最近、息子の状況に変化があったので、書き留めておこうと思います。
実は先月、息子に新しい病名が告げられました。
それは・・・SGA性低身長。
っていうか、厳密に言うと多分『病気』ではないんですけどね。
生まれてこのかた、ず~っとチビッコな息子。
2歳を過ぎても平均の帯から下にはみ出してるため、内分泌の外来を受診し、問診や血液検査、レントゲン、成長ホルモン負荷試験などをしてきていたんですが。
その結果、ターナー症候群や慢性腎不全、成長ホルモン分泌不全などの重い病気ではない、ということがわかりました。
じゃあなんで小さいの?
って考えたときに、条件にぴったりあてはまったのが『SGA性低身長』だったのです。
SGAとはSmall for Gestational Ageの略で、お母さんのおなかの中にいる期間に応じた本来の大きさよりも小さく生まれること、だそうです。
息子は30Wで900g、約1か月分くらい小さかったはずなので、まさにこれです。
SGAの子も、ほとんどは2歳までに普通の成長に追いつくそうなんですが、たまに追いつけない子がいて、そうすると将来的にかなりの低身長になる可能性が高いそうです。あと、肥満になる傾向が高かったり、健康面でも心配な要素があるとか。
なので、明確に病気というわけではないのですが、SGAで生まれて、1年間の成長率が基準以下で、かつ(1年様子を見て)3歳時点で基準の大きさ以下だと、成長ホルモンによる治療対象になるとのことでした。
もちろん、息子はばっちり治療対象。
ただ、絶対に治療をしなければいけないわけではない。親御さんの考え方次第、と言われました。
ちなみに治療とは、成長ホルモンの注射。毎日打つので自己注射です。
といっても、私がやってた自己注射ほど大変ではなさそうで、やはり子供が治療してる友人によると、自動注射器みたいのにセットしてポンとするだけみたい。病院によっても違うのかな?
実は結構治療受けてる子はいるみたいで、保育園の先生に話したら、上のクラスにも注射してる子いるよ~って言われました。
先日、この結果を聞いたときは、すごく複雑な気分でした。
重い病気じゃない、というのはありがたいこと。でもやっぱり病的に小さいってことなわけで、その原因は私のおなかの中で栄養が行き届かなかったことにあるわけで・・・
正直、病気じゃないのに治療をする、ってのには迷いがある。でも、本人が望んで小さいわけじゃないし、身長だけじゃない他の要素も考えて、治療してあげたい、とも思う。
って、その日の夜、ダンナに結果を報告して、どう思うって聞いたら、
「だって、お前、治療うけるつもりでいるだろ?」
ぷぷぷ、そうだね。さすが、よくわかってる。
次の受診日は3歳の誕生日のあと。
そこで判断を、と言われているので、治療を受ける方向で考えています。
今まで詳しく書いていませんでしたが。
実はうちの息子、生まれてからすでに4回の手術をしています。
1回目は生後2か月、NICU入院中にヘルニア(脱腸)の手術。
2回目は1歳、2泊3日入院で停留精巣の手術。
3回目は2歳、尿道下裂の手術。
尿道下裂っていうのは、いわばおちんちんの奇形。形成過程で何らかの原因で皮が表側に寄ってしまった結果、息子は生まれつき尿口が付け根にあったのです。
この手術はかなりの大手術で、約2週間の入院を伴いました。
が、その後にうまく尿道が形成されず、組織癒着が起きてしまったため、半年後に再手術。これが4回目です。
この手術は成功し、やっと一段落と思ったら、今度は自己注射。
息子には、負担ばっかりかけちゃってるな、とちょっと可哀想になります。
でも。息子は今日もとってもとっても元気!!
1年前にもやんちゃと書きましたが、成長とともにますますパワーアップしてます。
身軽なのを生かし、保育園のジャングルジムだって一番上まで登っちゃいます(ほんとは3歳未満児は禁止なんだけどね 笑)。
口も達者になってきて、お姉ちゃんと一緒に妖怪たいそうだい1を歌いながら踊ってます。
息子の生まれるまでや生まれた状況を考えたら、今の息子の姿は奇跡です。
ほんと、この程度ですんでることを、ありがたいって思わなくちゃ。
自己注射、ちょっと大変かもしれないけど、親子で頑張ろうと思います。
自己注射親子だわ~(笑)!!