今シーズン一番のキーパーソンだった、衣笠
副警視総監の大杉漣さん急逝に伴い、急遽
新キャストに抜擢された杉本哲太さん
大杉漣さんよりお若いし、いつもの役柄は
割とさわやか熱血漢なイメージがあった中、
杉本哲太さんは、見事に衣笠副警視総監を
憑依させてくれました
本当に、前々から青木年男(浅利陽介さん)
と懇意で、悪知恵仲間だった衣笠副警視総監
でした
今回、シーズン最終回には珍しく、ミステリ
ー仕立てで、最初から最後までクライマック
ス
一体どうなるのか分からない展開に、テレビ
の前から離れることもできませんでした
6人の容疑者と言いながら、私の中では、
フェミニストで中身紳士な甲斐峯秋さんと、
一見クールに見えて、かなり正義感が強い
社美彌子さんは最初から除外されていま
した
しかしながら、突然のキャラ変をしちゃう
脚本家さんなので(笑)
ハッキリ言って、不安も多め
と、言いながらも、歴代名物キャラクター
の行動言動が、皆さん実に「らしく」て
細かいネタまで仕込まれたセリフに、終始
ニヤニヤが止まりませんでした
特に美味しかったのは、中園参事官の、
見ちゃったあとの被害に遭ってからの
切れっぷり
それと、ヤクザに正論かまされて、凹んだ
挙句、わざわざ筆跡がバレないようにと、
左手でホワイトボードに挑発を書いた
イタミンの可愛さ
それに加えて、今まで飲まなかった峯秋
さんが点てたお茶を、ここへきて一気
した、右京さん&冠城さん
もう、なんのサービス?!
ってくらい、続々と出してくれましたね
私の中では、最初から容疑者は二人で、
わざわざ代役まで立てた衣笠副警視総監
か、青木年男くらいしから、やりそうな
ヤツはいないと踏んでいました
でも、娘を持つ衣笠副警視総監が、そんな
ことするかな〜?と思っていたら、案の定、
初登場からサイコパスばりばりだった
青木年男の犯行でした
犯人は全く意外じゃなかったけれど、その
後、まさかの特命係に参戦とは
その発想はなかったわ
特命係は「か」で始まり、「る」で終わる
人しか長続きしない法則があるので、青木
くんが続くわけない(本人にもその気は
ない)とは思うんですが
その後、内村刑事部長から今回被害者の
楓子さんのお母さんで、風間組の姐さん
(加賀まりこさん)に青木くんが引き渡さ
れた時は、まさかこれで青木くんは再起
不能になって、特命係に帰れないとかいう、
最速退場ないよね
と心配になりましたが、一発殴られた
くらいで済んだようですね
姐さんの方が骨折しちゃうとか、無茶
しすぎだけど
ゲストの皆さん、いいキャラでしたが、
やっぱり関東人の関西弁は関西人には
違和感ありあり
(徳井優さんはネイティブなので無問題)
その中でも、加賀まりこさんは、流暢な
関西弁に、見事な姐御っぷりがカッコよく
て素敵でした
しかし、ドラマ制作の方々、なるべくゲスト
でちょっとだけ出るような関西人役は関西人
の方にしていただくと、有り難いです
ストーリーに集中できなくなるので
あ、連ドラレギュラーは別にいいんですよ!
回を追うごとに関西弁が上達されていくの
を楽しむという変態がここにいるので(笑)
(これ、特撮で新人俳優さんが段々と
演技が上手くなっていくのを楽しむのと
同じような原理かな?)
いろいろ書きましたが、結果、冠城さんが
卒業することはなく、異例の4シーズン目
に相棒継続?!ということになりました
ね
右京さんと冠城さんて、今までの相棒の
関係性とは全く違うので、話の広がりが
まだまだありそうだし、次シーズンも
楽しみですね
次シーズン、始まるやいなや、青木くんが
特命係から移動して、今度こそ警視庁サイ
バーセキュリティ課ではなく、警視庁
サイバー犯罪対策課の岩月さん(田中圭
さん)の部下になってたりしたら、イタ
ミンファン歓喜なんですけどね