このブログは、小学校受験合格の可能性が極めて低かったわが子を小学校受験で第一志望校合格へと導くことができた受験体験記録です。
小学校受験を目指すパパ・ママに、お受験塾やお教室では聞けない本当に家庭でおこった問題と解決方法、また全く期待できなかった学力を基礎重視法で本番に間に合わせた勉強方法等をお伝えできればと思っています。
内容は、私達のおてんば愛娘をお受験モードに向けていった体験記と偏差値を37から58.5に引き上げた具体的な勉強方法、娘を徹底観察して生みだした独自面接対策、そしてこれまでの読者の方々の合格体験記や失敗談等様々なことを
全49章、315ページ(A4)にまとめた実話をもとにした体験記です。
情報コンテンツとして制作するために、私的な情報の提供と多くの編集時間を要しましたので、有料版としてご提供させていただています。
本ブログでは、第1章を掲載しますので、内容のご興味をお持ちいただいた場合は、是非有料版のお申し込みをいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
【現在の小学校受験の問題点】(個人的見解です)
「小学校受験」と言う言葉は、今でこそ一般化していますが、私たちが幼少期であったときを思い浮かべると、まだまだ一部の人たちが私立小学校に行っていた、という印象が残っています。
一般化したことで受験者が激増し、その対策が過熱化、幼稚園生が塾にいくということが、当たり前のようになっています。
決して悪いことではないと思いますが、取り組み方を間違えると本当に取り返しがつかないことになりますので、しっかりと理解をしてから取り組みことをお勧めします。
以下は、その課題・問題点等にふれてみたいと思います。
<集中する試験日程>
主要校の試験(考査)日は、だいたい11 月の特定日に集中します。
一時、ばらけることもありましたが、また集中型に戻っているようです。
試験日が集中することは、「沢山の学校を受けられない!」、「がんばれば数校受けられる!」という不思議な問題を生み出してしまいました。
沢山受験したからといって合格できるわけではありません。私は複数受験が出来ること自体が私達の考えを迷わせていると思っています。
私たちは、子供に合った学校、という観点から夏前に志望校をほぼ絞り込んでいましたが、どうしても模試などでよい成績をとったりすると「できるだけ良い学校に!!」と考えてしまいます。
この「良い学校」とは何をさしているのでしょうか!?
私たちは絶対に「子供に合った学校」という観点を見失わないようにしていましたので、あまり惑わされることはありませんでした。(秋になってやっと学力が追いついたので途中で欲が出ることもありませんでしたが・・・)
これから小学校受験を考える皆様に経験者としてお伝えしたいのは、
『第一、第二志望校をできるだけ早く絞り込む』 ということかと思います。
数打ったら当たる、ということはないかと思います。
しっかり絞り込んだ第一志望校1校だけを受験して見事に合格する人もいます。
それには、子供と学校の適正を良く見極め、気になる学校は行事ごとに足を運んで在校生を見てみる等々をして、志望校を出来るだけ早く決めることです。
<総合的な入学試験>
一時期小学校受験の要素は「ペーパーが全て」と言われていることがありましたが、今はペーパーだけが満点でも基準点に達しない入学試験構成になっているようです。
特に「行動観察」の評価がかなりのウエイトを占めています。
必死にペーパーをこなすスケジュールを立てて、遊ぶ時間を惜しんで机に向かわせても、外でお友達と遊んで室外学習した方が良い影響を及ぼすことが多いと思います。
これから発信する来年度の受験問題等でもペーパー要素だけではない課題をお伝えしていきます。
<関係者であれば準備は必要ない!?>
これも一時期小学校受験の裏の面として、よく問題になりました。
実際はどうなのか、というと最近では完全に実力主義になってきているようです。
もちろん、一部の学校は未だに関係者重視というところもありますが、関係者も全員合格にしていたら全てが関係者入学になってしまいますので、関係者といえどもしっかり準備をしないといけないことは間違いないと思います。
裏を返せば、スタートラインは同じということです。
全ての人が実力入学を目指している、と思って1年間準備をしなければいけないといことかと思います。
<受験対策を間違えないために>
どうしても小学校受験に合格させたいと思い込むあまり、見失いがちになるのが「家庭の方針」です。
塾に行くにしてもいろいろな教育方針を持った塾がありますし、良い学校に何人入るかで塾自体の社会的評価が決まるので、子供の本質を考えずに勉強だけを押し付けようとしているところもまだまだ沢山あるようです。
でも、どんな教育環境であっても必ず家庭の教育方針をしっかり見つめながら、常に軌道修正をしながら進んでいけば大丈夫だと思います。
「子供にどこで、どんな教育をうけさせようか!?」と焦って考える前にまずパパ・ママでしっかり「家庭の教育方針」を話し合ってきめることが大切だと思います。
これから始まりますが、あまり一気に考えすぎずにまずは「家庭の教育方針」をゆるぎないものに確立させることから初めてくださいね。
~第1章~
1.家族の絆を深めた小学校受験体験記 : 試行錯誤の記録
「お受験を正しく理解することからはじめました」
【まずは「お受験」を正しく理解する】
「お受験」という言葉は、何とも複雑な響きのする言葉です。
多分、殆どの人が母親や父親のことを「幼少期の子供に受験なんてかわいそうだ!」と非難し完全に否定的な目を向けていることと思います。
いろいろ言われていますが、私たちが目的としたことは一つ、
「自分の子供に良い環境で教育を受けさせたい。」 ということでした。
人によっては確かに学校そのものにこだわる人もいますが、徹底的にこだわらなければいけないのは子供が育っていく「環境」だと思います。
家庭の教育方針にあっているか、子供が伸び伸びと幼少期を過ごせるか、好きなことに集中して打ち込めるか等々・・・
受験の最中は、
「しっかりした大人に育てたい!それには幼児期から年少期をしっかりした教育環境で・・」 という気持ちと、
「幼稚園受験、小学校受験などとんでもない!大いに遊んで子供らしい子供になってほしい!」
という気持が日替わりで心に現れ、父親として苦悩の日々が続きました。
遊びから全てを学んでいく幼児期にお受験なんて、と心では本当にそう思っていましたし、小学校受験を終え私立小学校に通学させた後でも思っています。
実は受験を志したのは小学校受験が初めてでありません。
2歳と3歳の秋と2年続けて幼稚園を受験しましたが、がんばった甲斐もなくあっさり不合格でした。
正直、パパとしてはあまり真剣になっていなかったのですが、それでも「親のがんばりが足りなかったからだ・・・」と落ち込む反面、内心ホッとしたような複雑な気持でした。
そして、懲りずに挑んだ小学校受験。
世間で言われている「お受験」を伸び伸びと子育て主義の「パパ」として、またある時は、躾をしながら勉強させて良い環境で育てたいという教育第一主義の「お父様」として、両方の立場で奮起し、心の中で様々な葛藤を起こし・・・
娘を小学校受験で第一志望校に合格させることができたわが家の受験日記、勉強方法を記録しました。
ぜひ「受験について否定的なパパ」、「ママが真剣で今一歩その気になれないお父さん」にも参考にしていただきたいと思います。
これから2026年入学の小学校受験を目指しているご家族に1年間その時期にあった勉強方法も発信していきます。
わが子は全く小学校受験をするには学力が足りませんでしたが、マイペースで続けた基礎中の基礎から身に着ける方法で一気に学力をつけました。
そのお勉強方法をお伝えできればと思っています。
最も気を付けたのは、
「最終的に面接の日に、考査の日に間に合っていれば良い!」 ということ。
途中の模擬テスト等も気になるところですが、そこはご両親が如何に気持ちを押さえ、お様を信じて上げられるか、にかかっています。
来年の秋に学力が間に合っていればいいのです。
まだまだぼんやりとしか小学校受験を意識していないパパ・ママも、しっかりと志望校まで決めているパパ・ママも、来年に向けてがんばりましょう。
「まだ、1年あるからね・・・」
と思っていると、本当にあっという間に季節が巡ってきてしまいます。
ここでは、小学校受験塾や参考書のようなお手本的な情報発信はできませんが、確かに自分たちが通ってきた道筋をできるだけ事実に忠実にお伝えしていきたいと思っています。
【最近の小学校受験って、どうなんだろう?という疑問】
近年のお受験の加熱具合は、相変わらずすごい状況にあります。
特に最近、子供が中心となる事件が多くなっているので、今までに増して教育環境に拘るパパ・ママが多くなっているように思います。
でも、私立・国立小学校のキャパシティは本当に少ない為、当然、入学の為の条件が厳しくなってきていることは仕方がないことかも知れません。
学校側も、いろいろなご家庭が小学校受験を志していることについては色々な面で問題視しているようで、学校毎に特徴がでてきているようですが、一般的には以下のような傾向にあるようです。
(1)学校の教育方針に出来るだけ合致した家庭の子供に入学してもらいたいために、型にはまった、いかにもという教育を受けてきた子供を見極める面接や考査を実施している。
(2)従来のペーパー重視型から行動観察重視型に変わってきている。特に複合的な問題を中心にして「作らせた子」を見抜くようにしている。
(3)面接では、面接官の自由質問も学校によっては取り入れ、模範解答的な面接問答ではないやり取りを行うことにより本当の家庭の姿を引き出す努力をしている。
(4)受験校を絞り込ませるため、比較的偏差値が高い学校は試験日が同じ日に集中する傾向に戻ってきている。
まだまだ細かいことはありますが、大きくはこんな傾向にあるように思います。
2.家族の絆を深めた小学校受験体験記 : 面接講座
「たかが面接、されど面接、恐るべし面接」
この項では、わが家は本当に面接など受けられるのだろうか、勢いで受け答えをすれば大丈夫ではないか、と葛藤しながらも、わが子を1年間で第一志望校に合格させることができた、パパが独自で考えた面接問答をお伝えします。
小学校受験では、パパ・ママの面接は最も重要な要素です。
それなのに、受験するパパ・ママの殆どがお受験塾やお教室で「模範的問答集」を手に入れて、面接官が飽きてしまうような同じような問答をしてしまうことになります。
ここでは、受験塾やお教室で添削してくれる模範的な問答等では合格は望めないかも、と考えたパパが市販の「面接問答集」は参考にしないで、自分の子供を観察しながら「我家のことやこの子のことをどうやって説明すれば短時間の面接で分ってもらえるか??」ということを考え、独自に作成した「面接問答集」をお伝えします。
言いまわしや言葉使いに多少の違和感を覚えるかも知れませんが、実際に私はこの問答集を穴が開くほど見返し、覚え、自分の言葉にして、どんな質問が来ても自分がまとめた問答に結び付けて問答できるようにしました。
面接本番当日まで修正を繰り返し、自分なりに最良のものに仕上げました。
受験した学校では面接官を圧倒するほどに語りつくし、殆どの面接官が私の説明に思わずうなずいていました。(そのような気がします・・・)
是非この問答集を参考に、ご自分のお子さんをよく観察してどうすればお子さんが引立つかを考えて、ご自分の言葉になるよう修正していただくと良いかと思います。
例えば、以下のような問答です。
【教育方針】
第1章では必ずどこの小学校でも聞かれる、また形を変えた質問にも応用して答えられる「教育方針」です。
教育方針を早いうちからしっかりまとめていると、全てにおいて筋が通るようになります。
勿論、数ヶ月をかけてはじめにまとめた問答をお子様の観察をしながらどんどん更新していくことが必要かと思います。
■面接設問1■
《お父様、教育方針についてお聞かせください。》
「幼児期は、あれこれだめと言わず、いろいろな体験をさせてその自分の体験を大切にするように教えてきました。
夢中になっていることは思う存分させてのびのびと自分を表現できるようになるように見守ってきました。
少し成長しましてからは、その自分の体験から人に対する接し方や物事の善し悪しを覚えて、自分らしさを保ちながら協調性や自制心、礼儀が集団生活の中でできるようになるように心掛けてまいりました。
のびのび個性ばかりを尊重するだけでは個性がわがままになりかねないと思っていますので今は我慢することの大切さを教えています。
人との触れ合いで友達にやさしくされたことやいやな思いをしたこと、誉められたことや叱られたことは、なぜそうなったかを考えて、やさしくされてうれしかったことは人にも同じようにやさしくする、そしていやな思いをしたときはなぜそうされたかをよく考えてみて人には絶対に同じことをしないようにと教えています。
最近友達と一緒にいる子供をみていますと随分身についてきたようです。
また、自然や生き物に親しみ自分で見て触って美しいものや自然そのものに感動する心と命を大切に思う心が育つようにも心掛けております。
何と言いましても親が手本となってあげることが一番大切ですので、日頃の挨拶や人に対するやさしい気持ちや感謝の表し方などは一番近くにいる私達から学んでほしいと思い、日頃から子供の手本となれるように心掛けております。
しかし、親としての役割は親が道をきめるのではなく、自分自身で様々な直面する問題を乗り越えていくためのよき理解者、相談役になっていきたいと思います。
子供の話にはどんな小さな事にも耳を傾けて、私達が子供を愛しているということを伝えつづける事で自分が愛されていることを実感して、自分の存在に自信を持ってもらい、そして他の人のことも認めて人のために尽くせるようになってほしいと思っております。」
今読み直すと「少しわざとらしいかなぁ」とか「こんな思い入れを熱弁したのか」と少し恥ずかしくなりありますが、受験時期は全くそんなことは思いもしませんでしたね・・・。
気をつけたことは、面接官がパパ、ママどちらを向いて質問してきても大丈夫なように「パパ用」と「ママ用」の問答を用意しました。
ママの場合はあまり語り込みすぎずポイントのみをゆったりと回答するように、またパパの場合は如何に父親も子育てに深く係わってきたか、ということを相手に伝えるため語りこむことが大切と考えました。
ママ用は今後発信しますね。
3.家族の絆を深めた小学校受験体験記: 読者受験者からの成功・失敗談
この項では、合格者からの成功・失敗談については、本メールマガジンを購読いただいたパパ・ママから寄せられた「成功談」、「失敗談」、「お問合せ」等を発信していきたいと思います。
どんなことを読者のパパ・ママが実践していたか、何故合格できたのか、こうしておけばよかった、等、皆様の参考になる内容です。
是非、参考に、そして反面教師(?)にしてくださいね! 尚、ご本人を特定できないように学校名、個人を特定するような内容については、発行人が編集していますので、ご了承ください。
※購読は以下2つの方法でお申し込みいただけます。
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◇製本データ版:
「家族の絆を深めた小学校受験体験記 製本版」/PDF版
(1) PDF版概要:以下3項目を49章にわけてまとめています
1. 家族の絆を深めた小学校受験体験記: 試行錯誤の記録
2. 家族の絆を深めた小学校受験体験記: 面接講座
3. 家族の絆を深めた小学校受験体験記: 読者受験者からの成功・失敗談
(2) PDF版詳細
・容量…A4判315ページ
・購読価格…3,300円 (税込)
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