翔「はよ~っ」


翌日、楽屋に入ると
珍しく智くんがオレに駆け寄ってきて
オレのシャツをクイクイって引っ張る

智「翔ちゃん大変だっ」


翔「え?」
なんすか兄さん
その上目遣いは ?
なにその縋るような目は
アナタ本当に歳上?
なんでそんなに可愛いのよ///////



雅「翔ちゃ~ん もうっ大変だよぉ~」

雅紀も智くんの反対側から
オレの腰に腹に手を伸ばして軽く抱き着いてくる
ふふふっ雅紀♡

なんだ?なんだ?オレ ハーレムか?


翔「どうしたの?2人とも 何が大変なの?」

新聞をサッと後ろのテーブルに投げ置いて
2人の肩を抱いてやる
ふふふっ//////
 


智「ニノがいんらんになっちゃったんだよぉ」
はぁ?


雅「でね?翔ちゃぁんっ  ニノちゃんたら言葉使いが悪いのっ  アイドルなんだからダメだよねぇー?」



2人の視線の先には
頬を膨らましてブリプリ怒ってるニノが
ソファーの真ん中にチョンと座っている


翔「えと・・・  まず順番にね?兄さん?淫乱・・・て言いました?」


智「そーなんだよぉ~ 翔ちゃんっ。 ニノったらね?マツジュンがいるのに  相葉ちゃんとずちゅずちゅしたんだって~  どうしよぉ~っ」
ずちゅずちゅって言った時
智くんの智くんを両手で包んで腰を振って見せた


雅「ひゃひゃひゃっ  リーダー何今の?えっろー(笑)」
雅紀がオレの腰に腕を巻き付けたまま笑うから
オレのオレもずちゅずちゅしたくなる//////


カズ「してないもんっ!勝手にされただけだもん!ばかっ!大野さんも相葉さんもばかっ怒る/////」


ニノは白い顔を赤くして
目を潤ませている
やれやれ・・・


雅「ほらっ翔ちゃ~ん  あの子口悪い~っ」



智「ねー翔ちゃんっ  オイラも相葉ちゃんにずちゅずちゅしてもらってもいい?」
いや、アナタどさくさに紛れて
悪びれずに何てことを・・・


雅「えー?リーダーのをオレがー?」


智「うん」


雅「リーダーのって美味しい?」


智「超うまいぞっ」


雅「うまいぞって  リーダー自分の味知ってるのぉ?」


智「オイラはわかんないけど・・・  ねっ?翔ちゃんっ オイラのアレうまいよなっ?」



翔「はぁ!?」
なになに?
アナタは何を言ってるの?



カズ「大野さんと翔ちゃんてそーゆー関係なんですかにゃ?」
おっ?さっきまで半べそだったニノが
いつものニノに戻った
ホッ と一安心

いやいや!えっ?あれ?
オレ智くんとやった覚えねーけど??


智「あれ?忘れちゃった?昔ハワイでオイラと翔ちゃん同室でさぁー」
はいはい
それは覚えてます



智「翔ちゃんたら   部屋に入るなりテレビのチャンネル えーぶいにしたんだよぉ」


カズ「翔ちゃん最低笑う
あっ
ニノが笑った
ホッ と一安心
じゃなくて!


雅「翔ちゃん」
あれ?
雅紀の声のトーンが
冷たい声色に変わってね?


雅「オレも大人だからさ?子供の頃のことを
やんややんや言う気はないよ?」
さっきまでピカピカの笑顔だった雅紀が
今は超シビアな顔
まるで撮影の時みたいだ
綺麗・・・///////

いやいやっ見蕩れてる場合じゃねぇーっ


足を組んで座った雅紀の隣に
ニノがダダっと走ってきて
同じように足を組んで座る


カズ「でもね?翔ちゃん  それは話の内容次第じゃないすねる?」


そのニノの隣に詰めてもらって智くんが
ちっちぇーケツを納めて座った


仕方なくオレは3人の向かいに1人で座る
居心地悪っ
潤のやつ何してんだよ
早く来いっ


カズ「じゃあ今から裁判を始めますにゃ
え?


カズ「じゃあ大野さん  嘘偽りなく真実を語って下さいにゃ
えー?なにそれ?


智「うんっ  わかった」


せっかく雅紀が戻ってきたのに
なんかオレ前途多難・・・