SAKIMONO  収束情報-八重の桜

NHKの八重の桜、最高ですね。


もう、完全に心を奪われてしまって、、


なんか福島の女性って凛とした強さや美しさがあるんだよね。


おらが高校三年生の時、大学受験の合宿で蔵王に行ったんだけど


やはり地元の高校生が中心に参加していて。おらは完全アウェーだったんだけど


当時、福島の高校って女子高と男子校しかないんだよね。


で、おらの隣の席の女性が福島の女子高生だったんだけど


まぁーーーーーー綺麗で。真っ白な肌に真面目な雰囲気だけども


なんとも、表現しがたい魅力があってさ。


完全にほれちゃったんだけど、受験を控えてたこともあり


結局一言も会話できませんでした。。。



まあ、それは置いといて・・


八重は松平容保の会津藩で


幕末の厳しく過酷な時代の流れの中で、(特に会津藩は朝敵として敗戦したからね)


まだ女性はおしとやかにみたいな時代に


自分の力で切り開いていったわけで。


もう、坂本龍一のオープニングのテーマ曲が流れた瞬間に


萌え萌えのじゅわーって涙が出てくるんだよね。



さて、話はかわりまして





いよいよ、来週の金融政策決定会合で、


日銀は「2%の物価上昇率目標」を設定するとか・・



2%のインフレを毎年おこすことを日銀に約束させるわけで・・



日本のまともだと言われる経済学者は皆、安倍さんはクレイジーだという。



安倍ダノミクス、麻生ノミクスを簡単に言えば


「国債を刷って日銀に買わせ、その金で公共投資をバンバンやって


インフレにしようというわけだ。」


本当に公共事業などで人や資材が不足してインフレになれば


国債の金利など10年ものでも1%未満なわけで


2%のインフレになれば、というか、日銀がインフレを2%約束しているということは


毎年2%カネの価値を下げると約束しているわけなんだから、


企業は価値の下がるカネを借りて


価値の上がるモノや設備にはやめに変えておこうと思うのではなかろうか。


銀行は国債の利回りなど馬鹿らしく、大量に保有している国債を売却して


その金で資金ニーズのある企業に貸すだろう。



そうして、国債が大量に売りに出されば国債価格は下がるわけで


そうなると、国債保有している銀行の含み損を嫌気して、日銀がさらに国債を


買い受けて国債価格を安定させようとする。


そうなると、結局国債価格は高いままで、


国債利回りに魅力がなく国債離れが進む。


もともと日銀はインフレを防ぎ物価安定のためにある組織なのに政府は


日銀に対し毎年インフレを2%約束させようとしているわけで。


そこで問題なのは、日銀はインフレが仮に予想よりもエスカレートして


2%以上になった場合


それ以上のインフレをおさえることが出来るのか?ということだ。


でも、上記のように日銀は国債価格を安定させるために


国債を買って金利があがりにくくなり引き締められない。



つまり、、


政府が刷りまくる国債、それを買いまくる日銀・・


その金で太る公共事業関連企業。


そんな日本円って大丈夫なの?と疑われれば円安は進み


さらに物価が高くなる可能性もあるわけで。


ガソリンなどは最たるものでしょう。


給与は上がらないけど、生活に必要な必需品は安いわけで


なんとか生活ができる恩恵を感じてたのに、、


こんなことして本当に長続きするのか??という意見ですね。





インフレ率(年平均値)の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳


ここ30年のインフレ率。1980年はかなり高いけど、それ以降は割と落ち着いていて

2000年以降は非常に物価は安定している。デフレだから給与が少ないのではなく、

不景気で給与が上がらないけど、デフレでも生活できるというのが正しいという意見も多い。



ここからは、おいらの非専門家の意見なんだけど・・あえて

今日だけは楽観的な意見を言おうと思います。


まず、日本の不景気は中国のモノづくり大国化と大きな


関係があると思っています。


おらの業界なんかはモロだけど、とにかく中国の生産能力


そして品質の向上が著しい。


おらの業界はいわゆる日常品の一般消費財を販売する

ローテク産業なんだけど、総合力では完全に国産よりも


中国工場が上だと断言できる。


実際、オラの業界以外でも日本の中小企業はローテクの


消費財を製造する企業が多いと思うんだけど


それらの産業がこの20年でほぼ壊滅状態なんだよね。


これらのローテクで飯食ってる人たちって、じゃあ明日から


成長産業に転職!なんてことはできない。


工場を閉めて近所のコンビニのパートに出るとか。。


ほんとそんな感じ。おらの会社のように商社に業態転換するとか


そんな感じでなんとか生きてる会社もあるけど、20年前と比べると


中国製などの輸入品は単価も安く、参入障壁も低いので値段の戦いが激しく


国産と同じ売り上げを確保するには1.5倍は量を売らないといけない。


そうなると、そもそも史上に付加価値品にニーズがないし


高付加価値品を創造する企業力もないので


余計にダンピングに走る傾向になる。


ここ6年くらいは円高トレンドだから、日々、輸入品は安くなるので


値下げ合戦でヘトヘトだ。


これが中小企業の売り上げ利益の低迷からの


賃金低下、雇用悪化の原因ではないかと思っているわけで。


そうなると、ある程度の円安は日本への仕事回帰の動きにつながるだろうし


あまりに円安になれば、それは輸出品が努力無しでコストダウンされるわけで


輸出競争力が回復して、逆に外貨を稼ぎだして


一方的な円安にはなりにくいと思うわけです。


安倍さんの訪米をオバマ氏がけん制しているのは輸出倍増を掲げるオバマ氏が


日本の円安政策を嫌気しているとも言われており、


やはり不景気は自国通貨安を味方にした輸出により改善するという


定石ではなかろうかと思うわけです。


円安になれば日本株はドルベースで割安になり買われやすくなる。


株や不動産の価格が上がれば、今まで塩漬けになっていた


個人投資家や法人のお金が動き出して消費活動を刺激するのではないかと。


最終的に日銀がギブアップして国債を買わなくなっても・・


その時には株も土地も上昇し、企業の状況も改善していれば・・


5%、6%の金利がついた国債を買おうかという個人はたくさん


いると思います。また、個人国債だけでなく


一般法人も直接国債購入が解放されれば、5~6%の国債はバカバカ売れる


可能性があるわけです。


いきつくとこは破滅へのチキンレースだとは思いますが、


それまでの道のりにはまだ日本には引き出しとなる資産がたくさんあるので


一気に暴落ハイパーインフレにはなりにくく


しいていえば、経済のギャンブル化が進み、エキサイティングな


ババ抜きがはじまるのではないかと思っています。


そのような新しいルールの時代を迎えるにあたり、それがいいとか悪いとか


論じて激流に流されるのではく、八重のように


どう柔軟にしたたかに対応していくのかを考えなければならないと思うわけです。


まあ、八重は会津のため、日本のために命を尽くしたということでは


全く違いますが・・汗。