ピーター・ウィアー「いまを生きる」 | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?


本作品の原題の「Dead Poets Society (死せる詩人の会)」は、主人公、全寮制高校ウォルトン・アカデミーの新任英語教師、同校OBのジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が、同校在学中に結成した詩読サークルで、すべて没した古典的詩人の作品を読むことからつけられた。

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また邦題の「いまを生きる」は、そのキーティング教師が生徒達に教えるラテン語「カーペ・ディエム」、「いまを生きろ」「いまをつかまえろ」から来ている。

1959年のニューイングランド、繊細で傷つきやすい少年ドット(イーサン・ホーク)が全寮制の男子校ウォルトン・アカデミーに入学する。
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彼のルームメイトとなったニール(ロバート・ショーン・レナード)は明るく聡明な人気者だったが、医師になれと言う厳格な父親の支配から逃れられないことに悩んでいた。

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ドットとニールを含む少年達に英語を教えることになったのは新任のキーティング先生(ロビン・ウィリアムズ)。キーティングは型破りな授業でたちまち生徒達の心を掴む。

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キーティングの教育理念は、たとえ人に反対されても、冒険して自分の限界に挑戦し、自分自身の真の創造的声を見出だせと言うことだった。

ニールとドットと仲間達は、キーティングが学生時代に作っていた「死せる詩人の会」を復活させ、新たな生き方を模索していく。

男の子なら、多かれ少なかれ経験するであろう父親の支配。自分も思い当たる。

人生経験の豊富な父親の意見に反論して、我が道を行くのには大変なエネルギーが要る。かく言う自分も父親には逆らえず、結局平凡なサラリーマンになってしまった。

それが一概に悪いとは言えないのだが、自分の意志を通す強さをもう少し発揮しても良かったのではないかと、些かの後悔もある。

結局、映画もキーティングと少年は、父親の側に一種の敗北をするのだが、この理念は、いつの時代にも普遍的なものであり得るのだと思う。

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監督:ピーター・ウィアー
脚本:トム・シュルマン
音楽:モーリス・ジャール
キャスト:
ジョン・キーティング先生:ロビン・ウィリアムズ
ニール・ベリー:ロバート・ショーン・ヤング
ドット・アンダーソン:イーサン・ホーク

原題:Dead Poets Society ( 死せる詩人の会)
上映時間:2時間08分
米国公開:1989年6月2日
日本公開:1990年3月17日
アカデミー賞:オリジナル脚本賞
鑑賞日:2016年9月29日
場所:TOHOシネマズ新宿




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