさんいるので、周りも緊張した顔つきの人が多い。
こっちはとにかくリラックス、スイムに関してはタイムにこだわらず、泳ぎ切るのを最優先に、と心を切り替える。
気合いを入れすぎるとカラダが固まってしまう自分をよく知っているので。
トライアスロンのスイムは、上からのしかかられたり、腕で殴られたりして格闘技のようだ、と聞いていて。
ゴーグル蹴られて顔から外れてなくしたりしたら多分パニック間違いなし。
だからみんなよりも少し遅れてスタート。
1周750mのコースを2周回。
コースロープ沿いにそろそろと泳ぎ始める。
コースは左回りなので(以下コース図参照)、自分の左側にロープが見えるように泳げば最短距離で泳げる。
しかし問題が。私は右側で息継ぎをするので、顔は右側に曲げるばかりで左側のコースロープが見えにくいのだ。
しょうがないので周りの人がどっちに泳いでいるのか見ながら泳ぐ。が、これも難しい。
第9ウェーブともなると初心者も多いのか、色んな人が色んな方向に泳いでいたりする。
まっすぐ20mぐらい進んだかな、と思って水面から顔を出してみてみると、コースの右端に近いところに自分がいることに気づく。左端からスタートしたのに。
コース幅は30mぐらいあるので、かなりのタイムロスと体力消耗。
また、プールでは人にぶつかることなどほとんどないけれど。
トライアスロンだと、前を泳いでいた人が急に立ち泳ぎを始めて立ちはだかったり。
クロールで泳いでいた人がいきなり平泳ぎを始めて頭を蹴られたり。
勝手が違うことこの上ない。
ようやく最初のコーナーをクリアして少し泳ぐと、今度は急に前に進まなくなる。
???と思っていると、左へ左へと流されていって、コースロープに引っかかる。
そこに他の人たちも沢山集まってきていて、身動きが取れない。
どうやら、下の図のように前方2時の方向からの潮の流れがきつく、泳いでも前に進まない上に、斜め左後ろにコースの端まで流されてしまっているのだ。
そんな人たちが大量発生。
おしくらまんじゅう状態。
その集団に飲み込まれると周りが人だらけで泳げないので、潮の流れに逆らって人のいないところに出て行くのが不可能。
みんなコースロープにつかまってしのいでいるのだが、それやられるとコースロープが水中に沈むので他の人がどこがコースか分からなくなって減速して泳がざるを得なくなる。
そうすると潮の流れに負けて流されておしくらまんじゅうに参加する人が増える、という無間地獄状態。
まるで追い込み漁で追い込まれるサカナの群れ、みたい。笑。というか笑えない。
まともに泳いで脱出することが出来ないので、コースロープ持って状況が良くなるのを待っていたのだが。
いつまでも待てないので、コースロープを伝って人が少ないところまで移動して、再び泳ぎ始める。
結果的にこの判断が良かったのだと思う。
そうでなければ、強い潮の流れに逆らって人混みをかき分けて泳いで、体力を大きく消耗していたはずだから。
しかしそもそもまっすぐ泳ぐのが難しいのに、強い海流で右往左往。
超水中方向音痴状態。ブラウン運動ランダムウォーク状態。
伊藤のレンマもびっくり(業界ネタなので分からない人はスルーしてください~)。
腕には時計つけていたのだが、スタートの時にストップウォッチを動かすことを忘れていてタイムが分からない。恐ろしく時間が掛かっていることは分かる。
1周回を何とか終わる。どんだけ遠回りして泳いでいるんだオレ、と思う。
後から聞いた話だが、クロールではなくて平泳ぎの方が結果的に速かった、なんていう笑えない例もあるらしい。平泳ぎだとずっと方向確認しながら泳げるからね。
でも大事なことは、1周回を終わって陸地に上がったときに心が折れていなかったことだ。
頑張れるじゃんオレ。頑張れオレ。
ということで2周回目に突入。
私の後には第10ウェーブしかいなかった上に、1周回目が遅かったので人がまばらになってきた。泳ぎやすくていいのだが、人がいないと不安になるのよ、オープンウォータースイムは。
2周目も強い潮の流れは変わってはいなかったが、人が少ないせいで泳ぎやすい。
右から左に流される、という頭があったので、右側に向かって泳げばまっすぐになるじゃん、と思って全力で泳ぐ。
すると、救護のダイバーに「左に向かって泳げ」とハンドサインを送られ、自分がコースの右端にいることに気づいてヘコむ。
そんなこんなで、何とかパニックになることもなくスイムを終了。
救急車が来ていたことに気づいたが、何かあったのか分からないままとりあえず次のバイクに向かってトランジションエリアへ急ぐ。
地面に足が着いていることのありがたさを改めて実感。笑。
後日、スイムを終えたときの自分の写真を見たのだが。
チアノーゼか、っていうぐらい顔色が悪くて笑えた。やっぱり大変だったのね。
続く。
トライアスロンをなめてはいけません
オリンピックディスタンスのトライアスロンってフルマラソンよりも圧倒的にラクだから。
スイム1.5kmは、泳ぐの苦手でもウエットスーツ着ていればぷかぷか浮かぶから心配ない。
バイク40km、ラン10kmなんてフルマラソン走れるんだったら楽勝。
フルマラソンは下半身の筋肉だけ酷使して4時間。
だけどトライアスロンはスイム上半身、バイク全身、ラン下半身といろんな筋肉使い分けて大体3時間ちょっと。
だからハーフマラソン走れればトライアスロンなんか余裕だよ。
そんな言葉を信じた私がアホでした。
初トライアスロン本番前日の夕方、実際にレースで泳ぐコース、当たり前だが海、を初心者限定で30分だけ試泳できるとのこと。
これで慣れておけば本番はオッケーだろうと思ってもちろん参加。
スイムはレッスンのおかげで1.5kmを35分以内で泳げるようになった。2年かかったけど。
4月なのでだいぶ日が傾く午後5時。ウエットスーツ着て海に入るのを待つ。
防波堤に囲まれた港の中なので波はまったくない。エメラルドグリーンのきれいな海。ここで泳ぐならプールと変わらないだろう、と楽観。
でもスイムキャップを持ってくるのを忘れ、取りに戻ると試泳の時間がなくなってしまうので、ゴーグルだけつけて泳ぐことに。
インストラクターの指示に従ってそろそろと入水。
石垣島とはいえ海水温は20度を少し超えるぐらい。でも手首から足首までカバーされるウエットスーツ着ているので寒くない。
「まずはウエットスーツで浮かぶことを確かめてください、仰向けになって大の字で寝てください」と言われ、「そんなことはプールで何度もやったわい、ははーんさてはパニック防止のためにウエットスーツ着ていれば溺れることはない、と言いたいのね」、と思いながらプカプカ水面に浮かぶ。
それから「よっしゃやったるわい」とおもむろに泳ぎだしたのだが。
プールとは全然勝手が違うぞ。思ったより視界が悪い。泳いでいるのに自分が進んでいるかどうかわからない。
スイムキャップを忘れたので前髪がゴーグルにかかって前が見えない。そして当たり前だが足がつかない。じわじわパニックになってくるのが自分でも分かる。
背中が緊張で丸くなって肺の容量が小さくなり、呼吸が荒くなる。いつもなら4回掻いて一度息継ぎするのだが、2回に一度。過呼吸だ。
あわてて立ち泳ぎして水から顔を出す。また髪の毛がかかって前が見えない。水中でも、浮かんでも両方パニックだ。自分がどこにいるのか把握するのに時間がかかる。
こんなはずではなかったのに。そしてもう一度泳ぎだすのが怖い。波もないし、ウエットスーツのおかげで溺れないと頭では分かっているのに。なぜか心臓バクバク。カラダが言うこと聞かない。
理由はおそらく簡単で、厄年過ぎたオッサンが言うのも照れるがワタシは閉所恐怖症なのだ。視界が悪く孤独感のある空間にいると緊張する。スイム初心者のころはゴーグルに水が入って視界が曇っただけで溺れそうな気がして足をついていた。
過呼吸になるとマズイ。高校の部活の経験で知っている。そのうち体が痺れて動かなくなる。仰向けに浮かべなければウエットスーツ着てても溺れる。焦る。カラダが固まってさらに呼吸が荒くなる。無限ループ。
ヤバイので平泳ぎで顔を出しながら前に進むことにした。前髪で前見えないけど、コースロープが視界に入るところで泳いでいれば、最悪それにつかまればいい。ダイバーもいるし、カヌーに乗った救護員もいるし。
たかだか片道120mほどの試泳だったのだが、一周回して深い疲労を覚えた。足がつくところまで来て心の底から安心した。どんだけヘタレなのかオレ。
正直もう一度泳ぐのはツライ。とても。精神的に。でもちゃんと泳げるようになっておかないと。
ここで怖気ついたままだと、本番では絶対うまくいかないだろう、と変な確信を持つ。心を落ち着かせて、もう一周回泳いで、自信を取り戻さないと。
一生懸命自己暗示をかける。
2年以上たくさん練習したこと。
プールでは何の問題もなく泳げること。
出発前日に大勢のお客様の前で週末トライアスロンに初挑戦します、と思いっきりカミングアウトしたので引っ込みがつかないこと。
ウェットスーツなので絶対に溺れないこと。
波はなくて穏やかな海であること。たくさん、たくさん。
深呼吸。肩の力を抜く。カラダが丸まらないように背筋を伸ばし、視界が悪いからといって近くを見ない。ゆっくり水中で息を吐き、大きくゆっくり水を掻く。
イメージトレーニングをして、意を決して再び海へ。
今度はだいぶマシだ。冷静に泳げる。少しずついつもの調子を取り戻す。だけどたまに呼吸が荒くなって水面から顔を出して平泳ぎ。それからまたクロール。まだ恐る恐るだけど、一回目よりは相当マシだった。
濡れたウエットスーツを持って宿に戻る。ひたすら凹む。明日大丈夫かオレ。正直まだおっかない。せっかく石垣まで来て、みんなにトライアスロン出る、ってカミングアウトしてきたのにスイムで途中棄権?そんなのないでしょう…。
初トライアスロン挑戦を前に、不安だけが募る展開でした(泣)。
続く。
ちょっとミスリーディングな本ですが。
トライアスロンはじめました。: フルマラソンより先にトライアスロンを始めてみた、おどろきの体験記
スイム1.5kmは、泳ぐの苦手でもウエットスーツ着ていればぷかぷか浮かぶから心配ない。
バイク40km、ラン10kmなんてフルマラソン走れるんだったら楽勝。
フルマラソンは下半身の筋肉だけ酷使して4時間。
だけどトライアスロンはスイム上半身、バイク全身、ラン下半身といろんな筋肉使い分けて大体3時間ちょっと。
だからハーフマラソン走れればトライアスロンなんか余裕だよ。
そんな言葉を信じた私がアホでした。
初トライアスロン本番前日の夕方、実際にレースで泳ぐコース、当たり前だが海、を初心者限定で30分だけ試泳できるとのこと。
これで慣れておけば本番はオッケーだろうと思ってもちろん参加。
スイムはレッスンのおかげで1.5kmを35分以内で泳げるようになった。2年かかったけど。
4月なのでだいぶ日が傾く午後5時。ウエットスーツ着て海に入るのを待つ。
防波堤に囲まれた港の中なので波はまったくない。エメラルドグリーンのきれいな海。ここで泳ぐならプールと変わらないだろう、と楽観。
でもスイムキャップを持ってくるのを忘れ、取りに戻ると試泳の時間がなくなってしまうので、ゴーグルだけつけて泳ぐことに。
インストラクターの指示に従ってそろそろと入水。
石垣島とはいえ海水温は20度を少し超えるぐらい。でも手首から足首までカバーされるウエットスーツ着ているので寒くない。
「まずはウエットスーツで浮かぶことを確かめてください、仰向けになって大の字で寝てください」と言われ、「そんなことはプールで何度もやったわい、ははーんさてはパニック防止のためにウエットスーツ着ていれば溺れることはない、と言いたいのね」、と思いながらプカプカ水面に浮かぶ。
それから「よっしゃやったるわい」とおもむろに泳ぎだしたのだが。
プールとは全然勝手が違うぞ。思ったより視界が悪い。泳いでいるのに自分が進んでいるかどうかわからない。
スイムキャップを忘れたので前髪がゴーグルにかかって前が見えない。そして当たり前だが足がつかない。じわじわパニックになってくるのが自分でも分かる。
背中が緊張で丸くなって肺の容量が小さくなり、呼吸が荒くなる。いつもなら4回掻いて一度息継ぎするのだが、2回に一度。過呼吸だ。
あわてて立ち泳ぎして水から顔を出す。また髪の毛がかかって前が見えない。水中でも、浮かんでも両方パニックだ。自分がどこにいるのか把握するのに時間がかかる。
こんなはずではなかったのに。そしてもう一度泳ぎだすのが怖い。波もないし、ウエットスーツのおかげで溺れないと頭では分かっているのに。なぜか心臓バクバク。カラダが言うこと聞かない。
理由はおそらく簡単で、厄年過ぎたオッサンが言うのも照れるがワタシは閉所恐怖症なのだ。視界が悪く孤独感のある空間にいると緊張する。スイム初心者のころはゴーグルに水が入って視界が曇っただけで溺れそうな気がして足をついていた。
過呼吸になるとマズイ。高校の部活の経験で知っている。そのうち体が痺れて動かなくなる。仰向けに浮かべなければウエットスーツ着てても溺れる。焦る。カラダが固まってさらに呼吸が荒くなる。無限ループ。
ヤバイので平泳ぎで顔を出しながら前に進むことにした。前髪で前見えないけど、コースロープが視界に入るところで泳いでいれば、最悪それにつかまればいい。ダイバーもいるし、カヌーに乗った救護員もいるし。
たかだか片道120mほどの試泳だったのだが、一周回して深い疲労を覚えた。足がつくところまで来て心の底から安心した。どんだけヘタレなのかオレ。
正直もう一度泳ぐのはツライ。とても。精神的に。でもちゃんと泳げるようになっておかないと。
ここで怖気ついたままだと、本番では絶対うまくいかないだろう、と変な確信を持つ。心を落ち着かせて、もう一周回泳いで、自信を取り戻さないと。
一生懸命自己暗示をかける。
2年以上たくさん練習したこと。
プールでは何の問題もなく泳げること。
出発前日に大勢のお客様の前で週末トライアスロンに初挑戦します、と思いっきりカミングアウトしたので引っ込みがつかないこと。
ウェットスーツなので絶対に溺れないこと。
波はなくて穏やかな海であること。たくさん、たくさん。
深呼吸。肩の力を抜く。カラダが丸まらないように背筋を伸ばし、視界が悪いからといって近くを見ない。ゆっくり水中で息を吐き、大きくゆっくり水を掻く。
イメージトレーニングをして、意を決して再び海へ。
今度はだいぶマシだ。冷静に泳げる。少しずついつもの調子を取り戻す。だけどたまに呼吸が荒くなって水面から顔を出して平泳ぎ。それからまたクロール。まだ恐る恐るだけど、一回目よりは相当マシだった。
濡れたウエットスーツを持って宿に戻る。ひたすら凹む。明日大丈夫かオレ。正直まだおっかない。せっかく石垣まで来て、みんなにトライアスロン出る、ってカミングアウトしてきたのにスイムで途中棄権?そんなのないでしょう…。
初トライアスロン挑戦を前に、不安だけが募る展開でした(泣)。
続く。
ちょっとミスリーディングな本ですが。
トライアスロンはじめました。: フルマラソンより先にトライアスロンを始めてみた、おどろきの体験記
先週の熊本城マラソン
世の中今日は東京マラソン一色になっていると思うけど、先週の熊本城マラソンについて敢えて今書く。
いいよ熊本城マラソン。何と言っても熊本挙げてランナー歓迎してる。
バーでお客さんからみんな応援の言葉もらったし、ご飯食べに行ってもおかあさんたちから「明日頑張って」と言われる(エントリーしたときにもらった袋持ってたからだけど)。
沿道の応援もとっても温かかったし、運営も凄くしっかりしてた。
3回しかフルマラソン走ったことない私が偉そうに言うのも何だが。
これまでのマラソンの中で一番良かったし、来年も(東京マラソン抽選外れれば、だけど(笑))また走りたい。
前日の夜の7時に市内について、お城の中でマラソンの受付してもらって。
どこでご飯食べたらいいか分からないので街をウロウロしてたら。
渋谷の猫八さんと一緒の看板出してるバーをたまたま発見。
一杯飲んでどこ行けばいいか聞いてみようと思ってふらっと入る。
カウンターにいるバーテンダーの女性と間合いを計りながらギネスパイントで飲んでいて。
というか初めて行くバーとか居酒屋で、店と上手に間合いを詰めていく、というのも吞みの楽しみの一つですが。
彼女が渋谷の店にしばらくいたことが分かり、共通の話題が見つかって少し氷が溶ける。
2月の頭に限定で販売された白州シェリーキャスク2013年とかを頂きながら、何故熊本に来ているかの話になり。
最初は私と3人連れしかいなかった店にどんどんお客さんが入ってくるにつれ、バーテンダーと私、という対面の会話からカウンターの横同士に話が広がる。
結局お客さんみんなと仲良くなって、危うく飲み過ぎそうになるところだった。
店を出る頃には「明日是非頑張ってください」とカウンター中から応援を頂いた。凄く嬉しかった。
マラソン前日にバーでシングルモルト飲んでるランナーも物珍しかったからかも知れないが。
それからすぐ近くの瓢六、というおでん屋さん兼お寿司屋さん(私の気分的にお鮨屋とは呼ばない)兼居酒屋にまたふらっと突入。
馬刺しとかごまさばとか頂き、焼酎のお湯割りを飲む。
上にぎり食べて、おでんもちょっと食べて。
店は、板前さん以外全員お母さん達で、なんか熊本出身の私の母方の親戚の家でごちそうになっているような感じ。
お客さんは100%地元の人ばかり。
とっても美味しく頂いたんだけど、そこでもお勘定もらうときにお店の人たちから温かい声を掛けていただきました。
運営も、エントリー時に大きなビニール袋をもらってそこに当日手荷物を入れて預けるようになっていたり、距離表示が1kmごとにしっかり出ていたり、当たり前のことを当たり前以上に出来ている姿勢が好感度高し。
熊本でマラソン大会あまりないせいか、あるいは市民マラソン的にみんなの知り合いががんがん走っているせいか、沿道の応援が凄く熱心で。
しんどいときに本当に助かりました。
唯一いただけなかったのが4時間で完走するためのペースメーカーの人。
フルマラソン4時間で走るには1kmを5分47秒で走ればいいんだけど、ずーっと5分15秒ペースで走っていて。
そして、複数いるペースメーカーの間でペースがぐちゃぐちゃ。
酷いときは同じ4時間のペースメーカーなのに速い人と遅い人で数百メートル間が開いたりしていた(写真の緑の風船の人がペースメーカー)。
私は25㎞ぐらいまでついて行っていたんだけど、やはりオーバーペースと腰痛のせいでそこから後退を余儀なくされました。
でもそれ以外はゴール後も含めてボランティアの方達も親切で本当に良かった。
運営者の方に心からお礼を申し上げたいです。
いいよ熊本城マラソン。何と言っても熊本挙げてランナー歓迎してる。
バーでお客さんからみんな応援の言葉もらったし、ご飯食べに行ってもおかあさんたちから「明日頑張って」と言われる(エントリーしたときにもらった袋持ってたからだけど)。
沿道の応援もとっても温かかったし、運営も凄くしっかりしてた。
3回しかフルマラソン走ったことない私が偉そうに言うのも何だが。
これまでのマラソンの中で一番良かったし、来年も(東京マラソン抽選外れれば、だけど(笑))また走りたい。
前日の夜の7時に市内について、お城の中でマラソンの受付してもらって。
どこでご飯食べたらいいか分からないので街をウロウロしてたら。
渋谷の猫八さんと一緒の看板出してるバーをたまたま発見。
一杯飲んでどこ行けばいいか聞いてみようと思ってふらっと入る。
カウンターにいるバーテンダーの女性と間合いを計りながらギネスパイントで飲んでいて。
というか初めて行くバーとか居酒屋で、店と上手に間合いを詰めていく、というのも吞みの楽しみの一つですが。
彼女が渋谷の店にしばらくいたことが分かり、共通の話題が見つかって少し氷が溶ける。
2月の頭に限定で販売された白州シェリーキャスク2013年とかを頂きながら、何故熊本に来ているかの話になり。
最初は私と3人連れしかいなかった店にどんどんお客さんが入ってくるにつれ、バーテンダーと私、という対面の会話からカウンターの横同士に話が広がる。
結局お客さんみんなと仲良くなって、危うく飲み過ぎそうになるところだった。
店を出る頃には「明日是非頑張ってください」とカウンター中から応援を頂いた。凄く嬉しかった。
マラソン前日にバーでシングルモルト飲んでるランナーも物珍しかったからかも知れないが。
それからすぐ近くの瓢六、というおでん屋さん兼お寿司屋さん(私の気分的にお鮨屋とは呼ばない)兼居酒屋にまたふらっと突入。
馬刺しとかごまさばとか頂き、焼酎のお湯割りを飲む。
上にぎり食べて、おでんもちょっと食べて。
店は、板前さん以外全員お母さん達で、なんか熊本出身の私の母方の親戚の家でごちそうになっているような感じ。
お客さんは100%地元の人ばかり。
とっても美味しく頂いたんだけど、そこでもお勘定もらうときにお店の人たちから温かい声を掛けていただきました。
運営も、エントリー時に大きなビニール袋をもらってそこに当日手荷物を入れて預けるようになっていたり、距離表示が1kmごとにしっかり出ていたり、当たり前のことを当たり前以上に出来ている姿勢が好感度高し。
熊本でマラソン大会あまりないせいか、あるいは市民マラソン的にみんなの知り合いががんがん走っているせいか、沿道の応援が凄く熱心で。
しんどいときに本当に助かりました。
唯一いただけなかったのが4時間で完走するためのペースメーカーの人。
フルマラソン4時間で走るには1kmを5分47秒で走ればいいんだけど、ずーっと5分15秒ペースで走っていて。
そして、複数いるペースメーカーの間でペースがぐちゃぐちゃ。
酷いときは同じ4時間のペースメーカーなのに速い人と遅い人で数百メートル間が開いたりしていた(写真の緑の風船の人がペースメーカー)。
私は25㎞ぐらいまでついて行っていたんだけど、やはりオーバーペースと腰痛のせいでそこから後退を余儀なくされました。
でもそれ以外はゴール後も含めてボランティアの方達も親切で本当に良かった。
運営者の方に心からお礼を申し上げたいです。
「呑めば、都 居酒屋の東京」を読了
「呑めば、都 居酒屋の東京」、マイク・モラスキー著、を読了。
この本、最近読んだ本の中で一番面白かった。東京、それもディープな街、大井町、西荻窪、洲崎、赤羽などの居酒屋について書いた本だが、昔からの飲み屋がなぜそこにあるのか、知らなかった街の歴史が明らかになる。赤線、闇市、米軍キャンプなどがどれだけ盛り場の形成に影響を与えたのか、などなど。
街の記憶を赤提灯から探る、東京についての本。だけど最初の街はなぜか溝の口。
著者は在日歴36年のアメリカ人、一橋大学社会学研究科教授かつジャズピアニスト。面白いと思うツボが似ているので、読んでいて飽きない。他にも共通項は、嫌煙だけど飲み屋好き、一人飲み好き、中途半端なBGM嫌い、などなど。
居酒屋好きでなくても東京の歴史がわかるので、酒の飲めない人でも読んだら楽しいと思う。
今度溝の口や西荻窪まで走って、取り上げられていた居酒屋行ってみよう。
走って銭湯で一風呂浴びてからの呑みの旨さは、この本の著者は知らないはずなので、ちょっとした優越感。
呑めば、都: 居酒屋の東京 Amazon 2205円
この本、最近読んだ本の中で一番面白かった。東京、それもディープな街、大井町、西荻窪、洲崎、赤羽などの居酒屋について書いた本だが、昔からの飲み屋がなぜそこにあるのか、知らなかった街の歴史が明らかになる。赤線、闇市、米軍キャンプなどがどれだけ盛り場の形成に影響を与えたのか、などなど。
街の記憶を赤提灯から探る、東京についての本。だけど最初の街はなぜか溝の口。
著者は在日歴36年のアメリカ人、一橋大学社会学研究科教授かつジャズピアニスト。面白いと思うツボが似ているので、読んでいて飽きない。他にも共通項は、嫌煙だけど飲み屋好き、一人飲み好き、中途半端なBGM嫌い、などなど。
居酒屋好きでなくても東京の歴史がわかるので、酒の飲めない人でも読んだら楽しいと思う。
今度溝の口や西荻窪まで走って、取り上げられていた居酒屋行ってみよう。
走って銭湯で一風呂浴びてからの呑みの旨さは、この本の著者は知らないはずなので、ちょっとした優越感。
呑めば、都: 居酒屋の東京 Amazon 2205円