「はじめての人のための3000円投資生活」 横山光昭
去年末の「鬼速PDCA」を読み、今度は上記の本を読んで、貯蓄額0の私は考えた、これじゃいかん! と。で、プランニングは鬼速、貯金は投資生活の例にならってやってみようと思ったわけです。アマゾンの書評では結構ボロカス書かれてましたが、貯金しようと思わされたのは確かなので、今まであったらあるぶん使う人間は1度目を通して見ても損はないかも。私はこれ読んで楽天銀行の口座を申し込みました。あとはどこまで続けることができるかが勝負。
「刑事コロンボ 13の事件簿―黒衣のリハーサル」 ウィリアム リンク
コロンボ役のピーター・フォークが没してもう何年経つのだろう、そんなことを考えながら本屋へと赴くと、なんと新刊でコロンボが! しかも原作者の手によって復活している! これは買い! と喜び勇んで購入し、早数年、寝かしつけるというにはあまりにも長すぎた年月です。で、ついに手にして読みました。タイトル通り13の短編が入っており、なんと倒叙(犯人が最初にわかり、その犯罪がいかに暴かれるかを主眼としたもの)じゃない作品も入っている。他の人が書いたのならこれは違うと言えるけど、これは原作者本人の手になるもの。誰も文句は言えません。総じて作品はそんなに傑作でレベルが高い、とは言えないまでも、あのドラマのコロンボが頭の中で動いていく様はやはり楽しい。そして何よりもコロンボ誕生秘話が書かれているところも微笑ましい。
「王妃の館 上・下」 浅田次郎
宝塚の「王妃の館」のチケットを購入し、予習のために原作に手を出した次第。シャトー・ドゥ・ラ・レーヌという由緒正しいホテルに朝と夜とで分けてツーリストが2組のツアー客を入れるというコメディタッチの作品。この人の作品は初めて読んだが、上下巻の長さを感じさせずリーダビリティが高い。大勢のキャラクターを描き分け大団円にはちょっと感動もつけてくれる。そりゃ直木賞もとるわな。達者だもん。よし、次は映画版の「王妃の館」を観よう!
こんな感じで、今年の読書は始まります。皆様今年も宜しくお願い致します。