もうそろそろ半年になるのかな……。

 あの頃はとっても暑かったのをおぼえている。

 いまはもう寒くて雪がふっている。

 流れる時はとても早い。クリスマスもすごそこだ。

 だけど私やお父さんの時の流れは凄く遅い。

 悲しいんだけど、なんというのかな……どうにも言葉で表すのがむずかしい。

 ただ、あの頃よりは少しだけ、ほんの少しだけ前に進んでいる気がする。悲しいことには変わりはないんだ。ふとした瞬間に思い出してズーンって落ち込んでしまったり、もっと色んなことをしてあげたかったなぁ、とか。

 まあ、そんな感じです。

 

 静かに雪がふるこの季節。

 私の好きな季節だ。

 いまはこの静けさが、とても心地良い。

 

 この世から、あの忌々しい病が消える日を祈って、今日は終わります。

 

 

こんばんは。

 

 ブログは終了したって書いたけど、なにかしていないと落ち着かなくて、改めてブログを書き始めることにした。

 

 ブログの内容は決まっていません。その日、その時、なにを考えていたかとか、思い出話だったり、怒りの愚痴だったり、そのような感じで書いていこうと思います。

 

 ただ、現在は体調不良のため、記事の更新は不定期になりそうです。毎日書ければいいけど・・・・・・。

 

 お母さんが、天国に旅立ってから約一ヶ月が過ぎた。

 

 お母さんの持ち物を整理していたら、日記帳が数冊出てきた。日記の内容を書くわけにはいかないけど、あえて書くなら、私はお母さんのことを全然知らなかったなぁ、ということ。超能力があるわけじゃないから、心の中でなにを感じ、なにを考えていたかは当然ながらわからなかった。

 お母さんが生きている間に、もっともっと親孝行しておくべきだった……悪いことが書いてあったわけじゃない。なんというかな、知らなかったことに対する後悔というか、気づかなかったことに対する後悔というか、とにかく激しい後悔が襲ってくるんだよ。

 

 ではどうするの?

 

 まずはお母さんができなかったこと、したかったことを始める。その中には、私が苦手とすることもあるけど、やってみる。

 そしてこれが一番難しいけど……立ち直って、前を向いて歩きたい。べつに格好をつけているわけじゃなくて、それが一番いいのかなって思うから。たとえゆっくりでも、前を向いて歩こうと思う。

 

 最後に。

 

 お母さんのお仕事は、本当に大変だ。いままでありがとう、お母さん。感謝が足りなかったことに、ごめんなさい。

 

 読みにくい文章でもうしわけないです。

 今日はこれにて終了。

 本当はブログを閉めたのだけど、これを最後にします。

 

 今日、葬儀も終わり、お母さんは煙となって天に昇りました。

 

 

 今日は、とても暑い日でした。

 

 青い空に、白い雲。お母さんの大好きだった季節。

 

  

 

 どんなに泣いても、棺の中のお母さんは返事をしてくれません。ただ黙って安らかに眠っているだけ。

 

 心の中で、寂しい寂しいと叫び続けた。お母さんにもう一度会いたい会いたいと叫び続けた。

 

 どんなに心の中で叫んでみても、どうすることもできないのにね。

 

 

 

 火葬場に到着したのは午前11時過ぎだったかな。

 

 その時は、特に何もなかったんだよ。ただただ暑くてね~、(説明が下手でスミマセン)

 

 暑い日だったので、私は火葬場の外に涼みに行ったんだ。

 

 すると。

 

 タンポポの綿毛か、なんの綿毛かわからないけど、空からフワフワと、まるで雪のように降ってきた。しんしんと降る雪のように。

 

 ただの綿毛なんだけど、とても綺麗で目を奪われました。こんなこともあるのか、って。

 

 その時、心を占めていた悲しい気持ちと怒りの気持ちが、一瞬にして消えていた。

 

「綺麗だな~」

 

 お母さんは最期に教えてくれたんだと、私は勝手に思っている。

 

 その綺麗だって気持ちは、いまこの瞬間あなたは生きているという証ですよ。悲しみや怒りに負けてはダメだよ。その綺麗だって気持ちを大事にしてね、と。

 

 上手く説明できないけど、お母さんがそう言っているように思えたんだよ。だから、この景色は、お母さんがみせてくれた最期の奇跡。

 

 自然現象なのだろう。

 

 そうであっても、私には「夏の雪」であり、「お母さんの言葉」でもあるんだ……。

 

 いまは、心が寂しい気持ちでいっぱいだ。

 

 お家の中にお母さんは、もういない。

 

 だからなおさら、寂しくなる。

 

 だけど。

 

 少しずつ、少しずつ、前を見て歩きたいと思う。

 

 どれだけ時間がかかっても、必ず前を向いて歩きたい。

 

 夏の雪が教えてくれたことを胸に刻んで、私は生きる。

 

 上手く伝えられなくて申し訳ないです。

 

 さて。これで当ブログは本当に終了です。

 

 ありがとうございました。

 

 それでは、さようなら。

 

 またね。