へら鮒は地元の野池でへら師が沢山いたので、ものごころついたくらいにやっすい900円の竿買って玉浮きつけて、練り餌をつけてへら師に紛れ混んだんです。
まぁ何も知らないながらに工夫して行ったもんです
当時4年生くらいで、へら師は常連の既に退職された方ばかりで老いの楽しみとして来てたような方だったので僕は孫のように可愛いがってもらったもんです
道具も当初何も持ってなかったんでよく使わなくなったものを何も言ってないのに貰ったもんです
へら釣りで使う浮き(棒状で目印のついた浮き)なんかはほとんど自分で買ってないのに30本くらいあります(笑)
それから景線の竿立てなんかも頂いちゃったり
色んな出会いがあり、若かりし頃にバイクで事故して杖ついて釣りにくる人や片腕しかない方もいましたし、頑固な人で、嫌われてるけど僕には優しくしてくれた人
懐かしいですねぇ
へら釣りは追求していくと奥深くへらで始まりへらで終わるなんて言葉も頷けます
まず釣りを始める以前の問題で底取ったり浮き調整したり、餌の調合やハリスの太さや使う針や竿
まぁこういうのは釣りを続けて行くと必然的に道具にこだわりが出て来るもんで、それらはまた釣りの楽しみのひとつなんですが、今回僕が言いたかったのはへら釣りは日本人の精神にピッタリなんですよね
精神とか書くと大袈裟な気もしますが具体的に言うと風流や蝉に適ったとこがあるんです
釣りに興味ない人は釣れなければ暇の極みなんですが、はまれば釣れない原因考えたり、技術磨いたり楽しいもんです