今日3月15日は、父が生きていれば81歳の誕生日でした。
いつの頃からか忘れてしまいましたが、毎年欠かさず誕生祝いをしていました。
今住んでいるこの土地は観光地でもあって、すぐ近くに有名なイタリアンのお店があります。
父が大腸癌を患ってからこちらに越して来たため、家族ではわずか5回しか来店しませんでしたが
ステンドグラスなど飾られてあってとてもお洒落なお店で父のお気に入りのお店でもありました。
葬儀を終え、初めて母と夫と3人で外食。
4人で最後に来店したのはいつだったかと記憶を辿ると、昨年の10月だということを思い出しました。
あの時既に父はあまり食欲がなかったのですが、久しぶりの外食に嬉しそうでした。
今日、あの場に父がいないことが本当に悲しくて、悲しくて。。。
家族を失った方々はどうやってこの悲しみを乗り越えるのだろう、と。
いつか時間が解決するのでしょうか。
あれから毎日泣いてばかりいる母に、それじゃ父が心配してしまうよ、なんてそんな言葉しか掛けられず。。
そう言った自分も実家からの帰り道、
こうしてこの道を再発してからの1年4ヶ月、毎日毎日欠かすことなく父を思いながら車を走らせ、
今日は元気だったと歓び、今日はもうダメかもと嘆き、
それがまだ昨日のことのような、そしてもう随分遠い昔のような、
そんな不思議な感覚を抱きながら、それでも父がもういないことが切なく悲しくて、
止め処もなく涙が溢れるのでした。
私がしっかりしなければいけないのに・・・。
やはりまだまだ時間はかかりそうです。
「 お父さん、 お誕生日おめでとう。
母をちゃんと支えて行くから、ずっとずっと見守っていてね。
たまには夢に出て来てね。」