GOLDMUND MIMESIS 8.2 | 禁断のKRELL

禁断のKRELL

ハイエンドオーディオやヴィンテージオーディオを語っていきます。




GOLDMUND MIMESIS 8.2 1992年 スイス ¥1,780,000




―Hall Of Fame




GOLDMUND MIMESIS 8.2 は一桁ムンドのパワーアンプ最高傑作のひとつ。
―Hall Of Fame ―まさに殿堂入りの名に相応しい至高のアンプ。
非常に彫りが深い音で、雄大なスケール感、重厚感が生み出すダイナミクスが素晴らしい。
硬質で寒色の音場空間にはアルプスの清澄な空気が満ちている。大型モノブロックに
相応しい余裕のある鳴り方である。
車に例えるなら大排気量エンジンの頼もしさ、
やはりターボではダメなんですね。大型機ですが大味だったり鈍い感じはさほどしない。
清楚で気品のある音ですが、柳腰ではなく腰が据わっていて堂々としており、
強烈なパンチが備わっていて、低域には地鳴りのような凄まじい底力があります。
存在感のある荘厳なサウンドで、ハイエンドの至高の高みに達した世界観を完成させている。
ソノリティにはきらめくようなゴージャスな演出があり、そして強烈なムンドの薫りがあります。
非常に濃厚な色気があり、これが美点です。幻想的な女性ボーカルでは唯一無二で最高の魅力があり、
他では得られない素晴らしさ。女性ボーカルの口には濃厚なコクがあり、とても色っぽい。

天上界を思わせる夢幻のごとき音色はまるで夢心地である。 ウットリとさせられ、
陰影感のある一桁ムンドの魅力に惹き付けられた。人工的に加工された清潔感を強く印象付ける音。
全体的にもっと硬質かと思っていましたが、硬質さが基調でありながら、意外にふくよかで
柔軟な表現傾向も感じさせます。バスドラのアタック(輪郭)に弾むような弾力性があります。
柔らかで肉付きをよくした表現力は情緒や官能を生み出す為でしょう。
ヨーロピアン・テイストですが、これをアメリカンサウンドで例えると、ニューイングランド・
ボストンの重厚で密度が高く、穏やかで大人の風格を感じさせる朗々とした鳴りっぷりですね。
ヨーロッパ風のイースト・コーストサウンドの面持ち。情熱的表現でハートを熱く高揚させるのではなく、
聴者を陶然とさせ、アルプスの雪解けを見るような淡い情感を胸中に抱かせる音だ。
Cello Encore Powerとの比較では、小型のアンプでは鳴り方に余裕がなく精一杯な感じで、
このアンプの空気を震わすスケールや重量感は出ません。巨大モノラルアンプMM9.2ほどの怪物的な
低音の凄みはないのだが、本機には相当なスケール感があります。スケール感とセンシティブな反応の
さじ加減のバランスが絶妙で、初期ムンドファンには本機のほうが評価が高いです。
本機こそが最高傑作とする方たちの声も大きいです。
電源ケーブルやラインケーブル、
セッティングに敏感な反応を示すことも特記事項です。クラシック、女性ボーカルなどにお薦めします。
もちろん現代的なソースもこなせます



実効出力:175W (2~8Ω)入力:アンバランス(RCA)1系統バランス (XLR)1系統 シリアルNo.039/040


サイズ:W483×H150×D483mm 重量:35.0kg



参考: これだけ名だたるブランドを遍歴された方が最後に選ばれたのが、GOLDMUND MIMESIS 8.2でした。








価格からの中古相場の下落率を比較してください。元々の個体数にもよるとは思いますが
Celloの方が明らかに値段が高いでしょう。

Cello(マークレビンソン)はプリが秀逸なのでCelloプリとGOLDMUNDパワーの組み合わせなら
安価に大型のパワーアンプが手に入るので良いと思う。
Celloのプリもまた高価なのでCelloのパワーを持っているなら逆も良いでしょう。
GOLDMUNDの純正組み合わせでやっていますが、どうも濃すぎるように感じてしまう。


シリアル 039 040 忘備録


動画①vocal


動画②pop