受験生の必須アイテムと思われがちな蛍光ペン。
しかし、蛍光ペンなど一切使うな、というのがドラゴン桜 の龍山高校の鉄則である。
蛍光ペン最大の欠点は教科書や参考書にアンダーラインを引いた時点で、「なんとなく勉強した気分」になってしまうことだ。
覚えていないのに覚えたつもりになったり、カラフルに染まった教科書を眺めて、意味なく満足してしまうのである。
これはボールペンなどにアンダーラインも同じこと。
教科書や参考書には絶対に線を引かず、最後まで真っ白な状態を続けるべきである。
それでは、どうやって重要なところをチェックして、覚えていけばいいのか?
これはもうそれぞれノートに書き写していく事に尽きる。
なぜかというと、要点を書き写すとき、必ず手を動かすことになる。
ノートは別にカラフルにしても問題ない。
ただし、それにあまり時間をかけ過ぎない事。
蛍光ペンで視覚を頼って暗記するよりも、実際に手を動かしながら覚えていくほうが脳の活動が促され、より効果的に暗記 することができるんです。
また線が引かれていると覚えていない所まで覚えた気になったり、もう一度勉強する気がそがれてしまうのです。
「色が塗ってあるほうが重要項目をチェックしやすい」というのは、錯覚でしかないんです。 つまり、「ノート汚して、教科書汚すな」ということです。
テレビでもおなじみの脳科学者の茂木健一郎さんにインタビュー!発売と同時に38万部の大ベストセラーとなっている『脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」』 と音楽から脳をアプローチしている『すべては音楽から生まれる 脳とシューベルト』の最新作2冊、そしてご自身について伺いました。 喜びとともに脳の強化回路が回る学習、集中力、記憶力が増す方法、読書の仕方……眠っていた脳がグングン動き出す茂木式勉強法!