母が亡くなってから半年が経ちました。

皆様、心が安らぐようなコメントを本当にありがとうございます。

今の私は、母の持ち物一つ見ても涙が溢れ、また母と行ったことのあるデパートを歩くたび、母が美味しいと言っていた物を見たり食べたりする度にまたもや涙が溢れ、母の仏前でも涙することの生活で、どうにも悲しい状況から抜けきれず、それでなかなかブログを書くことも躊躇しておりました。

もう少し気持ちが落ち着きましたらお返事を書かせて頂いたり、ブログをUPして行きたいと思います。

どうぞ宜しくお願いいたします。
貴方がついに息絶えたとき…

貴方はスーッと…

そして静かに…

まるで雪山に降る白雪のように白くなり…


眠り入る瞼は優しさや慈しみに満ち溢れ…

口元は力が抜けつつも

端正な雰囲気が醸し出され

私は

夢中でそんな貴方に化粧をした…。

クリームを塗り

のばし

眉を描き

アイシャドウをして…

全身全霊をかけながら…

貴方に気持ちを込めながら…

そんな私を見ていた私の娘は

泣きながら化粧道具を自分の手元へと引っ張って…

やがて貴方に化粧をはじめた…
チークをほんわりと入れ

紅筆に全身全霊を込め

貴方の唇を彩っていった…。


化粧が終わった貴方は

あまりにも美しく

荘厳で…。

1人の看護師さんが綺麗だと他の看護師さんを呼びに行き

やがて

先生や看護師さんが

ぞろぞろと沢山来て下さり

とても綺麗だと…。

そしてみんなが貴方の顔を見て

涙してくれた…。

本当に幸せな旅立ちだね…。


とても綺麗だよ…

お母さん…。
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貴方は…

私が傍へ行くと

すごく怒って…

私は悲しくて、良く泣きながら帰ったっけ…。

でも貴方がポツンと言った言葉…。

「いつもいつも足音ばかりを耳そばだてて聞いていて、今度こそ、と思っていてもおまえじゃなくて…。

そんな事を繰り返していて…もう…

疲れた…。」

と…。

足が動かなくなって…

貴方はどんなにか悲しく 不安な想いをしていたんだろう…。

ただベッドに横たわりながら

ひたすら私を待ち続けて…

どんなにか寂しかったんだろう…。

私も今

貴方の存在が何処へも感じることが出来なくて

すごく すごく すごく

寂しいよ…。

寂しさに押し潰されそうになるよ…。


貴方もきっと

押し潰されそうな気持ちの中

私を待っていてくれたんだね…。

私を待っていてくれて

私をいつも想っていてくれて

本当にありがとう…。

貴方に想われていた事を誇りに想いながら

私は前を歩いて生きて行くよ。

お母さん…。

ありがとう。

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