福岡県北九州市の学習塾「あんきゅう塾」発信の「あんきう語」
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さて、「その1」でお話いたしました、文化祭でのバンド個人発表会。
「枠」を勝ち取るには、やはり練習あるのみ!そして音に厚みを!(うけうりですが)
と、急きょ新メンバーを募集。
ギターはツインに。キーボードさんまで入って、大所帯です。
練習は自分たち素人でやったって仕方ない、といろいろ考えた結果、
「楽器を買ったお店のおっちゃんにお願いしよう」(楽器店のご主人は、いまも北九州の音楽業界で活躍される現役。怖いもの知らず・・)
と、楽器店にお願いに上がりました。
その方から見れば、バンドブームに乗っかった、ただの甘ちゃんバンドの一つに過ぎなかったと思うのですが、
「いいよ、暇なときに、おっちゃんが見てやろう」と、二つ返事で受けてくださったのです。
そして、ご主人がお忙しい時には髪が赤や金で、しかも超ロング、ぴったりと体にフィットした黒い上下に、くさりじゃらじゃらの、いわゆる「バンドマン」さんたちが見てくださったときもありました。
物腰は大変おだやかでした・・・・。
ライブハウスでの練習もそうでした。
切羽詰まってくると、どこでもいいから練習しなければ!となり、バンドマン一色のすんごいライブハウスで、夜遅くまで練習していたのを覚えています。
送り迎えをしてくれた、各メンバーのお父様たちは「なんなんだ、この集団は!!!」といった形相で、車を停めていたのも忘れられません。
こうやって、私たち37度2分は、にわかバンドちゃんにもすぎず、着実に練習する道を開いてもらったのです。
いま、音楽でごはんを食べているかというと、そうではありません。
が、この時の大人たちの寛容さに私たちはえらく助けられたと思います。
音楽がなんぞや、とか、社会がなんぞや、とかまったくわかってない人生の素人に、大人のプロたちの「一生懸命やってるから協力しよう。」という大きな心は、どんな一言よりもきいた気がします。
長くなってしまいました。
次回、オーディション風景をお伝えいたします
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