本当はブログを閉めたのだけど、これを最後にします。
今日、葬儀も終わり、お母さんは煙となって天に昇りました。
今日は、とても暑い日でした。
青い空に、白い雲。お母さんの大好きだった季節。
どんなに泣いても、棺の中のお母さんは返事をしてくれません。ただ黙って安らかに眠っているだけ。
心の中で、寂しい寂しいと叫び続けた。お母さんにもう一度会いたい会いたいと叫び続けた。
どんなに心の中で叫んでみても、どうすることもできないのにね。
火葬場に到着したのは午前11時過ぎだったかな。
その時は、特に何もなかったんだよ。ただただ暑くてね~、(説明が下手でスミマセン)
暑い日だったので、私は火葬場の外に涼みに行ったんだ。
すると。
タンポポの綿毛か、なんの綿毛かわからないけど、空からフワフワと、まるで雪のように降ってきた。しんしんと降る雪のように。
ただの綿毛なんだけど、とても綺麗で目を奪われました。こんなこともあるのか、って。
その時、心を占めていた悲しい気持ちと怒りの気持ちが、一瞬にして消えていた。
「綺麗だな~」
お母さんは最期に教えてくれたんだと、私は勝手に思っている。
その綺麗だって気持ちは、いまこの瞬間あなたは生きているという証ですよ。悲しみや怒りに負けてはダメだよ。その綺麗だって気持ちを大事にしてね、と。
上手く説明できないけど、お母さんがそう言っているように思えたんだよ。だから、この景色は、お母さんがみせてくれた最期の奇跡。
自然現象なのだろう。
そうであっても、私には「夏の雪」であり、「お母さんの言葉」でもあるんだ……。
いまは、心が寂しい気持ちでいっぱいだ。
お家の中にお母さんは、もういない。
だからなおさら、寂しくなる。
だけど。
少しずつ、少しずつ、前を見て歩きたいと思う。
どれだけ時間がかかっても、必ず前を向いて歩きたい。
夏の雪が教えてくれたことを胸に刻んで、私は生きる。
上手く伝えられなくて申し訳ないです。
さて。これで当ブログは本当に終了です。
ありがとうございました。
それでは、さようなら。
またね。