アナログを知らない子どもたち | BLOG::00b工房

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本業は学習塾の経営です。そっちのブログは余所で書いています。
そちらでは書けないこと、最近始めたwebの会社について書いてます。

昨日、ちょくちょく行くお店に行ったら、
アニメ監督の佐藤さんとバッタリお会いしました。
ちびまる子ちゃんとか機動戦艦ナデシコとかの方です。

その佐藤さん、
私とちょうど、ひと回りほど違うみたいです。

私と一緒に居た方も佐藤さんと同年代で、
昔話で盛り上がっていました。

猿の軍団がやばかったとか、
ヤマトも気にはなったけど、
結局ハイジだったよね。
みたいな。


生まれる前だ。。
レジェンドビックリマーク


20年ほど前、佐藤さんがアニメ業界に入った頃のお話になりました。


「コンピュータが無い時代だったからね」
「なんか違ってたよ」
と。



私、
76年生まれですパー

0歳:まんが日本昔ばなし
3歳:機動戦士ガンダム
6歳:CD
7歳:ファミコン
8歳:ドラゴンボール
9歳:Zガンダム、元気が出るテレビ
10歳:ドラクエ1
11歳:逆襲のシャア
14歳:ちびまる子ちゃん
17歳:ポケベルが鳴らなくて。まあポケベル全盛です。
18歳:プレステ
19歳:PHS/windows95→インターネット/新世紀エヴァンゲリオン
 ・
 ・
 ・


今とかこれからの世の中の基盤ができつつある時代な感じ。


なんとなく“狭間”感があります。

アナログな時代を知らないわけではない世代。

ファミコンが無い時代も生きていた。

再放送のガンダムは何となく的に観て、
ガンプラはひと通りやって、
そうこうしてたら、
Zガンダムが来ちゃって、
逆シャアも来ちゃって、
またガンダムに戻って、
ついでになんだかヤマトまで戻ったりしてみたりなんだり流れ星



Wikipediaの話から展開したんです。

あんなもん、
って。

当事者からすれば、
誰が書いてんだ、
って。



ぼくはWikipediaが無いころからインターネットを知っている。
ぎりぎり。

だから、
便利なので使うんだけど、参考程度にしか使わない。

だけど、
最初からWikipediaがあった人たちにとっては、
少し違うんじゃないかと。

だって、
個人名で検索するとオフィシャルなサイトよりも上に来ることも多いし、
何しろ面白かったりする。


「そんなもん、そりゃそうだよ!」
「オフィシャルサイト面白く出来ないもん。プロフフィールとか」
「今後が期待される、みたいな評論もないし」

確かに。


モノゴコロついたときから、
アメーバがあって、
携帯も使えて、
プレステ3で、
wiiで、
ブルーレイで、
地デジで。


そんな世代とはギャップが大きいように思います。


良いとか悪いとかではないんです。

何だかんだ我々は、
ITとか、
デジタルとか、
エヴァンゲリオンとか、
モノゴコロついてからなんですよ。


だけど、
戦争を知らない子供たち、
じゃないけど。

アナログを知らない子どもたち。
みたいな。


そのうちネタにしますが、
“文化”というものにこだわりがあります。
ハイカルチャーではなくて、単なる集まりとしての“カルチャー”。


私が70くらいになったら、
アナログを知らない子どもたちしか居なくなっちゃう。


アナログな匂いが無い世界で老後を過ごすのってどうなんだろか。


そうじゃない世界より、
淋しさが強そうな気がする。
いや、
違う気もする。


けど、
せめて、
自分が生きている間くらいはアナログ臭を残しときたいもんデス。


ちなみにうちは、
14インチの厚型テレビ。
壊れたVHS。

VHSからブルーレイにして科学技術の進歩をおおいにに味わおうかと思っています。
来年くらいに。



などと、
Wikipediaで年表調べながら想う今日この頃。