酔いと読書と好き勝手

酔いと読書と好き勝手

酒好き、本好き、遊び好き。

プライベートの好き勝手を書いていこうと思います。

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 あっという間に1月も終わり、もう2月。私は職場を高槻から梅田へと移し、通勤時間で稼いでいた読書時間をどう捻出しようかと考え中であります。では、今回の3冊。

「はじめての人のための3000円投資生活」 横山光昭
 去年末の「鬼速PDCA」を読み、今度は上記の本を読んで、貯蓄額0の私は考えた、これじゃいかん! と。で、プランニングは鬼速、貯金は投資生活の例にならってやってみようと思ったわけです。アマゾンの書評では結構ボロカス書かれてましたが、貯金しようと思わされたのは確かなので、今まであったらあるぶん使う人間は1度目を通して見ても損はないかも。私はこれ読んで楽天銀行の口座を申し込みました。あとはどこまで続けることができるかが勝負。

「刑事コロンボ 13の事件簿―黒衣のリハーサル」 ウィリアム リンク
 コロンボ役のピーター・フォークが没してもう何年経つのだろう、そんなことを考えながら本屋へと赴くと、なんと新刊でコロンボが! しかも原作者の手によって復活している! これは買い! と喜び勇んで購入し、早数年、寝かしつけるというにはあまりにも長すぎた年月です。で、ついに手にして読みました。タイトル通り13の短編が入っており、なんと倒叙(犯人が最初にわかり、その犯罪がいかに暴かれるかを主眼としたもの)じゃない作品も入っている。他の人が書いたのならこれは違うと言えるけど、これは原作者本人の手になるもの。誰も文句は言えません。総じて作品はそんなに傑作でレベルが高い、とは言えないまでも、あのドラマのコロンボが頭の中で動いていく様はやはり楽しい。そして何よりもコロンボ誕生秘話が書かれているところも微笑ましい。

「王妃の館 上・下」 浅田次郎
 宝塚の「王妃の館」のチケットを購入し、予習のために原作に手を出した次第。シャトー・ドゥ・ラ・レーヌという由緒正しいホテルに朝と夜とで分けてツーリストが2組のツアー客を入れるというコメディタッチの作品。この人の作品は初めて読んだが、上下巻の長さを感じさせずリーダビリティが高い。大勢のキャラクターを描き分け大団円にはちょっと感動もつけてくれる。そりゃ直木賞もとるわな。達者だもん。よし、次は映画版の「王妃の館」を観よう!

こんな感じで、今年の読書は始まります。皆様今年も宜しくお願い致します。

12月末は色々大変でしが、新年を迎え、毎年思う「今年こそ!!」、果たして実行できる日はいつになるのでしょうか? てなことで、本来なら年末に読了してたのですが、今頃の読了本です。

「最高の成果を生み出す 6つのステップ」 マーカス・バッキンガム

ストレングスファインダーから始まり、一応この本で一区切りがついたかな、と感じます。この本では、今までのストレングスファインダー、個人の資質というものをいかに実用に向けて動き出すか、というようなことが書かれています。6つのステップというのは6週間に分けてこの本に書かれているステップを実行し、自分の資質を生かし、やりたい仕事をおこなっていくというもの。言うなれば実用編でしょうか、今までの著作を読んでいれば分かりやすく納得感も違います。

 

「鬼速PDCA」 富田和成

計画性というものが欠落しているので、どうにかならんもんかな〜、と思い手にした本。分かりやすいしこの本自体の熱量が凄い。一通り読んで思ったのは、振り返りは大事。そして、初心忘れるべからず。その間に計画性や実効性の話が出てくるわけだが、考え方、実行の方法などが書かれている。何よりも納得いったのが、これ、我流で作り上げたということ。それがこの本の熱量の源泉になってるんだなと感じました。

「クリスマス12のミステリー」 アシモフ他編

ちょうどクリスマス前に読み始め、年末前に読み終えた本。時期的にちょうどいいかと思い、家にあったのを思い出して探したのだが、その本、確実に家にあるのは確かなのだが、所在は深い本の山と谷の中、探すのを諦め新たに購入しました。見つかったら1冊は誰かにクリスマスプレゼントにしよう(そんな古本は誰もいらんか)。             タイトル通り、12の短編からなるクリスマスをネタにしたミステリーアンソロジーです。個々の作者は結構有名な人も何人かおり、内容もピカレスク的なもの、本格、ショートストーリーとアシモフの面目躍如といったところか。ちょうどイブとクリスマスの時に読んでいたのが、S・S・ラファティ「仮面舞踏会」、エラリー・クイーン「フランス皇太子の人形」で、仮面舞踏会の方はオーソドックスな本格物でいわゆるフーダニット(犯人探し)。フランス皇太子の人形は(本来ならこの作者の方が犯人探しとしては有名で、「読者への挑戦」をいれた国名シリーズはマニアは必読とも言われている)クリスマスのデパートを舞台にした怪盗もの。予告状があり、実際に盗まれるわけだが、この辺りはルパンの活劇をおもいださせる。で、やっぱりクイーン、ちゃんと論理的なオチもつけてくれます。他にも面白かったのはロバート・サマロット「クリスマスの万引きはお早めに」ちょいとした活劇にもなってるし、胸のすくオチもよかった。

 

ということで、今年は去年よりも多くの本と触れ合っていきたいと思います。