信じた自分を、なぜ信じ切れないのだろうか。

不細工な面だ。

宇宙と対面して、問い続けるしか、ないのだ。

なぜこんなにも、人と近付きすぎる事を避けてしまうのだろうか。



いつからだろうか。

自分を、殺すようになった。


クソ真面目で、面白みのない、つまらない人間。
自己中心的で、管理を好み、物質世界を真っ当に生きていく、はずだった。

それが、自分のこころの歪さに気付いて、精神世界に目を向けるようになった。




極めて同情的に考えれば、分裂した家族の中立を保とうとするあまり、無意識に自分を殺していたのかもしれない。


感情を抑制するのは得意だ。
悲しみから、怒りから、あらゆるマイナスの感情から、一時的であれ自分を守る事ができる。
自分のこころに嘘をついて、言い聞かせて、全てを理性で支配する。


悟られないように適当に嘘をついて、打ち解けたふりをして、その場凌ぎで生きてきたのだ。


知りすぎる事も、知られすぎる事も、

人間とは、世界とは、真実とは。



ひとりでいたい時こそ人に会えと、誰かが言った。

世界は素晴らしいと、誰かが言った。

沈黙は金。



私は一体何者か?



何者でもない、無力な人間である。






自分を信じるのは、自分しかいない。

自分の背中をそっと押すのが、自分の手でもいい。

自分の手で、耳で、思考で塞いでいる世界と、もっと仲良くなりたい。