備忘録。
まず最初に
今現在、電気も復旧しており、余震の続く中ですが家族共々元気です。
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9/6
午前03時08分
地面からドカン！と突き上げられた感覚で目を覚ますと、次の瞬間経験したことのない揺れに襲われました。
周りでは物の倒れる音、ガラスの割れる音、窓が揺れる音
何より大きな揺れの音
我が家は築年数がかなりいってるアパートなので崩れないか不安でしたが、あまりの揺れの強さにベッドから降りることもままなりませんでした
揺れがやんで、夫とこれは震源地はどこ？
札幌じゃないとしたら、震源地やばいのではないか？
十勝沖地震だったら家族が危険だと話しながらリビングへ行きテレビをつけました
地震の特別番組がまもなく始まり、胆振が震源地ということを知りました
その時の札幌の震度は5
胆振地方は6でした(のちに震度7に訂正されましたが)
私は生まれも育ちも十勝です
小さい頃から震度5の大きな地震を何度も経験しています
ですが、今回の地震はそれよりも強く恐ろしかったように思います
今回十勝は震度3だったので、連絡は後回しにして倒れた家具や落ちて壊れてしまった家電の片付けをしようとしたところ、停電
地震で停電するのは初めての経験でした
そのため、お恥ずかしい話ですがほぼ危機感はなく、すぐに復旧するだろうと思っていました。
翌日の仕事のこともあったので、お風呂に水を貯めてとりあえず寝ることに。
翌朝起きてみると、電気がつかない
ああ、時間かかってるなー。冷凍庫の物どうしよう。
この時点でも危機感はあまりなし。
テレビがつかないのでネットで情報収集しようとするも、つながりづらい
唯一TwitterとFacebookは見れたので、そこで厚真の土砂崩れと北海道全域の停電を知りました
これは、やばいかもしれない…
言い様のない不安が足元からどんどん湧いてきて、ここではじめて只事ではないのだと自覚しました。
きっとコンビニやスーパーの食べ物は既にないだろうと予測できたので、家にあるものでなんとかしないとと思いました。
幸い、水とガスは使えたので人生で初めてフライパンでご飯を炊きました！
炊けるものですね！
炊けるだけ炊いて全部おにぎりに。
仕事は休みになったので、おにぎりとその日の夕飯の為に解凍してあったプルコギを焼いて夫の実家へ
この時、夫がサバゲーの為に購入していたヘッドライトがすごく役に立ちました！
お義父さんが夜勤でいなかったので、その日はそのまま実家に泊まることに。
途中、ガソリンがほぼなかったのでやっているガソリンスタンドを探して2時間並んで3000円分だけ入れられました。
この時も信号は全滅で、譲り合いながら交差点を渡りました。
こういう時、お互い譲り合ってゆっくり進む日本人は素晴らしいなと実感します。
実家には犬もいるので、車が使えなくなる事態は避けられて安心しました。
お義母さんと歩きなれた近所が真っ暗なことは不安だね、と話しながらその日は就寝。
翌朝も停電したまま。
カセットコンロがない実家では、ポータブル(電池式)ストーブをガレージに出してプチバーベキュー
炭をおこすことも考えましたがらまた大きな地震が来ると危険なので、ストーブの上にフライパンを置いてお肉など焼きました。
お昼頃、うちのアパート付近の電気が復活
1度帰りお風呂に入ってお米を炊いておにぎりにしてまた実家へ。
夕方、ようやくお義父さんが地下鉄でかえってこられました。
夜も外でご飯。
そして夜8時頃
実家付近の電気も復旧
お義母さんと手を叩いて喜びました！
2日間で8合分のおにぎりを作りましたが、こんななに作ったのは人生初めて！
こんな時でも温かいご飯を自宅で食べられたのは本当に嬉しかったです。
同じ札幌でも、水もガスも使えていた私の居住区とは反対に、水も止まっていた地区もあります
液状化現象で道路が陥没
東の方では家も倒壊していると言っていました
地盤が比較的硬い地区なこと
実家は築10年の戸建てなこと
地震が縦揺れだったこと
いろんな要因が重なっての無事なんだなと思いました
今回の地震で学んだこと
ஐポータブルガスコンロとボンベは常に常備すること
ஐガソリンは半分になったら満タンにする癖を付けた方がいいこと
ஐ現金は必ず持っておくこと(これは私が全額下ろして振り分けるタイプだったので助かった)
ஐヘッドライトは思いのほか便利！
ஐ手回し充電のラジオライト助かった(電池が売り切れる中本当に助かった！)
ஐデマ情報が多いこと(本当に多かった！Twitterも善し悪しですね)
食べ物や水は、すぐに配給が始まっていたので今回の地震ではそこまで困っていた様子はありませんでした。
何より家が無事だったことが大きかったです
今回の地震で、メールやLINEで心配してくれたママちゃんや本州の友達には本当に感謝です
不足してるものがあれば助けるよと言ってくれたり、本当に危ないなら我が家に逃げておいでと言ってくれたり、人の優しさが本当に嬉しかったです！
札幌は胆振地方に比べたら、被害は少ないです
今日から仕事も始まっていますし、スーパーなども平常運転に戻りつつあります
土曜日に祖母の四十九日法要を行う予定だったのですが、今回の地震で私達夫婦と両親だけで苫小牧(震源地に近い地域)で簡易的に行ってきましたが、苫小牧も営業しているお店は多かったです。
あとは、大きな余震が来ないことを祈るだけ
まだまだ気は抜けませんが、今回のことは本当にいい経験になりました。
この経験を今後に生かして、防災に努めたいと思います。